今年に入って、近所にあったケーキ屋が移転してしまった。
個人経営の小さい店だったが、ケーキに独創性があり、味も気に入っていただけに、非常に残念だ。
それ以来、ケーキを食す機会が激減。
何回食べても飽きない店とは、そうあるものではない。
今回、先日に誕生日を迎えたこともあって、新しい店を開拓しようと決意。
買い溜めたスイーツ特集の雑誌を読み返し、アクセスも考慮して店を決定。
その店が、京橋にある『イデミ・スギノ』さんだ。
ネットの下調べでは、かなりの高評価。
イートイン可能。
店内禁煙。
持ち帰りの場合、その猶予は1時間まで。
この徹底ぶりに、期待せずにはいられない。
運命の日は、3連休初日。
炎天下で待つのはご勘弁と、11時過ぎに店に到着。
京橋といっても、ほとんど人のいない通り沿いに位置していた。
何人か並んでいるかと思ったが、店外に行列はない。これは拍子抜け。
ただし、店内はほどほどに混んでいて、イートインは先客が2,3組お待ちの状態。
先にケーキを選択し、イートインである旨を告げると、順番になったら席に通してくれるシステム。
ヘタレな自分は、ケーキ選択に焦り、これ以上はないという視線走査でブツを把握した。
価格帯は税込630円が大半らしい。
予想よりは高くなく、安堵のため息をつく。
並んだケーキは、外見からして食欲をそそり、美的感覚に吐息を投げかける。
試してみたいもの多数だったが、とりあえずツレと併せて三個を選択した。
聞いたこともない名前が多数で、メモを取らねば一切は記憶の彼方に。
写真撮影ダメなので、すっかり油断してしまったなあ。
その後、ケーキ達は奥の部屋に一旦退出。
座席につき、オーダーしたドリンクと共に再会するのだった。
あまりの暑さのため、ドリンクはアイス・コーヒー。
これが、自分史上No.1の美味さ。ビター加減が絶妙で、ケーキとのマリアッジを考慮して最適のパートナーに育成されているよう。
頼んだケーキ三品は、どれも想像以上。
期待値高かったのに、それにしっかり応えてくれました。
写真掲載できないのが残念。
その中でも際立ったのは、マンゴーとパイナップルを使ったフルーツ系。
フルーツ自体の素材が濃厚で、これまた自分のフルーツ史上記録を更新。
勿論、ケーキとしての全体的完成度も文句ありません。
私的にはケーキ上のフルーツは苦手だったので、この発見は嬉しい限り。
店内は、音楽も流れず、静寂かつ気品を感じさせる空間。
軽く緊張感を保ち、ケーキの皿も汚すまいと、今までにない注意を払って食したのでした。
『至福を感じる』という表現がピッタリの、お店です。
ホラーにまみれた怪奇伯爵は、全く不釣り合いな場ですが