ホラー映画

2018年7月16日 (月)

本日の映画 『リバイアサンX 深海からの襲来』

 『リバイアサンX 深海からの襲来』
 2016年 イギリス 監督:スチュアート・スパーク

 *本記事は、グロテスクな表現を含みます
 *また、ネタバレを含みます

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 本日はAmazonのプライム・デー。
 楽しみに待っていたものの、自分の欲しいものが安くならない。
 唯一、Xbox one sが予想以上に安く、飯を食ったりして悩んでいたが、遂に購入を決意。
 PC開いたら、好評につき売切れの表示。
 終了まであと○○時間と表示され、購入度合いの表示はなかったことから、数量限定でないと勘違いしてしまった。
 いつも思うのだが、Amazonの表示は分かりづらいぞ、チキショー。

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 さて、本作。

 リバイアサンというえば、かつて深海に潜むクリーチャーを題材としたモンスター映画。
 その後も深海テーマならリバイアサン何とかという邦題が付けられた作品が存在しました。
 本作も、一番胡散臭い『X』が付与されているので、低級映画マニアはその実力を測り知ることができるでしょう。
 かくいう私も、開始早々姿を見せてしまったクリーチャーに肩を落とし、首に巻いたタオルをシュッシュッとこすったものです。
 ええ、縁側では三毛の小太郎が、暑さに負けてひっくりかえっていましたよ。
 風鈴の音も、猫には効かぬものですなぁ。

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 氷を入れた麦茶を飲み、私は再び深海へと意識を同調しましょう。
 あれ、ヒロイン、陸に上がっちゃいましたよ。
 深海で未知のクリーチャーとバトルじゃないですか、普通。
 嫌な予感が滾々と湧いてきます。

 ヒロイン・オリーブは、海洋生物学者。
 自分の開発した次世代潜水服(アイアンマンのマスク内のようなデータ表示がカッコイイ)をもって、フレッチャー博士の研究助手に志願した。
 深海調査の過程で、問題が発生。
 オリーブは、強硬に調査を続行した。
 そこで遭遇した未知の生物。
 オリーブは意識を失い、どうにか一命を取り留めた。

 潜水服を破損し、博士の怒りを買ったオリーブ。
 助手は解雇となり、恋人マットとの生活に戻る。
 しかし、彼女は潜水服内に付着した異様な物体を持ち帰っていた。
 やがて、それは何かの卵であることが判明する。
 孵化したそれは異様な外見をしていたが、なぜかオリーブは愛情を感じていた。

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 密かに謎の生物を育てるオリーブ。
 生物は物を食べず、衰弱していく。
 やがてオリーブは、その生物の食糧が人血であることに気付く。

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 序盤で姿を現したそれは、まあタコです。
 本作のレビューを見ても、『意味不明』『タコを飼育する内容』『見て損』などの否定的意見が多数。
 確かに、リバイアサンを期待した以上、これは当然の感想。
 それに予算の低さも窺えます。

 深海という舞台も、メインは家の地下室になるのですから、皆さんのお怒りはごもっとも。
 あまり、一般人にはお薦めが難しそう。

 ヒロインの異常行動も唐突です。
 光に過剰反応したり。
 異常な食欲を見せた反面、黒いゲロを吐いたり。
 この辺の処理が、少々説明不足かと。

 クリーチャーの安っぽさも、少々キツいかなぁ。
 なんとなくグロさは感じられますし、ラスト付近の胴体真っ二つシーンはしっかりスプラッターしているので、非常に頑張っている感はあるのですが……。

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 驚いたのは、ラストまでのオチ処理。
 気付く人が少ないかもしれませんが、某オカルト作家の暗黒神話じゃありませんか、これ?
 これに気付けば、まさかの展開な訳で、驚きはショパンの調べ。
 たこ焼きをクトゥルー焼きとして売り出せば、きっと私も大儲け。
 ミスカトニック大学でMBA取りたい。
 

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2018年2月12日 (月)

本日の映画 『マミーVSフランケンシュタイン』

 『マミーVSフランケンシュタイン』
 2015年 アメリカ 監督:ダミアン・レオーネ

 *本記事は、グロテスクな表現を含みます

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 さあさあ、久し振りにやって参りました。
 対決ものです。
 エイリアンVSプレデター。
 フレディVSジェイソン。
 ハリウッドは、これまでホラー界・夢の対決を作品化してきました。

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 本作も『ハムナプトラ』シリーズで人気を博したマミーと、幾度も作品化されている人造人間・フランケンシュタインのWキャストで夢を広げてくれます。
 しかし忘れてならぬのは、低級映画界の法則。
 こういうタイトルの作品には、Z級含有率が極めて高いことも覚悟しなければなりません。
 さすがにマミーが母親だったなんて設定はないものの、造形はピンキリ。
 かつて『イエティVSゾンビ』なんて作品を観たら、イエティは着ぐるみで、ゾンビはゴムマスクを被っただけ、なんてのに遭遇しました。
 はい、怖いですね、怖いですね。

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 本作は、そこまで心配することはありません。
 まあ、低予算ながらの努力賞って位に落ち着きます。
 ストーリーは安直ですかね。
 医学部の教授ヴィクターと、考古学教授ナイラのラブ・ロマンス。
 これに人造人間と、エジプトで発掘されたウセルカラー王のミイラが絡みます。
 ウセルカラー⇒失せるカラー⇒不良かよッて、連想した貴方!
 私と同じ思考の持ち主です。
 低級映画に文句を言わない心優しき人物とお察しします。

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 さて、本作。
 直接的なゴア描写は少しだけ。
 舌や鼻をナイフで切り落とされるシーンに、ペインを感じます。
 そして前段に示唆した言葉に従って、急所切断を思わせる描写力にブラボー・フラグを掲げましょう。
 ああ、チ○コが痛たたたたたたた、ホワッチャー。
 お前はもう、切られている。
 なんてケンシロウのセリフが聞こえるよう、吉田羊。

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 フランケンとマミーの対決は、それなりに楽しめます。
 バチバチのメンチを皮切りに、フランケンの体重を乗せたチョッピング・ライトが炸裂。
 マミーは、ナイフで応戦だ。
 ちょと戦い方が人間くさいけど、渋いっちゃ渋い。
 だって、二人とも元は人間だもの。
 人間って、いいな。 

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2018年1月29日 (月)

本日の映画 『口裂け女 IN L.A.』

 『口裂け女 IN L.A.』
 2015年 日本 監督:比呂啓・廣瀬陽・小川和也・曽根剛

 *本記事は、グロテスクな表現を含みます

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 日頃から思っていました。
 口裂け女のビジュアルって、他国のホラー作品で見かけないと。
 日本独自の都市伝説なんですかね。
 もちろん、日本で流行した現象が他国に伝わって、模倣例はあったとは思います。
 それでも、映画のキャラとしては浸透しなかったのでしょう。

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 ホラー映画キャラのビジュアルとしては、決して他国に引けはとりません。
 鋏というウエポンも、『バーニング』と同等。
 そう、口裂け女は、海外でも十分に活躍できるキャラなのです。

 鋏で攻撃という手段を考えれば当然外傷型ということになり、イコール血飛沫となります。
 そう、口裂け女はスプラッターに辿り着くのです。
 スプラッターの本場、アメリカに彼女が渡ったら、どうなるか?
 正直、観賞前に抱いた期待は、富士マウンテンのごとく。
 口裂け女よ、お前の鋏で色欲に満ちたアメリカン・グラフティを切り裂いてくれぃ。
 そんな興奮が迸るほど、本作のコンセプトは希望に満ちたものでした。

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 ところが。

 いざ、観賞を始めると、期待はドンドン後退。
 その勢いを止めることはできません。

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 メイド三人娘のこっくりさんプレイ。
 陰陽師と名乗る風来坊の活躍。
 悪魔神父とサタンにゾンビを添えて。
 あまりに荒唐無稽なカンフーアクションとかめはめ波。
 貞子似、不気味女の登場に『君の名は?』と問えば、その名はウメコです。
 そう、本作は口裂け女を主軸としたオムニバスだったのです。

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 辛うじて各話に通じる接点はあるものの、肝心の口裂け女が際立たない。
 ずさんな計算と表現力で、作品はまさにカオス状態。
 ロサンゼルスに日本の都市伝説を持ち込んだはいいが、その結果はまさに闇鍋。
 出演者の演技も、お世辞にも巧いとはいえない。

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 口裂け女に絞って、鎌片手にビバリーヒルズを疾走させたほうが良かったよ。
 そんでもって、それを追うのが、エディ・マーフィー。
 または、フレディVS口裂け女も観てみたい。
 

Smw001
位牌の戒名がスゲェ!!


  

 

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2018年1月22日 (月)

本日の映画 『キャビン・フィーバー (リブート)』

 『キャビン・フィーバー (リブート)』
 2016年 アメリカ 監督:トラヴィス・ザルーニー

 *本記事は、グロテスクな表現を含みます

Cf003

 キャビンと聞けば、多くの男性はアテンダントとつなぐ。
 それは、男性の中に宿る、確固たる絆。
 それは、男性が崇拝して止まない職業への確かな憧れ。
 ザッツ・ワードには、明らかに陽の感情が吹き込まれている。
 YO、YO、陽。
 口に出すたび、ポワンと宿るYO、小さな恋の炎。
 恋は好意、恋よ来い、鯉は味噌煮。
 男のCAもいるんだYO!

 …なんて、航空ラップを披露したけれど、本作のキャビンは全く別物。
 キャビンは小屋という意味で使われているから、ご注意ください、チューバッカ!
 直訳すれば小屋熱?
 ちょっと体制悪いので、フィーバーは熱病と訳してみる。
 小屋熱病。
 これでも、まだ格好悪い。
 『注意一生、小屋熱病』なんつって……。
 邦題の付けづらいタイトルです。
 イメージ的には感染ロッジとか、感染バケーションか。
 感染をもう少しいじって、死に近付けてみよう。
 ロストバケーションって、ちょっと待てよ!?

Cf002

 さて、本作。
 大学生(男3女2)が、休暇を利用して郊外の別荘へ。
 途中、立ち寄ったガソリン・スタンドで何となく不気味な出来事が発生。
 
 気を取り直して別荘に到着すれば、素敵なバケーションの始まりだ。
 改造ガン片手に森を探索する者。
 青春を謳歌する者。
 ベッドルーム突撃で、即効愛の確認行為に耽るカップル。
 典型的?アメリカン大学生の営みが展開される。 

Cf001

 事件は、突然に起きる。
 彼らのもとに血まみれの男が現れ、助けを求めてきたのだ。
 しかし、そのあまりに異様な姿は、学生らを躊躇させた。
 皮膚がベロベロ、腐ってやがる!!

 パニックになった学生たちは、男を助けられなかった。
 やがて、仲間の一人カレンに男と同じ症状が出現。
 彼らは感染病の存在に気付くが……。

Cf005

 本作のオリジナルは、2002年の同タイトル作品。
 監督は、現在ホラーの帝王とまで呼ばれるイーライ・ロス。
 低予算ながら、描写のグロさで一躍有名になったことは記憶に新しいですね。

Cf007



 

 そのイーライ・ロスがプロデューサーとして自作品をリメイク。
 きっと、思い入れと自信に満ちた作品なのでしょう。
 オリジナルは2002年制作ですが、私が観賞したのは2010年。
 そのためか、「えッ、もうリメイクしたの?」って感覚ですが、すでに16年の月日が経っていた訳です。

 オリジナルは、ブラック・ユーモアをトッピング。
 私も一度観賞しただけで、記憶はすっかり薄れてしまっております。
 うる覚えで比較しますので、違っていてもご容赦のほどを。

Cf008

 全体的に、やはり本作は洗練されています。
 不安&恐怖を盛り上げる小技が意図的に練りこまれていて、マニアを唸らせます。
 噛みつき小僧?
 オリジナルにはいなかったような?
 感染犬もいなかったような?
 どうしてもバイオハザードを思い出しますが、この感染ハチ公が重要なシーンを担うのです。
 

Cf009

 グロさも、しっかりキープされています。
 ただ、これ以上はヤバい!って手前で止めていて、ただのグロ自慢にならない方針が見え隠れします。
 この辺も、緻密な計算と言えましょう。
 

 核となる事件発生要因も、オリジナルと比較してクリーピーさが増しました。
 これによって、作品の持つ雰囲気にコクというか深みが追加。
 リメイクながら、続編すら期待してしまいます。
 私的には、リメイク成功の評価を。

 Cf010



 

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2018年1月14日 (日)

本日の映画 『屍憶』

 『屍憶』
 2015年 日本/台湾 監督リンゴ・シエ

 *本記事は、グロテスクな表現を含みます

Sok001

 アジアン・ホラーの醍醐味は、ウエット感にある。
 多湿という気候はあまり関係なく、宗教観が主たる要因だと思う。
 だからホラーもアメリカの怪物系が多いのに対し、日本は心霊・幽霊系が圧倒的な数を誇る。
 興味深いのは、日本にも怪物文化はしっかり存在していて、それが妖怪といえよう。
 ただ妖怪ホラー作品は、とてもメジャーとはいえないジャンルだ。
 妖怪の、どことなくユーモラスな外見は、ホラー作品としてのビジュアル化に適していないのかもしれない。

 例えば、河童。
 頭に皿。
 落武者的ヘアーカット。
 好物きゅうり。
 やべぇ設定であること、この上ない。
 これにホラーを感じるだろうか?
 しかし、その特性をきちんとビルドしてみよう。
 人の肛門に手を突っ込み、内臓を引っ張り出す。
 その場面を想像すれば、これは明らかにスプラッターだ。
 念仏の鉄よりずっと凄まじい殺害方法である。

 …と、千恵子は今日もいふ。

Sok003

 さて、本作。
 

 主人公ハオは、餃子ではなくテレビプロデューサー。
 結婚目前の恋人イーハンと暮らしている。
 仕事は順調で、結婚式の準備と共に多忙気味な日々を過ごしている。
 
 異変は、『冥婚』をテーマにした番組を制作した時から始まった。
 霊能者に助言を求めると、異変の原因は前世から続いているという。
 ハオは、友人と共に過去の出来事を調べる。

Sok009


 一方、女子高生インイン(水泳部)の周囲でも、尋常でないことが起きていた。
 周囲で起こる心霊現象に、当惑する彼女。
 やがてインインは、祖母も霊視能力を持っていたことを知る。

Sok002




 二人の周囲で起こる超常現象。
 その因果関係は?
 果たして、二人の運命はいかに……。

Sok004

 制作に『リング』『呪怨』などのプロデューサー・一瀬隆重氏。
 ベースは、モロにJホラーです。
 台湾ホラーは珍しく、正直期待感はありませんでした。
 未発達だから、品質は低いだろうって。

 ところが、私的評価は予想以上にアップ。
 Jホラーの良さと台湾素材を見事にマッチさせています。
 ストーリーを追っていくと、実際かなり不安になります。
 ハオとインインの行動が全くクロスせず、二つの物語が別に進行しているかのように思えるのです。
 しかし、そこにはラストに向かう緻密な計算が隠されているのでした。
 そう、いわゆるドンデン返しです。

 韓国やタイのホラーは、このドンデン返しが重視されています。
 推理小説的要素ですね。
 Jホラーは作品の品質がマチマチで、これが抜けている作品も多く見られます。

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 幽霊描写(特殊メイク)も、期待以上の出来栄えでした。
 特に冥婚の妻である女性の容姿。

 奇病に因る顔面崩壊。
 それを苦にしての自殺という設定で、ビジュアル的恐怖を確保しました。
 その家族が弛緩した女性の遺体を懸命に支え、結婚の杯を交わそうとする場面の不気味さ。イッツ、ディスガスティング!!

Sok005

 最後に、本作のテーマとなった『冥婚(メイコン)』について。
 メイコンとは、姪との合コンでもヤギの結婚でもありません。
 結婚せずに亡くなった者を家族が不憫に思い、死後に結婚させる風習。
 地域も台湾のみならず、中国や韓国、フランス、そして日本にもあるとのこと。
 ただ、地域によって内容は異なるそうです。

 本作では、女性を対象にしています。
 冥婚を行おうとする娘の家族は、赤い封筒に彼女の髪、または大切にしていたものを入れて、それを道端に置きます。
 その封筒を拾ったものが、死者の娘を娶ることになるのです。
 私はよく台湾に行きましたが、こんな話は知りませんでした。
 もし私が拾っていたら、知らぬ間に台湾デッドとウェディングになっていたわけで…。

 恐ろしいこと甚だしいのですが、この因習が存在している事実に着目しましょう。
 仮にその対象が自分の家族だったら?
 自分の娘・姉・妹が結婚を目前にして不慮の死を遂げたら?
 それが結婚直前なら尚更です。
 その無念さは、計り知れないでしょう。

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 家族への不憫さと愛情が、喪失感に拍車をかけます。
 『冥婚』が、残された家族の心の救済を果たすと言えないでしょうか?
 亡くなった者に婚約者がいれば、その男性は喜んで冥婚を受け入れるかもしれません。
 無関係な人には迷惑な話かもしれませんが、死者への愛情、残された者たちの心の慰めという意味で、冥婚の存在意義が判るような気がします。
 
  

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2018年1月 8日 (月)

本日の映画 『サイレント・ナイト 悪魔のサンタクロース』

『サイレント・ナイト 悪魔のサンタクロース』
2012年 アメリカ/カナダ 監督:スティーヴン・C・ミラー

*本記事は、グロテスクな表現を含みます

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 陽あれば、陰あり。
 楽しい場所や時間は、実は恐怖を倍増させる効果もあります。
 楽しいサマー・キャンプ。ジェイソン・どおォオーン。
 おめでたい誕生日。誕生日は、もう来ない。
 そして、本作のようにクリスマスを舞台にしたホラーも数知れず。
 サイレントナイト・デッドリーナイト。
 サンタが殺しにやってくる。
 地獄のクリスマス・キャロル。
 聖し血の夜。
 クリスマスまで開けないで。

 ああ、なんて不吉なタイトルたち。
 人の幸福の裏に、不幸も存在することを忘れちゃいけないゾ。

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 さて本作。
 主人公オーブリーは、女性保安官。
 どうやら最近夫を亡くし、まだその傷は癒えていないらしい。
 クリスマスイブを両親と過ごす予定でいたが、同僚の替わりに出勤することになった。

 今宵、この小さな町はささやかながらサンタ・パレードが行われる。
 皆、その準備に大忙しだ。

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 しかし、サンタの格好をした人物が子供を泣かせているという苦情が発生。
 オーブリーは怪しい人物と接触するが、その後同僚の惨殺死体を発見する。
 それを皮切りに、次々と起こる殺人事件。
 保安官事務所の所長は応援を要請せず、自分たちだけで犯人を逮捕すると息巻く。
 犯人がサンタの格好をしていることを知り、オーブリーらは一人の容疑者を追うが……。

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 なんとなく感じたチグハグさ。
 それもそのはず、本作は80年代作品『悪魔のサンタクロース 惨殺の斧』のリメイクなのでした。
 昼夜を問わず殺しを行うサンタ。
 今なら監視カメラにバンバン映るよね~。
 なんて感想は、『NCISロサンゼルス潜入捜査班』を見過ぎたせいか?
 こういうことが気になると、作品を純粋に楽しめなくなってしまいます。

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 作品としてのコアは、こんな酷いことをやっているのは何処の何者だってこと。
 いわゆる犯人探し要素が、背骨です。
 主人公の背景や容疑者との絡みが重要なのですが、どうもこの辺は力量不足?
 犯人像、犯行動機が不明のまま終了っていう荒業を心配しましたが、さすがにそれは避けたようです。
 まあ、唐突感は否めませんが…。

 オリジナルを観ていない、または忘れているので比較はできません。
 が、おそらく特殊メイクは少し派手になったのでは、と予想されます。
 
 斧は当然のバトル・ウエポン。
 他にカイザー・ナックルによるマウント打撃。
 ハラワタはみ出た惨殺死体。
 半裸女性を巨大芝刈り機に押し込んで爆風ミンチ。
 火炎放射器は、ターミネーターの香り。

 こんな映画をクリスマスに観ていたら、絶対サンタにプレゼントなんてもらえないゾっと。
 

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2017年12月24日 (日)

本日の映画『CUB/カブ 戦慄のサマーキャンプ』

 『CUB/カブ 戦慄のサマーキャンプ』
 2014年 ベルギー 監督:ジョナス・ゴーファート

 *本記事は、グロテスクな表現を含みます

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 タイトルにある『カブ』とは、何ぞや?
 そういう疑問から、何気ない興味を貴方に。
 そして、『戦慄のサマーキャンプ』という文言のなかに見え隠れする数々のホラー名作たちの思ひ出。
 二つの要素が絡み合って観賞に踏み切った貴方に、チェルシーあげたい。
 チェルシーを知らぬ者は、敢えて検索などせず、かつてそういうCMがあったとだけ理解しておれば、決して路頭に迷うことはない。
 これは、極めて感覚的なことなのだ。
 甘く、それに螺旋上に絡む酸味は、まるで思春期のよう。
 少年から大人に変わる……。
 まるで壊れかけの何某かのようだ。
 本作は、本来であれば甘酸っぱい時期に最後の子供イズムを燃やすべき少年が、正反対のヘル・ボトムへと落下する内容である。

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 サムは、どことなく影のある少年。
 クリス隊長率いるカブスカウトのキャンプに参加するが、副長からは何となく疎んじられていた。
 カッスルロケという地でキャンプは行われる予定だったが、問題が発生。
 一行は、別の場所でキャンプを始める。

 隊長等は、子供たちを怖がらせるために、作り話を披露する。 
 そこにはカイという少年が住んでおり、夜になると狼人間に変化するというのだ。

 これを聞いたサムはカイを強く意識し、キャンプでも規律から外れた行動に出てしまう。
 やがて、サムの前に異様な少年が姿を現し……。

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 少しばかり違和感を感じる作風は、ベルギー産のオリジナルティと捉えられます。
 全体のバランスや、緊張感の盛り上げ方が巧いなあと思っていたら、2014年シッチェス映画祭の最優秀監督賞に輝いたとか。
 
 正直、特殊メイク、グロテスクな画など特筆すべきものはないものの、それをカバーするアイデアが随所に見られます。
 ・ハチの巣アロー
 ・犬のリンチ
 ・子どもたちのいるテントにトラック突入
 ・大木クロスフォール
 など、リアルな映像にすれば日本人の倫理観が黙っちゃいないヤバ系演出が随所にズっころばし。

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 サカリに目覚めたカイの行動は、本能と物悲しさを併せ持つ歪んだ成育の証。
 『13日の金曜日』『バーニング』のようなスラッシャーを期待していたら、違う意味で感心できる作品と言えましょう。
 単なるビジュアルにこだわらず、少し考えるタイプの方向きかもしれません。

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 ちなみに、タイトルの『カブ』。
 ボーイスカウトの中の、とある年齢層を指す意味で使われているようです。
 そして、クマやキツネなどの動物の子供を意味する言葉でもあります。
 本作の原題は『WELP』ですが、邦題の方が作品内容とマッチし、奥深さを感じます。
 狙ったのだとしたら、卓越したセンスですね。

 いずれにしても、単なる低級ホラーと捉えるのは浅薄で、いろいろな想いが隠されている気がします。
 少年よ、プレイボーイを抱け!

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2017年6月18日 (日)

本日の映画 『アメリカン・バーガー』

 『アメリカン・バーガー』 
 2014年 スウェーデン 監督:ヨハン・ブルマンダー&ボニータ・ドレイク

 *本記事は、グロテスクな表現を含みます

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 最近、ますますテレビ番組に不満を持つようになってしまった。
 実際、朝と夕飯時くらいしか見ないのだが、その僅かな時間でも気になってしまうのだから、これはもう末期症状かもしれない。

 その一つは、編集にある。
 続きが気になる場面に限って、はいCM。
 もちろん、スポンサーのCMをいかに見てもらうかという策の結果であることは理解できるが、視聴者の感情にストップをかけることになる。
 せっかく盛り上がった感情に、冷や水をかけるかのごとく。
 どの番組でもそれをやるから、結果テレビ全体の面白さを自ら減らしているのでは?

 そして、どのバラエティでも同じようなメンバーのキャスティング。
 視聴率やスポンサーを気にするあまり、冒険できなくなっていると感じてしまう。
 オリジナルティはドンドン奪われ、アイデア枯渇とも思える現象だなあ。

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 さて、本作。
 予告篇みて、すぐに方向性が明らかになりますよ。
 言葉にすれば、ただちに滲み出るタブー感。
 数々のヤバい作品を世に送り出した無敵のテーマ。
 そう、人肉なのです。
 ヤバいよ、ヤバいよ、ヤバイヨクイナ。

 猫まっしぐら、性春まっしぐらなアメリカの学生たちを乗せたバスは、クラケッチ国を移動中。
 クラケッチ国?
 聞いたことないッス。
 思うに、実在国だと都合悪いからかもしれません。
 ホントにあったら、クラケッチ国民に我が無知を謝罪します。

 学生たちは、親や学校からの勧めでヨーロッパ研修に参加した模様。
 その割には、女学生はほとんどチア・ガール姿。
 他にアメフト部のイケ面野郎や、対極のヲタク学生たち。
 車中では、しょうもない下品な悪戯や会話、チア・ガールらの色気が飛び交い、ちょっとしたカオス空間を作っております。

 彼らの目的は、工場見学。
 その工場こそ、アメリカン・バーガーを製造しているのでした。

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 バスが到着し、一人の男が出現。
 初めの友好的な雰囲気も一変、舞台は惨劇の幕を開ける。
 学生たちは次々に命を奪われ、その場を逃れることができたのは数人だった。
 執拗に迫りくる追手たち。
 はたして主人公らの運命はいかに……。

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 はい、それほど凝った描き方をしていないので、ネタバレします。
 アメリカン・バーガーとは、アメリカ人の肉100%で作ったハンバーガーのこと。
 工場見学に来る学生ツアーが原材料という世にも恐ろしい設定ですが、ツアー丸ごと消えたら警察が動きますよね?
 いまいち緊迫感が薄いと思ったら、警官が一切出ませんでした。

 逃げた学生たちのサバイバルがメインですが、豊富に盛り込んだコメディ色効果もあって人肉の禁忌感もかなり薄まっています。
 なんとなくグロいシーンもありますが、私的には消化不良。
 バーガー喰う口元の汚さ、いくつかのゲロという生理的悪寒をくすぐるシーンもありますので、初心者の方は若干の気構えが必要かもしれません。

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 全体的に何となく違和感があって、それは何かといえばスウェーデン産だったことに由来します。
 チア・ガールの一人は逃亡中にドンドン服が脱げていき、段階的にセクシーさがアップ。
 最後はノーパン姿になる訳ですが、アメリカンな描写とはちょっと違う。
 笑いのツボも10度くらいはズレれていて、これを斬新と取るか、イマイチと取るか。
 特殊メイクは特筆すべきシーンもなく、やはり技術または予算不足を思わせてしまいます。

Abr009

 アメリカン・バーガー製造までのいきさつが描写されておらず、万が一にも続編が作られるようであればネタには事欠かないでしょう。
 私的にはもっと濃いィ演出を希望しますが…。

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2017年5月28日 (日)

本日の映画 『デビルシャーク』

 『デビルシャーク』

 2015年 アメリカ 監督:ドナルド・ファーマー

 Ds002

 ウォーキング・デッドの観賞が、止められない。
 本日、シーズン5までを観終える。
 毎日のようにゾンビを観ているのだから、ホラー欲求は充足。
 下手なホラー映画を観賞するより、よほど有意義な気がする。

 だけど、私は戻ってくる。
 ノンストップ、ホラー。
 私も伯爵改めノンホとでも改名しようか。
 能年ちゃんの気持ちを、少しでも解りたい新緑の候。
 皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
 私は万年5月病で、『ちょっと今から仕事やめてくる』という映画のタイトルに興味津々でございます。

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 さて、久しぶりに手を出した作品が、事もあろうに『下手な』作品にあたってしまった。
 ゾンビほどではないものの、ホラー映画界はサメの存在を忘れてはならない。
 『ジョーズ』以降、どれだけのサメ映画が世に公開されてきたことだろう。
 サメは、ホラーマニアを刺激して止まない存在なのだ。
 

 そして、もうひとつ過去の名作から派生した絶対存在のテーマがある。
 それが『エクソシスト』だ。
 同名のウィリアム・フリードキン監督作は、ホラー映画の金字塔。
 カラス神父の死様に心を打たれたマニアは、少なくはないだろう。

 この二つの要素をミックスしたら、そりゃあ大ヒット間違いなし。
 そういう大胆かつ安直な発想で作られたであろう本作は、リハビリ兼ねた私の脳内に膿汁を注ぎ込み、高速ヘッドバンキングを強いるようなダメージを与えてくれたのでした。

Ds003



 

 最初に登場する謎の修道女。
 君の名は?
 はい、リンダ・ブレアです。
 いきなりのジャブは、まるでフリッカー。
 何かが起きて、彼女は信仰を失ってしまったようだ。
 その何かは本作においてとても重要に思えるのだが、観客の想像に委ねられている。
 
 修道女が突然現れた女性を殺害し、死体を湖に突き落すと、デビル・シャークの登場だ。
 レイザーラモンCGの称号が相応しい、リアル感まったく無しの代物です。
 背景がブルーで、波や湖底の様子も全くゼロ。
 サブゼロ、Win状態で、ある意味たいしたもんだよ蛙のションベン、見上げたもんだよ屋根屋のふんどし。
 結局、サメ描写は全編通してフルCGでした。

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 その後は主人公らしきガールを中心に、水着シーンを散りばめて。
 スレンダーからメガ・ポッチャリまで、なんだって揃えて見せるぜ!!
 まるでAチームのフェイスマンのような仕事ぶりです。
 ウザい霊能者女性は何かに憑依され、ゲロ吐いたり俳諧したりの意味不明演出。
 サメの恐怖も感じられなければ、悪魔の脅威もナッシング。
 それでも登場させたマイケル神父は、グダグダな悪魔祓いをわずかに行っただけ。
 天からデビルシャークが降臨するシーンは、さながらバンカーアタックのよう。

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 他にも、同じBGMが何度も繰り返されて不快感を生んだり。
 劇終かと思っても、役に立たないシーンが不死鳥のように続いたり。
 制作側の意図をくみ取ることは容易でないことは確か。
 考えてみれば、シャークなのに人を食いちぎるシーンが皆無。
 悲鳴があがって画面はブラックアウトなんて小技も採用しとるで~。

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 国語の最高偏差値80.4の私の頭脳を持ってしてもストーリーの説明が難しい本作。
 池上彰氏の解説を期待して止みません。

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男性の肩に注目!!
『父』って、どうよ。

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2017年2月27日 (月)

本日の映画 『デビルズ・メタル』

 『デビルズ・メタル』
 2016年 ニュージーランド 監督:ジェイソン・レイ・ホーデン

 *本記事は、グロテスクな映像を含みます

 久々の更新であ~る。
 年初から何をしていたかというと、ともかく観賞を繰り返しておりました。
 『ウルトラマン・オーブ 全話』。
 『ウェイヤード・パインズ シーズン1』。
 『ウォーキング・デッド シーズン1』。
 そして『タンクトップ・ファイター 全話』。
 もちろん、ホラー映画も忘れてはいない。
 レビューは書かないが、観賞ペースはイジリー岡田。

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 さて、本作。
 あまり期待できないぞっ、UQって感じのスタンスで臨む人が多いのでは?
 ジャケ写もパッとしないし、どうやらコメディ部位も混入しているらしい。
 さらにニュージーランド産ときたもんだ、モンデ酒造。
 これで期待しろというには、ムロツヨシ。

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 オープニングは、予想どおりの金属ギター音全開メタル。
思わずヘッドバンキングして、舌を出した貴方。
 メタルの絆を感じたかい!?
 おっと、視線は画面から動かさないでくださいよ。
 
 尻から脱糞のごとく飛び散るBLOOD&小腸。
 バンドマンの奏でるギターは、チ○コ。
 ヘンテコ・アニメが作品のクオリティを期待させます。

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 主人公は、ブロディという高校生。 
 当然のごとくメタラーな訳で、ギターを担当。
 しかし、彼の境遇はかなりヘヴィ・メタルだぜ。

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 母親がヤクにはまり、商店街でサンタのナニをFェラ。
 当然のごとく、精神病院に収容されてしまった。
 ブロディは叔父の家に引き取られたものの、メタルな趣味が受け入れられなくて孤立。
 いとこのデヴィットともソリが合わない。
 学校で人気No1女性メディナに一目ぼれするも、彼女はデヴィットの恋人だった。

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 それでも、ブロディの周囲には仲間が集まる。
 オタクな友人ジャイルズとディオン。
 そしてワイルドなメタラー・ザック。
 彼らは『デスガズム』という名のバンドを組んだ。

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 ザックの手引きで忍び込んだ家は、伝説のメタラー、リッキー・ダガーズの家。
 そこで手に入れた楽譜は、恐ろしい秘密を含んでいた。
 『黒い讃美歌』が奏でられる時、町は邪悪なものに包まれる。
 それは世界を破滅に導く魔王の復活だった……。

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 笑いのツボは、人それぞれ。
 本作の笑いも、人を選びます。
 まあ、下ネタ多発注意報を発令しておきましょうか。
 悪魔化した使徒たちと戦う武器が、ゴム製チ○コやア○ル開発系器具か、ヴァイブ。
 この戦いは、ヤバいと思います。
 そうかと思うと、チェーンソー二刀流の華麗な舞があったり。
 おゲヒーだけでない何かをきちんと含んでいます。

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 誤解のないように言っておきますが、そういう小道具があっても直接的な裸表現は少ないのでご安心(?)を。
 悪魔化した人間は、デモンズに近いですかね。
 何となく『ブレイン・デッド』や『死霊のはらわた』を匂わせる雰囲気も持っています。

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 ハチャメチャな部分も多いけれど、友情・恋愛・孤独など青春要素もしっかり加味されて、それを笑いでコーティング。さらにブラッド・ソースをたっぷりと。
 もちろんバックにはご機嫌なメタル・ナンバーが豊富に用意されて、ユーもミーも思わず叫ぶよ、ファック・オ~ッフ!!

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