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2016年9月19日 (月)

本日の映画 『残穢 住んではいけない部屋』

 『残穢 住んではいけない部屋』
 2015年 日本 監督:中村義洋

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 前回の記事更新から、また時間が経ってしまいました。
 夏はホラーというけれど、クーラーのない私の部屋はDVD観るのも我慢大会のごとし。
 滴り落ちる汗は、背筋の凍る映画を見ても止まりません。
 自ずとホラーから遠ざかり、ここ1、2カ月は今更ながら『ER 緊急救命室』にハマっていた次第であります。
 既にシーズン5を終えた観賞スピードは過去最速で、死ぬ瞬間に思い出すであろう映像作品の最有力候補といっても過言ではありません。
 しかし、ERのファイナルはシーズン14。
 とりあえず、フェバリット・キャラのダグが去っってしまったので、ホラーに戻る事にしましょう。

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 さて、本作。
 原作は、小野不由美氏の小説。
 私の読書領域ではよく聞く作家さんです。
 
 プロモーションから感じ取れた感想は、ホラーらしいがジャンルが曖昧。
 バリバリのホラーなのか。
 それとも、ミステリーなのか。
 CM観ても微妙で、結局のところ観てみなければ話にならない。
 作品観賞後だから言うけれど、確かにプロモーションが難しい作品であります。

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 雑誌の企画で、実話怪談も手掛ける作家の『私』(竹内結子)。
 女子大学生・久保(橋本愛)からの手紙に興味を持った。
 一人暮らしのために借りたマンションの部屋に、違和感を覚えるという。
 何度か連絡を取りあっているうちに、『私』はその部屋の過去に触れていく。
 何故、その現象は起きるのか。
 何かの祟り?
 呪い?
 死者の魂が、現在もその場に留まっている?
 調査が進むたびに浮かび上がる驚愕の真実。
 闇の歴史の原点とは?

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 という感じの内容です。
 まずは、静かで微妙なセンスを醸し出す竹内結子さんのキャラがツボ。
 どこか冷めたようで、理知的で、作品雰囲気作りの重要なファクターですね。
 そのパートナーとして橋本愛さんもベスト・マッチしています。

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 全体的には『実話怪談』がテーマと見受けました。
 実際、怪談雑誌『幽』編集部の名がエンドロールで出ていますし、『私』の協力者として登場する平岡芳明は怪談界で高名な平山夢明氏、三澤徹夫は福澤徹三氏であるとピンときます。
 

 私も素人ながら『幽』ホームページの創作怪談に寄稿し、2作だけ掲載していただきました。
 正直、私的には怪談界に足を踏み入れるには未熟の域ですが、知識のある方はニヤリとする箇所も多いはず。

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 Jホラーはどうしても『リング』や『呪怨』と比較される傾向がありますが、本作は別物と考えたほうが良いでしょう。
 連鎖的な部分、過去の関連など、連想してしまう箇所がない訳ではありませんが、巧く違うベクトルに流しています。
 なにより、ビジュアル的な怖さに重きを置かず、かつ産毛が逆立つ程度の恐怖感を盛り込んだ点は、監督のセンスが光ったのでしょうか。

 逆をいえば、怖さが不足しているという感想を導きかねない危うさがあります。
 私的には、本作を怪談の発生源追求ルポとして楽しみました。
 視覚的恐怖も期待したい気もしますが、全体的なバランスを考慮すれば現状がベストかもしれません。

 
 

 

 
 
 

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