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2022年5月 8日 (日)

本日の映画 『ヘルウィン』

ヘルウィン』
2019年 アメリカ 監督:パトリック・ルシエ

※本記事は、グロテスクな表現を含みます

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 終わる。
 ゴールデンウィークが、終わってしまう。
 振り返れば、スペシャルな出来事は何ひとつなく、途中仕事を交えて、かぎりなくオーディナリーな休日たち。
 そういう人生だと思えばアキラメつくか? それにはある程度の悟りが必要で、瞑想の真似事したら椅子に座りながらの爆睡。
 首がヘビィに傾いて、筋肉痛になった。
 痛ぇッス。
 異動した同僚から毎日休日出勤のグチLINEが届く。

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 最近のお気に入りワード『屁のツッパリは要らんですヨ』と独り言ち、それはキン肉マンだろうとセルフツッコミ。
 牛丼一筋300年?だっけか……?
 そういえば、吉野家騒動の火は消えたのかしら。
 「生娘をシャブ漬にする」って、せめてシャブシャブにしとけば良かったね。
 講師ともなると、話術に少なからずインパクトが必要。
 相手に興味を持ってもらうための技術だが、社会性というフィルターにかける必要がある。
 自社の社員向け、明らかに冗談だと判るような話なら問題にならなかったかもしれない。
 一歩会社出たら、役員だろうが肩書の衣は薄くなる。
 彼はどのようなGWを迎えたことだろう。
 社会って怖いっス。

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 さて、本作。
 その社会の怖さを、別アングルから浮彫にしたとも思える作品だ。
 ジャケ写はパンプキンヘッドマスクのキラーのみ。
 飾り気なく、その作風はほとんど想像できない。
 ハロウィン題材は間違いないが、このジャンルはホラー定番だ。
 某作品の二番煎じか、どうしようもない駄作であるかもしれない香りがプンプンする。
 ところが……。

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 2015年、ニューヨーク州ベントン。
 ある若者グループが、ハロウィンパーティー。
 バカ騒ぎで盛り上がり、王様ゲームでちょいとエロいムードにもなってきた。
 トリックというあだ名のパトリックに順番が回り、突然の惨劇が始まる。
 阿鼻叫喚。
 逃げ惑う若者たち。
 数名が抵抗し、ようやくパトリックの凶行は止まった。

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 重傷を負ったパトリックだったが、病院で再びの惨劇開始。
 警官の銃弾を数発浴び、彼は忽然と姿を消した。
 そして2016年以降、ハロウィンの時期になると同様の惨殺事件が続発。
 犯人を追うデンバー刑事とジェーン保安官は、彼の正体に疑問を抱く。


 そして迎えた2019年ニューヨーク州ベントン。
 再びパトリックの犯行を思わせる事件が勃発。
 デンバー刑事を挑発し、2015年事件の生存者シェリルにも魔の手が迫る。

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 派手なチープ・スラッシャーかと思ったが、意外にも硬派な作り。
 犯行の理不尽さ・残忍さから、人間の仕業ではないのでは?という疑問を投げつける。
 パトリックが生存しているのか、模倣犯なのか。
 実在の人間なのか、超常的な存在なのか。
 サスペンス色濃く、このテーマが最後まで観客の興味を惹きつける。

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 一方でショックシーンも工夫が凝らされている。
 犯人の襲撃は、まるでアサシンのごとく。
 刃物メインであるが、演出が派手め。
 ところが注意してみれば、シーン毎に違いはあるものの、血糊量はそれほどでもない。
 いたずらにグロいシーンを見せるのではなく、雰囲気でカバーしているのだ。

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 当然ながら、ラストでは謎がきちんと解決される。
 意外性は十分にあるが、まったくのオリジナルアイデアというわけでもない。
 半分ぐらいは予測可能だったが、よく練られた内容になっている。



 あくまで個人的感想だが、ヒロイン・シェリルの描き方に若干のもの足りなさを感じる。
 演じたクリスティーナ・レイエスは気丈さを備えた雰囲気があり、スクリーム・クイーン素質はありそうだが…。
 ジェーン保安官役エレン・アデアの安定感、デンバー刑事役オマー・エップスのゴルゴ(松本氏)感は好感。

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 絶望的なラストに挿入された「希望」は、他作にはなかなか見られないアイデア。
 安直なラストが多いホラーにおいて、高く評価すべきポイントだ。
 続編製作の可能性あり。  

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