本日の映画 『口裂け女 IN L.A.』
『口裂け女 IN L.A.』
2015年 日本 監督:比呂啓・廣瀬陽・小川和也・曽根剛
*本記事は、グロテスクな表現を含みます
日頃から思っていました。
口裂け女のビジュアルって、他国のホラー作品で見かけないと。
日本独自の都市伝説なんですかね。
もちろん、日本で流行した現象が他国に伝わって、模倣例はあったとは思います。
それでも、映画のキャラとしては浸透しなかったのでしょう。
ホラー映画キャラのビジュアルとしては、決して他国に引けはとりません。
鋏というウエポンも、『バーニング』と同等。
そう、口裂け女は、海外でも十分に活躍できるキャラなのです。
鋏で攻撃という手段を考えれば当然外傷型ということになり、イコール血飛沫となります。
そう、口裂け女はスプラッターに辿り着くのです。
スプラッターの本場、アメリカに彼女が渡ったら、どうなるか?
正直、観賞前に抱いた期待は、富士マウンテンのごとく。
口裂け女よ、お前の鋏で色欲に満ちたアメリカン・グラフティを切り裂いてくれぃ。
そんな興奮が迸るほど、本作のコンセプトは希望に満ちたものでした。
ところが。
いざ、観賞を始めると、期待はドンドン後退。
その勢いを止めることはできません。
メイド三人娘のこっくりさんプレイ。
陰陽師と名乗る風来坊の活躍。
悪魔神父とサタンにゾンビを添えて。
あまりに荒唐無稽なカンフーアクションとかめはめ波。
貞子似、不気味女の登場に『君の名は?』と問えば、その名はウメコです。
そう、本作は口裂け女を主軸としたオムニバスだったのです。
辛うじて各話に通じる接点はあるものの、肝心の口裂け女が際立たない。
ずさんな計算と表現力で、作品はまさにカオス状態。
ロサンゼルスに日本の都市伝説を持ち込んだはいいが、その結果はまさに闇鍋。
出演者の演技も、お世辞にも巧いとはいえない。

口裂け女に絞って、鎌片手にビバリーヒルズを疾走させたほうが良かったよ。
そんでもって、それを追うのが、エディ・マーフィー。
または、フレディVS口裂け女も観てみたい。





























