本日の映画 『リバイアサンX 深海からの襲来』
『リバイアサンX 深海からの襲来』
2016年 イギリス 監督:スチュアート・スパーク
*本記事は、グロテスクな表現を含みます
*また、ネタバレを含みます
本日はAmazonのプライム・デー。
楽しみに待っていたものの、自分の欲しいものが安くならない。
唯一、Xbox one sが予想以上に安く、飯を食ったりして悩んでいたが、遂に購入を決意。
PC開いたら、好評につき売切れの表示。
終了まであと○○時間と表示され、購入度合いの表示はなかったことから、数量限定でないと勘違いしてしまった。
いつも思うのだが、Amazonの表示は分かりづらいぞ、チキショー。
さて、本作。
リバイアサンというえば、かつて深海に潜むクリーチャーを題材としたモンスター映画。
その後も深海テーマならリバイアサン何とかという邦題が付けられた作品が存在しました。
本作も、一番胡散臭い『X』が付与されているので、低級映画マニアはその実力を測り知ることができるでしょう。
かくいう私も、開始早々姿を見せてしまったクリーチャーに肩を落とし、首に巻いたタオルをシュッシュッとこすったものです。
ええ、縁側では三毛の小太郎が、暑さに負けてひっくりかえっていましたよ。
風鈴の音も、猫には効かぬものですなぁ。
氷を入れた麦茶を飲み、私は再び深海へと意識を同調しましょう。
あれ、ヒロイン、陸に上がっちゃいましたよ。
深海で未知のクリーチャーとバトルじゃないですか、普通。
嫌な予感が滾々と湧いてきます。
ヒロイン・オリーブは、海洋生物学者。
自分の開発した次世代潜水服(アイアンマンのマスク内のようなデータ表示がカッコイイ)をもって、フレッチャー博士の研究助手に志願した。
深海調査の過程で、問題が発生。
オリーブは、強硬に調査を続行した。
そこで遭遇した未知の生物。
オリーブは意識を失い、どうにか一命を取り留めた。
潜水服を破損し、博士の怒りを買ったオリーブ。
助手は解雇となり、恋人マットとの生活に戻る。
しかし、彼女は潜水服内に付着した異様な物体を持ち帰っていた。
やがて、それは何かの卵であることが判明する。
孵化したそれは異様な外見をしていたが、なぜかオリーブは愛情を感じていた。
密かに謎の生物を育てるオリーブ。
生物は物を食べず、衰弱していく。
やがてオリーブは、その生物の食糧が人血であることに気付く。
序盤で姿を現したそれは、まあタコです。
本作のレビューを見ても、『意味不明』『タコを飼育する内容』『見て損』などの否定的意見が多数。
確かに、リバイアサンを期待した以上、これは当然の感想。
それに予算の低さも窺えます。
深海という舞台も、メインは家の地下室になるのですから、皆さんのお怒りはごもっとも。
あまり、一般人にはお薦めが難しそう。
ヒロインの異常行動も唐突です。
光に過剰反応したり。
異常な食欲を見せた反面、黒いゲロを吐いたり。
この辺の処理が、少々説明不足かと。
クリーチャーの安っぽさも、少々キツいかなぁ。
なんとなくグロさは感じられますし、ラスト付近の胴体真っ二つシーンはしっかりスプラッターしているので、非常に頑張っている感はあるのですが……。
驚いたのは、ラストまでのオチ処理。
気付く人が少ないかもしれませんが、某オカルト作家の暗黒神話じゃありませんか、これ?
これに気付けば、まさかの展開な訳で、驚きはショパンの調べ。
たこ焼きをクトゥルー焼きとして売り出せば、きっと私も大儲け。
ミスカトニック大学でMBA取りたい。
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コメント
ご無沙汰しております!
永い眠りから覚醒されたようで安心しました。
本作品、なかなか評判良くなさそうですが
悲しい性ですが”X”には惹かれてしまいますね…(^-^;
投稿: 伝衛門 | 2018年7月22日 (日) 17時15分
伝衛門さん、ご無沙汰しております!
すっかりテレビドラマ派に傾倒してしまいました。
ようやく熱が収まり、ひと段落ついたところです。
本作は、やはり『X』に相応しい品質。
一般の人は、落胆しちゃうでしょうね。
ラヴクラフト・ファンが軽く驚く程度なので、圧倒的少数マニアしか受け入れられないかもしれません(笑)
投稿: 怪奇伯爵 | 2018年7月23日 (月) 20時58分
ラヴクラフトの名前が出てくるとなると観ないわけにはいなかいかも(笑)
海底モノでないことは認識しておきます!
投稿: 伝衛門 | 2018年7月25日 (水) 22時32分