本日の映画『ZOOMBIE ズ―ンビ』
『ZOOMBIE ズ―ンビ』
2016年 アメリカ 監督:グレン・ミラー
※本記事は、グロテスクな表現を含みます
蒸し暑さが日増しにアップし、ついに半袖シャツ着用に踏み切る。
ランニング・コースにアジサイの花をみつけ、我かたつむりの唄を口ずさむ。
世間は梅雨を迎えようとしているが、すでにコロナ・ウイルスを迎え入れてしまった。
五輪まで迎え入れて、気がつけば夏。
未来に何が待っているのか、それは誰にも分からない。
とりあえず、コロナ影響で仕事が倍増し、何故か賃金は減るという我が境遇に恨み節を。
あ~ら、えッさッさ~ッ。
『必殺 からくり人』山田五十鈴氏の掛け声をもって、日々を乗り切っている。
優しさ頼りに生きてはきたが、優しさだけでは生きられぬ。
早く来てくれ、からくり人。
ウン、名文句だなぁ。
さて、本作。
オープニングでアサイラム・プレゼンツが明らかにされると、即座に方向性が判明。
スピルバーグの超有名作品を想起させるオープニングだ。
でも、安い。
チープさ滲み出ていて、さすがアサイラムと納得。
まずは舞台となる動物園の説明を。
おそらく主人公と思われるエレン博士の祖父が企画。
おそらくというのは、主人公にしては活躍薄く、キャラ描写が浅薄だから。
祖父の夢を孫がようやく実現にこぎつけたのが、”エデン・ワイルドライフ・ズー”である。
この動物園、並大抵のズ―ではない。
なんと世界中の絶滅危惧種を集め、保護しようとしている。
まもなく一般公開が予定され、実習生のトレーニングが開始された。
一方で、お猿さんに異変が生じていた。
何かのウイルスか、お猿さん凶暴に変貌し、職員を襲う。
お猿さん達、研究室を飛び出し、脅威は動物園全体に拡大。
異変に気付いたエレンは、動物園を封鎖し対処に乗り出すのだが……。
ストーリーに捻りなく、ド直球な展開。
アサイラムはテレビ用映画らしく、お色気シーンもなし。
動物のゾンビ化を期待させるも、ビジュアル的な魅力に欠けている。
どうせなら動物の腐敗感を出せれば良いのだが、そこまで手間はかけられない。
動物はCGで、合成度も70%ほど。
重要キャラのゴリラも、ハラニシゴリラに近い。
スケール感に乏しく、大パニックでなく小パニックといったところ。
それでも、ホラーを名乗るいくつかのお楽しみシーンは忘れない。
お猿さんに両目をくり抜かれる女性。
ゴリラの怪力で頭部圧縮される男性。
「私に中に巣を……」意味深な言葉で訴える女性のドイヒーな状態。
安いながらも、それなりのアイデア用意しています。
子役の少女、印象に残りますが、他作でも見た覚えが。
ホラー界のマナちゃん!?
コアラに襲われて、まぁ大変。
あ~ら、えッさッさ~!
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