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2018年7月15日 (日)

本日の映画 『スーパー・ボディガード』

 『スーパー・ボディガード』
 2016年 中国 監督:ユエ・ソン

 *ネタバレあり

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 暑さが、止まらない。
 天気予報を見ても、30度を軽く越える地域が続出だ。
 いつの間にか、蝉の鳴き声が当然のように日常に紛れているが、カレンダーでまだ七月半ばと思い知る。
 それでも、週一のジョギングだけは、何とか続けている。 
 昨年、旧友に逢ったことで思い出された高校生時代・夏合宿の記憶。
 うだるような暑さの林道を、何時間歩いたことか。
 何年も忘れていた記憶の封印が解かれ、不快な暑さの中に妙な懐かしさが顔を出す。

 さて、本作。

 監督・脚本・主演は全てユエ・ソンと、格闘映画にはありがちなパターン。
 現在の時点では、おそらくユエ・ソンの知名度は高いものではないだろう。
 ユエ・ソンの漢字の表記は、岳松。
 岳松さんと覚えれば、それは赤塚不二夫の某漫画を知っている我々には馴染み深く感じるかもしれない。

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 この岳松さん、武術の基本は截拳道。
 そう、かのブルース・リーで有名な武術だ。
 本作を位置付けるなら、エンタメ系アクション・ジークンドー映画と分類できるだろう。

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 残念ながら、本作のストーリー自体に特筆すべきものは見当たらない。
 昭和の頃の少年漫画が基本と呼べるような作りだ。
 ある人物が、何者かに追われている。
 そこに遭遇した主人公ウー(ウルトラマンに登場した雪の怪獣ではない)。
 結果として、男を助けることになった。
 それが縁となり、再び再会した両者。
 男はウーに何かを感じ取り、自分の娘フェイの護衛を依頼する。

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 フェイは、何者かに狙われていた。 
 その事件に関しては、かつての兄弟子ジャンも絡んでいた。
 ジャンのボスである影の支配者フーが、事件の黒幕だったのだ。
 そして、ウーはフーとの知られざる確執を知る。

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 激しい闘いの中、ジャンの送り込んだ精鋭たちに敗れてしまうウー。
 フェイは拉致され、その命が奪われるのは時間の問題だった。
 奇跡の復活を果たしたウーは、再びジャンの護衛会社に乗り込む。
 格闘のプロたちが集結したビルは、闘技場と化した。
 無数の敵を相手に、遂にウーの百八蹴拳が炸裂する!!

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 主人公ウーは、鉄足拳という武術を習得。
 その奥義が、百八蹴拳だ。
 中盤まではターミネーターのような強靭さを誇るウー。
 この時点で、まだ真髄を見せていない。

 ウーを表現するなら、

 ・時代遅れの野暮なスタイル(バンダナがヤバい)
 ・所構わずの開脚訓練
 ・車と同じ速度の脚力
 ・走行中の車に真正面からドロップ・キックする破天荒さ

 …と、なる。

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 実は両足に鉄靴なるものを履いていて、その重量は片方で25㎏。
 その状態で車と同じぐらいのスピードで走るのだから、足枷が取れた時の力量は半端ないって。
 これがクライマックス、百人相手の無双脚劇に繋がっていく。
 一度負けた相手へのパワーアップ・リベンジは、格闘映画のお約束。
 攻撃時のレントゲン画像挿入による骨折描写は、仕事人・念仏の鉄。
 二本指で秘孔突きは、北斗の拳・ケンシロウ。
 80年代に思春期を迎えた方々は、親指立てて賞賛する演出も。

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 ヒロイン・フェイの影がイマイチ薄い気がするものの、大富豪のワガママ娘という役どころは、演じたリー・ユーフェイの雰囲気とマッチ。
 前作『キング・オブ・ザ・ストリート』から比較すれば、進歩と言えるだろう。

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 ストーリーに特徴がなく、ワイヤー多発。
 (CG使用は無しとの触れ込み)。
 格闘映画として最高峰とは言い難いが、エンド・クレジットのメイキングを見ると製作の苦労や熱意が伝わってくる。
 格闘映画ファンなら、観賞して損はないだろう。

 
 

 

 

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