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2017年6月18日 (日)

本日の映画 『アメリカン・バーガー』

 『アメリカン・バーガー』 
 2014年 スウェーデン 監督:ヨハン・ブルマンダー&ボニータ・ドレイク

 *本記事は、グロテスクな表現を含みます

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 最近、ますますテレビ番組に不満を持つようになってしまった。
 実際、朝と夕飯時くらいしか見ないのだが、その僅かな時間でも気になってしまうのだから、これはもう末期症状かもしれない。

 その一つは、編集にある。
 続きが気になる場面に限って、はいCM。
 もちろん、スポンサーのCMをいかに見てもらうかという策の結果であることは理解できるが、視聴者の感情にストップをかけることになる。
 せっかく盛り上がった感情に、冷や水をかけるかのごとく。
 どの番組でもそれをやるから、結果テレビ全体の面白さを自ら減らしているのでは?

 そして、どのバラエティでも同じようなメンバーのキャスティング。
 視聴率やスポンサーを気にするあまり、冒険できなくなっていると感じてしまう。
 オリジナルティはドンドン奪われ、アイデア枯渇とも思える現象だなあ。

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 さて、本作。
 予告篇みて、すぐに方向性が明らかになりますよ。
 言葉にすれば、ただちに滲み出るタブー感。
 数々のヤバい作品を世に送り出した無敵のテーマ。
 そう、人肉なのです。
 ヤバいよ、ヤバいよ、ヤバイヨクイナ。

 猫まっしぐら、性春まっしぐらなアメリカの学生たちを乗せたバスは、クラケッチ国を移動中。
 クラケッチ国?
 聞いたことないッス。
 思うに、実在国だと都合悪いからかもしれません。
 ホントにあったら、クラケッチ国民に我が無知を謝罪します。

 学生たちは、親や学校からの勧めでヨーロッパ研修に参加した模様。
 その割には、女学生はほとんどチア・ガール姿。
 他にアメフト部のイケ面野郎や、対極のヲタク学生たち。
 車中では、しょうもない下品な悪戯や会話、チア・ガールらの色気が飛び交い、ちょっとしたカオス空間を作っております。

 彼らの目的は、工場見学。
 その工場こそ、アメリカン・バーガーを製造しているのでした。

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 バスが到着し、一人の男が出現。
 初めの友好的な雰囲気も一変、舞台は惨劇の幕を開ける。
 学生たちは次々に命を奪われ、その場を逃れることができたのは数人だった。
 執拗に迫りくる追手たち。
 はたして主人公らの運命はいかに……。

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 はい、それほど凝った描き方をしていないので、ネタバレします。
 アメリカン・バーガーとは、アメリカ人の肉100%で作ったハンバーガーのこと。
 工場見学に来る学生ツアーが原材料という世にも恐ろしい設定ですが、ツアー丸ごと消えたら警察が動きますよね?
 いまいち緊迫感が薄いと思ったら、警官が一切出ませんでした。

 逃げた学生たちのサバイバルがメインですが、豊富に盛り込んだコメディ色効果もあって人肉の禁忌感もかなり薄まっています。
 なんとなくグロいシーンもありますが、私的には消化不良。
 バーガー喰う口元の汚さ、いくつかのゲロという生理的悪寒をくすぐるシーンもありますので、初心者の方は若干の気構えが必要かもしれません。

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 全体的に何となく違和感があって、それは何かといえばスウェーデン産だったことに由来します。
 チア・ガールの一人は逃亡中にドンドン服が脱げていき、段階的にセクシーさがアップ。
 最後はノーパン姿になる訳ですが、アメリカンな描写とはちょっと違う。
 笑いのツボも10度くらいはズレれていて、これを斬新と取るか、イマイチと取るか。
 特殊メイクは特筆すべきシーンもなく、やはり技術または予算不足を思わせてしまいます。

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 アメリカン・バーガー製造までのいきさつが描写されておらず、万が一にも続編が作られるようであればネタには事欠かないでしょう。
 私的にはもっと濃いィ演出を希望しますが…。

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