本日のテレビ 『魔祓 -MAHARAI-』
熱を入れたYouTube動画制作。
ゲーム実況やAIイラスト動画を作るも、完全に不発。
そして、自分のメイン活動といえる、映画鑑賞が疎かになってしまった。
いつのまにかAmzon Primeの映画コーナーもレイアウト変更していて、新着作品が分かりづらい。
新着ホラー作品が今まで以上に探しにくくなってしまった。
加えて、レビュー者のプロフィール欄に個人URLを入れるところがあるのだが、これが機能していない。
プロフィールのコメント欄に本ブログのURLを入れてみたが、数時間で消去されることが判明した。
レビュアーランキングも消え、VINEメンバー以外にはレビューするメリットが感じられない。
さて、本作。
タイトルが『牙狼』と似た感じだったので、視聴を開始。
全4話で、3回まで各話約30分。
最終回だけ約60分だが、3回までの回想が入っている。
サタンと人間の混血である女性退魔師ナナシの活躍を描くオタク志向のテレビドラマである。
剣で悪魔を祓うスタイルだが、正直アクションシーンは予想以上に少なめ。
ナナシを演じるのは元AKB・横道侑里氏。華奢な体格のようで、外見上は戦士に向いていない。
正直アクションの訓練がされたかどうかも疑問だ。
一方で、彼女の最大の特徴ともいえる切れ長の眼は、作品と見事にマッチしている。
その鋭さはヤサグレ口調と相まって強烈なS感を放ち、退魔という業を背負った主人公の強さや弱さを強調できるのだ。
構えのポーズはサマになっている。
もう少し演技の経験を積めば、伝奇やホラー作品で需要があるだろう。
小道具や衣装も魅力薄なので、予算不足かもしれないが踏ん張りどころだろう。
本作は、千葉や埼玉のローカル放映らしい。
全国放送やテレビ東京と比較すると、やはり見劣りする部分は多々ある。
特に脇役の演技力はスーパーと呼べる素人ぶりで、セリフのたどたどしさは観客まで気恥ずかしくなるレベルだ。
また、ストーリーもあまりに単純な部分が存在する。
たとえば、行方不明になった彼氏を探す女性。
彼は滝行に行くと言って出かけたとの証言。
同じく滝行に出かけた人間がもう一人行方不明になっている。
いまどき、滝行がどれだけ世間のブームになっているだろう。
このような設定が随所にあり、演技力が乏しく、しかもアクションや敵となる悪魔の表現も見どころなしとなると、一般的には酷評レベルである。
さらに堕天使・悪魔・御狐・鬼と世界観がチグハグで、これもツッコミどころのひとつ。
ただ様々な低級映画を観てくると、不思議とよい面も見えてくる。
横道氏の眼を始めとして、禍々しい雰囲気は出せている。
BGMの弦楽器の調べや、自然(田舎?)豊かな風景、カメラアングルの工夫、予算不足ながらに頑張っているエフェクトなども、応援材料だ。
意外にも気に入ってしまった御狐様も、キャラが熟成されれば面白い存在になるはずだ。
このような作品は海外ウケする可能もあり、自治体も含めてもっと製作しやすい環境が生まれるべきだと思う。
ちなみに、AIというツールを手に入れた私は、本作にインスパイアされてオリジナルイラストを生成させてみた。
どうしても悪魔の実体は登場させてほしいところ。
まだまだAIを自由自在には使いこなせないが、このような遊びはオタクにとって新しい次元だ。