台北 2015年1月番外篇 『ホラー映画』
1月に行った台北旅行を長々と取り上げ、3月半ばまでかかってしまいした。
今回はあまり気合いを入れてなく、下準備もおろそかに。
現地に行ってもオタク的行動は最小限となり、怪奇伯爵の旅としては最も平凡といえるでしょう。
本当なら、台北のDVDやゲーム事情を調べるべく、『光華商場』(台湾のアキバと呼ばれている)で半日時間を取るのですが、2泊3日ではちょっと厳しかったです。
そうはいっても、やはり海外でホラー映画DVDを漁るのが最も楽しい!!
これなくして、台北に来た甲斐なし!!!
ということで、ホテルから徒歩圏内の、行きつけの店を再訪してきました。
時間は20時頃でしょうか?
台北駅近くということもあって、人通りはかなりのもの。
同じようなDVD・CDショップが2軒並んでいます。
客層はティーンズらしき女の子が多いですね。
アイドル(日本や韓国あたりが人気らしい)系のCDを物色している様子。
DVDコーナーは、親父風の男性が多いようです。
別にエロいDVDは、そこには並んでいません。
ハリウッド等の一般作や、中国のドラマなぞを物色しているようです。
そんな親父に混じり、伯爵はホラー映画を探します。
大抵は、背表紙しか見えない状態。
熱意がなければ、骨の折れる作業でしょう。
背表紙が黒にタイトルが赤など、ホラーっぽい作品は何となく判るので、あたりをつけて引き出します。
今度は、ジャケットの表裏で判断。
既に日本でも発売されていて、鑑賞済みの作品も混じっていますので、ジャケ裏に掲載された僅かな画面写真を手掛かりに判別します。
台北では、当然ながらタイトルやジャケが別モノになっていることが多いからです。
日本でレンタルできるような作品を、わざわざ台北で購入する愚かさは避けたいものです。
残念ながら、伯爵は何度かミスっています。
では売られている作品に目を向けていきましょう。
伯爵の主観によるものなので、事実かどうかの検証はしておりませんが…。
一般作を含めてDVDを大別すると、欧米・タイ・韓国・日本・中国となっております。
台湾オリジナル、特にホラーの数は極少。
数的には欧米が多いでしょうか。
ホラーにスポットを当てるならば、かなりの低級作品も入っており、日本よりも発売が早そうです。
低級ホラーは特価の対象となり、日本円にして150円ぐらいまで値下がりします。
特徴的なのは、タイのホラー作品が充実していること。
新作は日本円にして1500円程度。
これも、やがて値崩れして最低150円程度まで下がる事もあるようです。
ただ、前回売っていた作品が、今回は消えていた!なんてこともあるので、このあたりが判断の難しいところ。
日本でもタイ作品は発売されていますが、未発売の作品も多いことが解かります。
以前はタイのZ級クラスも多数売っていましたが、今回は消失していました。
他に、日本や韓国作品もそこそこ揃っています。
韓国ホラーも、日本でリリースされる可能性は高いのですが、それでも未発売作品を何度か発見しました。
ただ、今回は随分と品薄。
たまたまなのか、下火になったのかは不明です。
中国作品は、大陸ドラマが多いようです。
ただし、ホラーは殆どありません。
今回気になった作品は『鬼醫院』『6:66鬼替身』『鬼4厲』『鬼亂5』『鬼三驚』『凶地』の6作品です。
なんと全てタイ作品。
タイのホラー生産力には一目置かざるを得ないでしょう。
ちなみに、タイトルに『鬼』が多数使用されていますが、中国語で『幽霊』を指す言葉だそうです。
最後に。
海外のDVDを日本で鑑賞するには、注意が必要です。
まず映像記録方式というのがあります。
これには2種類あって、日本はNTSCというもの。台湾もこれです。
もうひとつはPAL方式で、主にヨーロッパ圏内が採用しているようです。
次にチェックすべき項目は、リージョン。
NTSCで記録されたものでも、リージョンが違えば一般的なプレーヤーでは見ることができないのです。
ちなみに日本はリージョン2。
アメリカは1で、台湾は3が多いですね。
つまり、日本国内の一般的なDVDプレーヤーでは、視聴不可となります。
ただし、台湾ではリージョン3の他に、リージョン・フリーというのが存在します。
これなら、リージョンの制限は受けず、どこでも鑑賞可能という訳です。
ちょっと注意してほしいのは、DVDソフトに記載された内容が誤っていることもあるということ。
リージョン・フリーとなっていても、リージョン3であったり、その逆もあったりします。
その制限を受けたくなければ、たとえばプレーヤーでリージョン・フリーのものを購入したり、他にも幾つかの方法があったりするようです。
言語や字幕にも、注意が必要です。
台湾で手に入れるのならば、日本作品以外は音声や字幕に当然日本語はありません。
よくて英語の字幕、悪くて中国語の字幕のみという設定です。
中国語といっても漢字なので、何となくイメージは掴めることもあります。
ただ、私のように心得のない者は、台詞をきちんと理解するのに相当の労力を要するでしょう。
本記事にて、2015年1月台北旅行記は終了です。
次回より、再びホラー映画レビュー中心の記事になります。
ガラリと内容が異なりますので、旅行記事のみご存知だった皆さんはご注意ください。