本日の映画『ヘルブレイザー』
『ヘルブレイザー』
2022年 アメリカ 監督:ジャスティン・リー
※本記事は、グロテスクな表現を含みます
本作はホラー映画の知識が乏しい人にとっては、単なる低予算B級ホラー作品。
都会から単身異動してきた保安官。
事件らしい事件はなく、アライグマの被害など牧歌的なトラブル対処が保安官の仕事だ。
そこへどこからともなく現れた邪教集団。
邪教集団は悪魔を崇拝し、ついに悪魔の降臨を成功させた。
とある男の体を媒体に復活した悪魔は、時間の経過とともに完全なる姿を手に入れる。
半信半疑だった保安官ジョー(エド・モッローネ)は、やがて悪魔の脅威に気づき対決を決意するのだった。
平和だったなスモールタウンが一夜で恐怖に染まる。
それを救うのは、都会に疲れた保安官。
もうコテコテすぎて、まいっちんぐな設定だ。
加えて、随所に見られる80年代ホラーへの敬意はマニアならその気持ちを汲んであげるべきだろう。
キャラの着ているTシャツが『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』であったり、セリフには『クジョー』や『ハロウィン』といった作品を出してくる。
チョイ役ながら、『キャンディマン』トニートッド、『ゼイリブ』メアリー・フォスター。そしてエイドリアン・バーボーまで出演しているのだ。
80年代ホラーが好きすぎて、おそらくクリーチャーも大好きで、オリジナルのデモニック・クリーチャーを世の中にプレゼンツ。これが製作側の意図に違いない。
しかしながら、足りないのは予算の壁。
クリーチャー登場シーンは悲しすぎる乏しさ。
製作陣ももっとグロテスクな場面を作り、スプラッターな作品にしたかっただろう。
結局、あまりに単純なラストを迎え、最後にこいつは誰だ?的思わせぶりがあって劇終。
次作に期待してよいのか悪いのか。
悪魔クリーチャーの演出は、予算があればかなり可能性を感じられる。
私がお金持ちYouTuberだったら、投資してクリーチャーに惨殺される役で出演したい。
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