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2022年5月 5日 (木)

本日の映画 『THEフェイタル・レイド 特殊起動部隊』

『THEフェイタル・レイド 特殊起動部隊』
 2019年 香港 監督:ジャッキー・リー

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 いつのまにか世間はゴールデンウィークに入り、なかには10連休なる人々もいるようで。
 こちらは未だコロナ影響により、従来にはなかった業務が加わって、数々の休日がフッ飛んでいる。
 しかもシフトは突然にやってきて、金曜日に土日出勤が確定するなどオールモスト・ブラック。
 安息の日はいつ来るのだろう。

 

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 さて、本作。
 『レイド』という言葉が付くと、イコ・ウワイス主演の『ザ・レイド』を連想してしまう。
 格闘映画として最高峰といっても過言ではないが、当然ながら映画業界はこの成功にあやかろうとする者が続出する。
 こうなると厄介なもので、オリジナルに似ている場面があるのなら見てみたいというファン心理も働いてしまう。
 数々のナンチャッテ邦題に騙されたファンは、やがてそれ自体に魅力を感じるようになる。
 こうやって低級マニアは形成されていくのだ。

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 そして、私もレイドと聞けば必ず反応してしまう身体になってしまった。
 他にも『ゾンビ』『ジョーズ』『デッド』『エクソシスト』などの言葉がある。
 もう理解しているはずなのに、なぜ追いかけるのか。
 これを人はレイニー・ブルー現象と呼ぶ。

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 まず本作のジャケ写で気になる点を挙げてみよう。
 ショートカットの女性がメインのようである。
 釈由美子氏風だが、どうやらセクシー婦警系の作品かもしれない。
 セクシー婦警がマーシャルアーツを駆使して闘う内容と仮定して鑑賞しよう。

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 舞台はマカオ。
 ストーリーを説明してしまうと、本作の魅力は激減してしまうのでやめておこう。
 冒頭からセクシー婦警の活躍はあるものの、これを全面にフィーチャしているわけでもない。
 どちらかといえば、ストーリー重視。
 パトリック・タムが主演の、正義を信じ、正義に疲れた男たちの物語である。

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 レイド級の格闘シーンは残念ながらないものの、女優たちは飛びつきからの関節技などを披露。
 あまりカンフー経験は無さそうだが、努力賞には匹敵する。
 機関銃、マシンガンなども適度な武器揃え。

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 全体的に小粒感は否めないが、バランス良く収めている印象。
 ジャケ写のショートカットは婦警の中ではエース級の扱いだが、演じるはマレーシア出身の歌手リン・ミンチェン。
 それが台湾でネットアイドルとして人気が出たらしく、映画にも進出!?
 でも、やはりカンフーはマスターしていないと香港作品は物足りないんだよなァ。

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