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2018年9月24日 (月)

本日の映画 『鬼畜の森 ゴアマスク・ファーマー』

『鬼畜の森 ゴアマスク・ファーマー』
2015年 イギリス 監督:デヴィッド・ライアン・キース

*本記事は、グロテスクな表現を含みます

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 タイトルから容易に想像できるアイツ。
 そう、『13日の金曜日』に登場したジェイソンの影を、未だ僕らは追っている。
 続編が幾つも製作され、果ては宇宙までをも舞台に殺戮を繰り広げたジェイソン。
 サイキック少女や悪夢の殺人鬼フレディとの死闘を果たし、もうやり残したことはないと思えたが、何故だか再びそのデビリッシュな所業を目にしたいマニアは消えてはいないはずだ。
 だが、そのままジェイソンが主人公ではいけない。
 彼の残した功績が、飽食作用で塗り替えられてしまう。
 僕らの求めるものは、似て非なるもの。
 『13日の金曜日』エッセンスを感じさせ、さらにオリジナルティが加えられたテイストが必要だ……。

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 さて、本作。
 勝手にジェイの面影を求めたが、原題は『レッドウッド・マサカー』。
 『悪魔のいけにえ』寄りであることが分かった。
 幻聴に取りつかれ、自分の家族をも惨殺した農夫のストーリーだ。
 あっさり殺人鬼の正体をバラして、どうすんねん!!
 そのような関西ツッコミが聴こえてしまうが、本作における殺人鬼の正体など重要なファクターではないといえよう。

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 それは作中、キャンプファイヤーを囲みながら、さほど重要でない人物にあっさりと語られてしまい、以後何の捻りもないまま放置されるからだ。
 ゴアマスク野郎は、何故殺すのか?
 殺して、何をしたいのか?
 奴を止めるには、どうすればよいのか?

 これらの疑問を丁寧に解決すれば、作品に深みが増したような気がするのだが……。

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 期待のゴア描写も、消化不良。
 雰囲気はある程度醸し出しているものの、何か物足りない。
 焼きそばに例えるならば、紅ショウガが無いようなものだ。
 この理由は、おそらく製作国の違いだろう。
 これがアメリカだったら、ジャンク的ハジケが期待できただろうに。

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 どちらかといえば残念な作品だが、目からウロコ要素もなくはない。
 はじめは誰がヒロインか判らないほどキャラが薄く、主役としての華がなかった彼女。
 殺人鬼との絡みでみせる恐怖の表情は、スクリーム・クイーンの称号を授けたいほど。
 楳図かずお先生のホラー漫画に出てくるような表情が実写で見られるので、ヒロインの活躍に目が離せない。

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 最後は、デンプシーロールばりの強連打を喰らうヒロイン。
 最後に立つのは、ヒロインかゴアマスクか。

 ちなみに、予告編には「禁断の実話を映画化!!」とあり。
 マジか~。
 貴方は、そう呟くに違いない。
 そして「鬼畜の有機農夫」というキャッチ・コピーが、腹を抱えるほどの悶絶ボディ・ブローとなって貴方を襲う。

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