格闘映画 レア

2014年9月14日 (日)

本日の映画 『シンデレラ・ボーイ NO RETREAT NO SURRENDER』

『シンデレラ・ボーイ /NO RETREAT NO SURRENDER』

1985年 香港 監督:コリー・ユン(ユン・ケイ)
主演:カート・マッキニー  注目俳優:ジャン・クロード・ヴァンダム

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私のブログ内では久し振りの、『格闘映画レア』カテゴリー作品です。
ヴァンダムの無名時代の作品ということで、彼の隆盛期に日本でもビデオ化されていました。
ヴァンダムのアクションとしては、『サイボーグ』や『キックボクサー』と比較してインパクトに欠けますが、全体的な存在感は十分にあります。
当時はヴァンダム目当ての鑑賞でしたが、再鑑賞するとコテコテの演出が心地良く、笑わせてもらいました。いや、格闘映画マニアにはウケルッす。たぶん……。

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主人公ジェイソンは、ロスの空手道場で日々稽古に励んでいた。
親父が師範なのでソコソコの実力はあったが、ブルース・リーへの憧れが異常に強く、稽古中のパートナーにさえ突然「あチョー」なる怪鳥音を発して技を試す始末。
親父に何度も注意される、ちょっと困った存在だ。

ある日、3人の怪しげな輩が、道場を訪問。
彼らは正体不明の犯罪組織で、有力な道場を傘下に治め、金儲けを企んでいたのだ。
正義感の強いジェイソンの親父は、当然ながらこれを拒否。
すると、用心棒キャラが闘いを挑んでくる。
一人目との対戦は親父に分があったものの、次の格闘家イワンの実力は圧倒的だった。
親父の足は、ブロークン。
それを見たジェイソンは、怒りに駆られてイワンに挑むが、全く歯が立たなかった。
この出来事が元で、親父は道場をたたみ、ジェイソン一家はシアトルへと移住する。

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引っ越し早々、ジェイソンにはRJという友人ができた。
二人はすぐに意気投合し、行動を共にする。
しかし、これを良く思わない人物がいた。
隣人スコットである。
いじめっ子気質のスコットは、RJを目の敵にするが、ジェイソンがそれを救う。
スコットの苛立ちが募る中、ジェイソンは全米チャンピオンが師範という道場に入門を試みる。
運悪く、スコットは既にそこの道場生であった。
スコットの奸計によって、実力者たちとのスパーリングをする羽目になったジェイソン。
根性は見せたものの、ボコボコにされて退散。

さらに、道場生たちとの諍いは続く。
意中の人キャリーの誕生パーティーに参加したジェイソン。
キャリーはかの道場師範である全米チャンプの妹で、周囲には常に道場生たちの姿があった。
中には、あからさまに好意をみせる男もいたのである。
そのような状況もわきまえず、キャリーとディープ・キスしたりするジェイソン。
当然反感を買って、皆の前で喧嘩。
格上の先輩に叩きのめされ、笑いものとされてしまう。
心配するキャリーの制止を振り切り、パーティー会場を飛び出すジェイソン。

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全ての事が、マイナスだった。
習った空手を駆使しても、喧嘩に負ける。
尊敬していた父親の、落ちぶれた姿。
ジェイソンの自尊心は、ズタズタな状態であった。

傷心のジェイソンが向かった先は、憧れの人ブルース・リーの墓だった。
墓の前で、ジェイソンは懇願する。
「あなたのようになりたいのに、なれない。
どうしたらいいんだ。
助けてくれよ、リー先生!!!」
号泣議員のように、泣き叫ぶジェイソン。

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家に帰れば、親父にボロボロの姿を見られ、口論となった。
そして、秘密にしていたガレージ内の特訓場も、バレてしまう。
お前は未だこんなことをしていたのか!!
親父も自分を抑えられない。
ええいっ。
ああっ、それだけはッ!!!!
ビリビリと剥がされるリー先生のポスター。
ガッデ~ムッ!!!
絶望の淵に落とされたジェイソンは、家を飛び出した。

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RJの元を訪れ、事情を話すジェイソン。
RJのアドバイスで町はずれの空き家に移動。
そこにトレーニング器具を持ち込んで、どうにか居場所を作った。
一人うたた寝をしていると、何者かの気配。
ああっ、あなたは!?
驚くジェイソンの目前に現れたのは、ブルース・リー!?
いや、違うぞ。
その名をリー・タイガーと言った。

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タイガーは、ブルース・リーの化身に違いない。
その日から、夜な夜な二人の特訓が始まる。
「武とは、暴力を止めるということだ」
磨かれていく技と精神。
ジェイソンは、次第に変わっていった。

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そして、事件は再び起こる。
全米チャンプの元を訪れる謎の人物。
そう、あの謎の犯罪組織が、ついにシアトルまで進出してきたのだ。
なりゆきで、全米チャンプと犯罪組織の3対3の試合が開催。
しかし、それは犯罪組織の罠だった。
試合に乱入したのは、あのロシア人格闘家イワン。
全米チャンプをも血祭りにし、止めに入った妹のキャリーまで危険に曝される。

観客席にいたジェイソンは、リングに乱入。
 

武とは、暴力を止めるためにある。
 

リー先生の教えを胸に、ジェイソンの技が炸裂する。

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出演者は、リー・タイガーを除いてほとんど欧米人。
香港映画ながら、やはりアメリカ向けの作品といえます。
プロデューサーが呉思袁(ジャッキーの『蛇拳』『酔拳』等も製作)なので、基本はカンフー作品の骨格を持っています。
欧米向けにアレンジされているので、修業シーンも様変わり。
普通にパワー・アンクルつけてのランニング。
腕立て。
なわとび。
エキスパンダー。
ご家庭でやれてしまう種目の数々。
しかし、それがパワーアップして、自転車より早く走ったり、指立て伏せができるようになったりします。
セオリーでは、かつてのカンフーの達人に習ったりするものですが、今回はブルース・リー似の、正体がよく判らない人物というのも、味があります。
最終的には、作品内でその正体は判るのですが、これも格闘映画では稀に見かけるネタですね。

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白人アクターの格闘映画は、アクションの動きが遅いことが多々あります。
本作の主演であるカート・マッキニーも、素晴らしいアクションとは言えません。
しかし、製作年を考えれば、許容範囲というか、白人小僧にしてはガンバッている方ですね。
無名時代のジャン・クロード・ヴァンダムも、やはり当時としては良いアクションをこなしています。

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意外と重要なのが、イジメっ子気質のスコット。
デブです。
アメリカ映画では欠かせない、いつも何かを喰って、口の周りにクリームとかソースつけているデブです。
あまりの定番キャラぶりが逆に嬉しく、そういえば最近こういうキャラが減ったなあという感想を持ちました。
アメリカ映画におけるデブ・キャラ考察。面白そうなテーマじゃありませんか。

本作は、やはりブルース・リーへのリスペクト度が非常に強い作品。
アメリカ人のツボを巧く刺激した内容で、商業的狙いがあからさまと言えるかもしれません。
しかし、根本には修業による成長と、復讐を遂げる爽快感というカンフー作品の魅力を多分に含んだ内容でもあります。
テーマ曲もノリノリのロックで、アメリカンアレンジの工夫も興味深いですね。

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主演のカート・マッキニーは、本作以外ではあまり名を聞きませんでしたが、その後はテレビをメインで活躍しているようです。
シンシア・ラスロック主演の『SWORN TO JUSTICE』にも出演しているらしいので、機会があればまた鑑賞してみようと思っています。

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2013年3月31日 (日)

本日の映画 『キング・オブ・キックボクサー ファイナル』

『キング・オブ・キックボクサー ファイナル』
1992年 アメリカ・香港 監督:ルーカス・ロウ  101分
主演:リース・マディガン

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以前、本ブログにて『キング・オブ・キックボクサー』の記事を掲載しましたが、本作は日本ではその第4弾的扱いでリリースされました。
ちなみに2・3作目は、ドン・ザ・ドラゴン・ウィルソンが主演で、およそ『キング・オブ~』とは比較にならない出来栄えに肩を落とした記憶があります。
そして登場した本作。
なかなか満足のいく品質で、かなり印象に残ったものです。
それもそのはず、1作目と同様、呉思遠・製作、監督もルーカスと同じでした。
当時は、監督とか製作とかに注目せず、邦題だけで鑑賞していましたから、今になって驚きの発見でした。

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とあるマーシャルアーツのグランド・チャンピオンシップ。
二人の青年の活躍が目立つ。
中国人師範を持つ主人公・ドルー。
かたや、単なる武術大会にもかかわらず、周囲に女をはべらし、ガウン姿で登場するトレバー。明らかに金持ち・高慢・科学トレーニング系の悪役です。
順調に勝ち進んだ両名は、決勝で対決へ。
しかし、トレバーの実力が圧倒的jに勝り、ドルーは敗北とともに名誉まで汚されてしまう。

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師範とともに落ち込むドルー。
その時、師範が言った。
『強くなるには、もはやワシの力では無理だ。
ワシは行ったことはないが、中国の少林寺で修業すれば……』
なんとも曖昧な助言にも関わらず、ドルーは中国へと渡る。

 

少林寺を訪れたドルーだったが、外国人御断りの慣例に従い、門前払い。
それでは困ると、ドルーは門前で座り込みを始めた。
雨にも負けず、風にも負けず、魂の座禅は続く。
その想いは少林寺に伝わり、やがてドルーは入門を許可される。

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外国人を良く思わない同期生がいたり、修業は厳しいものだったが、ドルーのアメリカ気質に周囲は惹きつけられていく。
師匠にイタズラ、エロ本持ち込み、女学生とダンス・パーティー。
少林寺の僧が見たら、卒倒級の所業を繰り広げるドルー。
幾多のアクシデントを経ながらも、仲間との友情を育み、やがてドルーは少林寺の最終試験さえパスできる人物へと成長した。

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とある日。
上海で武術大会が開催。
仲間の出場と、最高僧のお伴として、ドルーは同行。
しかし、その会場には、トレバーの姿があった。
ドルーの存在に気付いたトレバーは、ドルーを挑発。
少林寺の教えに従い、既にリベンジを断念していたドルーは、その誘いには乗らない。

 

そこでトレバーは、対戦相手である少林寺・ガオを必要以上に痛めつけ、怪我を負わせた。
会場の大ブーイングを受けても、トレバーは調子づくだけだった。

 

少林寺の僧も、闘わねばならぬ時がある。

 

最高僧の言葉を受けて、ドルーは再びリングへと上がる。

 

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アメリカン青春グラフティ・イン・少林寺。
一言で表すと、そのような作品です。
重厚な少林寺のイメージを、アメリカ人の入門というありえない設定によって崩した怪作といっても良いかもしれません。
ありえないけれど、あったら面白い。
そのような設定は、東洋武術に憧れる欧米人を触発するに十分な魅力を有しています。

ドルー役のリース・マディガンは、私的には本作でしか見ていません。
アメリカ人としては、なかなかの動きをしていたような気がするのですが、回転系キックなどはロングになるので、ひょっとしたら吹き替えの可能性も考えられます。
自分でやっていたら、大したものですね。

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『ベスト・キッド』を想起させるような内容なのですが、本作のほうがマニアックに作られています。
三十六房的セットや、きっちり木人も登場。
ドルーの決め技は、なんと餓狼伝説テリー・ボガード的クラック・シュート!!
現在では珍しい技ではありませんが、格ゲー流行の兆しを見せた当時においては、えもいわぬ感動を与えてくれたのでした。

また、テーマ音楽である『サマー・タイム・ブルース』もキャッチーで、劇中では『少林テンプル・ブルース』として門下生たちが歌うシーンも印象的です。

ちなみに本作は、『KING OF KICKBOXERⅡ』『NO RETREAT No SURRENDER5』『AMERICAN SHAOLIN』(これが本題)などのタイトル名があります。

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先生役の僧がやたらマッチョ。中国のジェロム・レバンナか?

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2012年11月18日 (日)

本日の映画 『ベスト・オブ・ザ・ベスト2 帝王伝説』

『ベスト・オブ・ザ・ベスト2 帝王伝説』
1992年 アメリカ 監督:ROBERT RADLER 主演:フィリップ・リー

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本ブログでも本作の一作目を紹介しましたが、USA対韓国5対5の空手対抗戦だった前作の続編です。
一応、正統なる続編なのですが、前回のスポ根色は薄らぎ、娯楽色の強い作品へと様変わり。
相変わらず、フィリップ・リーの蹴り技が冴えます。

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韓国戦を終えたUSAナッショナル空手チーム。
アレックス・トミー・トラビスの3名は、共同で空手道場を経営。
アレックスの息子ウォルターも所属し、順風満帆な生活を送っていた。

しかし、テキサスの荒くれボーイ・トラビスは金と刺激を求め、ラスベガスで行われている闇の格闘賭博試合『ザ・コロシアム』に参戦する。
初戦は善戦したトラビスだったが、次の相手に帝王ブラカスを指名。
自信満々で臨んだ試合だったが、ブラカスの圧倒的なパワーの前に敗退。
しかも、ウォルターの目前で抹殺されてしまうのだった

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ウォルターの報告で、アレックスとトミーは『ザ・コロシアム』に殴り込み。
その時は、トラビスの遺体が確認できなかったが、後日無惨な姿で発見された。
ブラカスも黙ってはいない。
手下を送り込み、ウォルターを狙う。
危険を察知したトミーらは、昔彼が世話になった家に身を隠す。
しかし、それも束の間、手下どもに発見され、いとこのジェームズは銃殺される。

手下どもに拉致されたトミー。
彼はブラカスの策略で、『ザ・コロシアム』に参戦させられることになった。
技巧派トミーの蹴りが、対戦相手を次々となぎ倒す。
やがて訪れるブラカスとの対戦。
トミーの怒りが爆発する

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全く普通の娯楽格闘映画へと作風はチェインジ。
それでも、当時は夢中になって観たものです。
トミーことフィリップ・リーの動きが速く、きれいな蹴りを放ちます。
三段蹴りなんかもあって、映画として魅せる技を持っています。
ベースはテコンドーですね。当時は気付かなかった。

アレックス(エリック・ロバーツ)も健在ですが、格闘シーンは少なめ。
フィリップ・リーに比重が完全シフト。
まあ、フィリップはプロデューサーの一人なので、当然ですね。
ブラカス戦までに、トミーは3回試合をします。
対戦相手は、キック・ボクサー、ローマ格闘士風、中国ヌンチャク男。
スピードもなかなかのものですが、ブラカスはノロい。
パワー対スピードという、一歩VS宮田(『はじめの一歩より)のような展開ですが、それなりに楽しめます。

トミーの渾身の蹴りを喰らった時のブラカスの顔は、特殊メイクまで施しています。
ゴムのようにビビビ~ンと揺れて、インパクト大!
キャッチーなメロディのテーマ曲も効果的で、B級ならではの魅力を備えた作品だといえます。

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2012年5月14日 (月)

本日の映画 『YAMADA WAY OF THE SAMURAI』

『YAMADA WAY OF THE SAMURAI』
2010年 タイ 監督:NOPPORN WARTIN 88分

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えー、タイの格闘映画であります。
タイの映画なのに、タイトルはYAMADA。山田?
日本人の名字じゃねーか!!
なんて疑問を持ったら最後、気になってしょーがナイト。
鑑賞したら、なんと歴史上の人物・山田長政なのでした。

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アユタヤ王朝時代。
山田長政は、アユタヤの傭兵として働いていた。
日本からの移民は日本人村に居住し、各々の職務に励んでいた。
そのような折、アユタヤの町は賊の出現に悩んでいた。
山田らにもその討伐の命が下っていたが、逆に賊の襲撃を受けてしまう。
瀕死の状態だった山田は、アユタヤ王の護衛部隊に命を救われる。

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賊の正体が日本人であることを知った山田は、日本人村に戻れば命の保証はなかった。
山田は護衛部隊の拠点である村で生活し、彼らのムエタイの技も教えてもらう。
傷も癒え、ムエタイの技も上達した山田は、護衛部隊と共に行動。
敵国200名の刺客をわずか10名の精鋭で撃退するのであった。
護衛部隊の隊長スアとの友情も深まった山田だったが、いつまでもアユタヤの村にいることはできない。
山田は、賊の待つ日本人村に帰る決意をする。

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主役の山田長政を演じるは、大関正義さん。
タイで活躍する日本人俳優とのことです。
日本人にしてはムエタイ・アクションも様になっていますが、修行前はきちんと古武道のような動きを披露。
殺陣も様になっています。
ただし、ムエタイ隊長の動きの方が凄いんですね、これが。
古式ムエタイの型らしく、構えが低い。かなり特徴があります。
『マッハ』のトニー・ジャーとも違う動きで、とても珍しいです。

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実戦としては派手さに欠けるのですが、敵国200名対10名の闘い(本当に200はいないと思う)は正に修羅場。
隊長の表情と技は圧巻ですわ。
しかも、刀でメッタ斬りだったり、首掻き斬ったりと壮絶。
CG合成の血がぴゅーぴゅー飛びます。
山田も頑張っているのですが、隊長の迫力には敵いません。

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簡単に言うと、内容はラスト・サムライをタイに置き換えて、設定を逆にした感じ。
アユタヤの人々がよそ者を分け隔てなく受入れ、博愛主義に満ちていたかが分かります。
けれど、敵対する奴らには容赦ないという描写がなんとも……coldsweats02

なんとK-1のブアカーオが出演。
鑑賞中は、全く気付きませんでした。残念!!

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2012年3月18日 (日)

本日の映画 『バトル・マスターUSAサムライ伝説 AMERICAN SAMURAI』

『バトル・マスターUSAサムライ伝説 AMERICAN SAMURAI』
1992年 たぶんアメリカ 監督:サム・ファーステンバーグ 90分
主演:デビッド・ブラッドリー

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武士道に憧れた外国人から見ると、日本はどう映っていたのか?
それを垣間見ることができる、今となっては珍しい作品です。
今観るとかなり笑えますが、学生の頃はこれに魅力を感じておりました。
凄い作品ですよ、真剣(マジ)でcoldsweats01

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日本上空を飛行するセスナが墜落。
森に住む現代のサムライ・TATSUYAは、生き残った赤ん坊を引き取った。
サムライとして教育を施されたドリューは、見事に免許皆伝。
これに嫉妬したTATSUYAの実子・ケンジロウは、家を飛び出し、暗黒組織に身を投じてしまう。

アメリカに戻ったドリューだったが、自宅に賊が侵入。
TATSUYAから受け継いだ日本刀を奪われ、自らも銃弾を浴びてしまう。
傷も癒え、ドリューは奪われた日本刀の手掛かりがイスタンブールにあることを知る。
後を追ってイスタンブールに飛んだドリューは、そこで闇の格闘試合が行われていることを知る。
世界各国から集められた戦士たちは、様々な武器を手に死闘を演じるのだった。
負ければ、死あるのみ。
そして、その地下闘技場のチャンピオンを務めるのが、消えたはずのケンジロウだった。
ケンジロウの憎悪は消えていなかった。
執拗にドリューとの勝負を希望するケンジロウ。
暗黒組織の陰謀も手伝って、二人の宿命の対決が始まるのだった。

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地下闘技場で闘う戦士には、コナン・ザ・グレートもどきや北欧バイキング、テキサス野郎など種々取り揃えています。
皆が武器持ってますから、手首切り落とされたり、首チョンパされたりとまさに死闘を繰り広げます。『サムライ・スピリッツ』実写版という感じですかね。
注目は、中国人同士の対決。双刀に弁髪のファン・スーは、弁髪の先に刃が仕込んであって、とってもクール。
バトル・シーンは、なかなか熱いものが感じられます。
そしてケンジロウ役は、以後にB級での人気を博すマーク・ダカスコス。
ドリューを『ガイジ~ンッ!!』と蔑視するセリフが印象的です。
自分も外人のはずですがcoldsweats02

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残念というか、爆笑してしまうのが、日本の解釈。
以下をご覧くださいませ。
それでも、本作を観てサムライに憧れるアメリカ人が30人は存在したはず。

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↑こちらは、伝家の宝刀が飾ってあった棚。

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↑掛け軸の文字に注目!!

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2012年2月19日 (日)

本日の映画 『ベスト・オブ・ザ・ベスト』

『ベスト・オブ・ザ・ベスト』
1989年 アメリカ 監督:BOB RADLER 主演:フィリップ・リー 

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私にとって、レンタルビデオ時代に繰り返し鑑賞した懐かしい作品です。
フィリップ・リーの動きに惹かれましたが、あれはテコンドーの動きですね。
当時は、そんなことも理解せずに観ていたんだなあ。
あらためて観返すと、新たな発見が……。

米国と韓国の代表者5名が闘うマーシャル・アーツチーム対抗戦。
米国の代表に選ばれたトミー、アレックス、ソニー、トラビス、バージルは、クーゾコーチの元でトレーニングを積む。
其々の想いを胸に準備を進める米国チームだったが、主力のトミーとアレックスに大きな憂いが発生する。
過酷な条件下で修業する韓国チーム。
果たして、米国チームは勝利を収めることができるのか。

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ネタばれしないように書くと、なんでもないストーリーですね。
ただ、格闘技を齧った人は、想うところがあるはず。
本作、プロデュースや脚本、そしてトミー・リー役と完全にフィリップ・リーの映画と呼べるのですが、おそらく知名度の問題があったと思われます。
そのために、アレックスの描写がほぼ主役に近くなっているんですね。
アレックスを演じたのは、エリック・ロバーツ。あのジュリア・ロバーツの兄貴ですよ、みなさん。
エリックはいろいろなB級アクションに顔を出していますが、スタローンの『エクスペンタブルズ』で観た時は嬉しかったですね。
そのエリックが、奇妙な構えをして闘うところがポイントの一つ。
あれは何の構えだ?と20年ぐらい考えていたら、ひょっとしてベストキッドの鶴ではないかと疑い始めました。真相はいかに?


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さて、エリックの見せ場はもう一つ。
肩を脱臼して、トミーにはめてもらうシーン。痛さが伝わる熱演なので、要チェック。
あとは、トミーの脚技と、ラストの計測不能なバックスピンキックを放つかどうかで悩むところ。
『ノー、トミー。ノー』このセリフが、いつまでも耳に残ります。

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マニア眼なら、フランク・クーゾコーチ役の、ジェームズ・アール・ジョーンズの演技も大きなポイントです。

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2012年2月17日 (金)

本日の映画 『FORCE of FIVE』

『FORCE of FIVE』
2009年 タイ 監督:KRJDSANAPONG RADCHATA 73分

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この作品の存在を全く知らなかったのですが、鑑賞してビックリ!!
ジャケット中央の人物が主役かと思いきや、なんと悪役ではありませんか!!!!
それでは、主役は一体……。
一応、『マッハ!!!!!!!』シリーズと同じプロデューサーの製作作品。

レック先生は、有名なムエタイ・ジムの先生。
大人の選手のみならず、子供たちにもレッスンを施していた。
ウートとウンの兄弟は、レック先生の甥で、共にジムに預けられた身。
小さなウンは心臓を患っていたが、皆のマスコット的存在だった。

しかし、ウンの容態は良くならず、ある事件をきっかけに入院してしまう。
助かる手立ては、もはや心臓移植しかない。
幸いその目処がつき、移植される心臓の到着を待つのみ。

ところが、心臓のあるサイアム国際病院にテロリストが立てこもってしまう。
4時間以内に移植しなければ、ウンの命は危ない。
ウートはじめ4名の子供たちは、サイアム病院へと向かう。
銃を持つテロリストたちに、素手で立ち向かう小さな勇者たち。
果たして、ウンは助かるのか!?

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要するに、子供が主人公なんですね。
子供が5人出てきますが、実際に本格的アクションを披露するのは男女2人。
かなり難易度高い技を披露します。
特に女の子のキャット役Sasia Jindamaneeちゃんは、他の作品でも見たような?
シャイニング・ウィザード娘の名が相応しいほど、飛び膝蹴りを披露。
もちろん、男の子ウート役のNuntaut Boonrubsub君の頑張りも賞賛に値します。
凄まじい子役ですよ、ほんと。

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肝心のストーリーは、大した筋ではありませんが、移植される心臓を必死に守るウートにハラハラ、テロリストに怒りのドラゴン・ファイヤーと、感情移入度高し。
ラスボスとの子役二人の怒涛コンビネーションは必見。
必殺ダブル・二ー・クラックシュートも炸裂し、子供対大人でも十分楽しめます。

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そして、全く予想外のラスオチ。
あれ、オレ、泣いている!?
こんな子供活劇ごときで、泣くってどーよ。
マジ泣きは『ザ・タイガーキッド 旅立ちの鉄拳』以来です。
一人で鑑賞して良かった。
多分、本作で涙を流す人間など、日本に二人ぐらいしかいないでしょう。きっと。

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2012年1月 3日 (火)

本日の映画 『ドラゴン電光石火’98』

『ドラゴン電光石火’98』
1994年 香港 監督:アンドリュー・キャンベル 主演:ドニー・イェン 90分

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邦題が98となっていますが、実際の製作は1994年。
本ブログに登場したドラゴン危機一髪’97よりも前なんですね。
画像はかなり粗くなっています。

さて、ドニー扮するは、香港の問題児刑事チャン。
協調性に欠け、暴力をふるうハリー・キャラハン的な存在。
行きすぎの捜査に、当局からも目をつけられる始末。
そのような折、昔かかわったある事件の証言者を護衛する仕事が舞い込んでくる。
チャンはフィリピンに渡り、現地警察のエドゥ刑事と共に任務につくものの、何者かの襲撃によって証言者は殺されてしまった。
このまま帰れる訳ないっしょ的ノリで、現地に留まり捜査を行うチャン刑事。
当初は渋々つきあっていたエドゥ刑事だったが、次第に互いの理解が深まっていく。
しかし事件の黒幕には、かつてチャンの妻を殺した男の存在があった。
チャンの復讐の拳が唸る!!

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と、まあ、概略はこんな感じです。
もう少し細部の設定やストーリーがありますが、アクションシーン命の作品ですから問題はないでしょう。
刑事モノではよくある設定で、目新しさは感じられません。
銃撃戦やカーチェイスなどを取り入れ、そこそこのアクション映画に仕上げています。
マニラが舞台ですが、それが深い意味を持つとは感じられませんでした。
共演のエドゥ刑事は役者さん自身の名もエドゥ・マンザーノといい、フィリピンでは有名な俳優さんらしいです。この方の起用が、ミソだったのかもしれません。

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肝心の格闘シーンですが、当時だったらある程度の評価をしたと思います。
スピードは、やはり速い。
ラストの敵役との殴り合いも、なかなかの迫力はあります。
しかし、接写に近いアングルが多く、流れが上手く伝わらないように感じられます。
最近のドニー作品が良質なので、あくまでそれと比較しての話ですけれど。
私的には、何度も観返したくなるシーンは少なく、ドニーにしては平凡といった感想でした。

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2011年11月 8日 (火)

本日の映画 『オンリー・ザ・ストロング』

『オンリー・ザ・ストロング』
1993年 アメリカ 監督:シェルドン・レティック 主演マーク・ダカスコス

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B級アクションの雄、マーク・ダカスコス主演。
青春熱血スポ根カポエイラ映画と申しましょうか。
日本の『スクール・ウォーズ』的話を、ラテン流に解釈したような血沸き肉踊る映画です。

マーク演じるは、元グリーン・ベレーの兵士ルイス。
南アメリカで任務についておりました。
彼は地元の人と仲良くなり、空いた時間はカポエイラで暇つぶし。
しかし、その任務も終わりを告げ、彼は荒れたハイスクールに教師として赴任するのです。む~ん。

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そこは、授業などまともに聞く生徒なぞいなく、拳銃やら薬やらを隠し持つ奴らの巣窟。
先生方も対処に困っているところへ、ルイスが出現。
生徒がギャングに絡まれたのを、連続顔面キックでぶっ飛ばす!!
ルイスは生徒の脚光を浴びます。

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学校側はこれに目をつけ、カポエイラを授業プログラムに取り入れて、生徒を更生させようします。
初めは嫌々ながら従った生徒たちも、次第にカポエイラの魅力にハマり、プログラムは成功かと思われました。
ところが、生徒の従兄であり、シマのボスでもあるシルベリオの怒りを買い、ギャングどもの学校に対する嫌がらせが始まります。

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事態は深刻化し、生徒の一人はその犠牲となって命まで落としてしまう。
怒りに燃えたルイスは、単身シルベリオ達に闘いを挑むのでしたが……。

カポエイラの映画ということで、かなり珍しい作品です。
監督は、ジャン・クロード・バンダムの『ブラッド・スポーツ』や『ライオン・ハート』などを撮っており、『ランボー3 怒りのアフガン』の脚本なども手掛けております。
私的には、本作が一番魅力を感じますね。

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カポエイラ題材だけに、音楽も特徴的。
一度聞けば忘れないリズム。
あなたもきっと、学校や会社で口ずさむでしょう。
パラナウェー、パラナウェ、パラナ。
スンスンスン、カポエラ、ヤタウン。
まるで何かの呪文のようですが、観ていただいた方には解ります。
ちなみに、私は嫌なことがあると席を外し、この歌を歌いながらリズムを取ることにしています。う~ん、俺ってボボ・ブラジル~。

ギャングどもも律儀で、皆がカポエイラで闘うところも素晴らしい。
加えて、ひろみ郷を彷彿させるマークの笑顔に思わずジャパーン。
そして、迎える最後の卒業式。
こんな卒業式、見たことねぇsign03

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2011年10月16日 (日)

本日の映画 『ドラゴン危機一髪’97』

『ドラゴン危機一髪’97』
1996年 香港 監督:ドニー・イェン 主演:ドニー・イェン 91分

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ドニー・イェンの初監督作品。
ドニーは主演、監督の他、製作総指揮、脚本、アクション監督も務めており、まさにドニー天国といった内容です。

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記憶を失ったマンヒンが、かろうじて覚えていた場所を訪れるため、ある村に立ち寄った。
村の若者ワイが小銭稼ぎに道案内を引き受けるが、山賊や別の村の連中が行く手を阻む。
それらを一掃するマンヒン。
しかし、本当の刺客が、次々とマンヒンの前に立ちはだかる。
かつての恋人ウェイとも再会を果たし、束の間の休息を得るマンヒンだったが、大人数の刺客が村を襲う。
はたして、マンヒンの正体とは……?

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粗さの目立つ作品ながら、さすがドニー・イェン。
見応え十分な仕上がりになっています。
大鉈を使った高速バトルは見づらいものの、捕らえられたウェイを追っての山中激走シーンにボルテージ上がります。
ラストの闘いもさることながら、その前哨戦となる一対一の名勝負2回。
右手に鉄鎖を巻いた男や、手技の達人とのバトルに思わず拳を握り込む。
特筆すべきは、技の繰り出しがゴッド・スピード。
目視が難しいほど早い連続蹴りに、父ちゃん失禁。

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ブルース・リーというよりは、北斗の拳を思わせる怪鳥音と闘技法もしっかり盛り込まれ、ドニーを語る上で必要不可欠な作品といえるでしょう。
そして、驚きのラスト。
ヒロイン・ウェイの扱いに、目が点になること間違いなし。

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