本日の映画 『クリスマスまで開けないで』
『クリスマスまで開けないで』
1984年 イギリス 監督:エドマンド・パードム
*本記事は、グロテスクな表現を含みます
表があれば裏がある訳で、聖なる夜が生々しい男女の営みベストデイと勘違いする輩もいたりする。
そういう世の中に渇を入れたかった訳でもなかろうが、天邪鬼発想がこういうジャンルの作品を生み出しているという事実を我々は認識しておくべきである。
けがれを知らぬ子供たちに、夢を配る職業。
ザ・サンタ。
世界中に、その名を知らぬものはいないだろう。
しかし、ここで冷静に考えてみよう。
僕は、大きくなったらサンタになりたい。
私は、サンタのお嫁になるわ。
そういう言葉を、貴方は子供から聞いたことがあるか。
あるかも知れないが、それは少数意見だろう。
思うに、子供たちはサンタという人間を超越した存在を、自然と区別しているのだろう。
それは、神の一種に近い存在かもしれない。
だから、自らそれになろうと考えたり、嫁に行こうなどとは考えられないのである。
本作のサンタに目を向けてみよう。
本作は、紛れもないホラーである。
ホラーであるから、人が死ぬ。
犠牲者は、サンタに扮した人間である。
クリスマス、町はサンタでいっぱいだ。
超越的な存在のコスプレを、軽々しくしやがって。
犯人の怒りは、宗教的なものか?
次々にサンタに扮した人間が、とてつもない残酷な死に方をしていく。
後頭部から口中への槍貫通。
顔面バーベキュー。
至近距離から口中への弾丸発射。
放尿中のティンコ、カミソリ・カット。
犯人の目的は?
親父を殺されたヒロインと、捜査を進める警部が犯人を追いつめていく。
そして、予想だにしなかった怒涛のラストは、まさに80年代に埋蔵された地雷が爆発したかのような衝撃。
聞くところによると、監督エドマンド・パードムはカルト作『ブラッド・ピーセス』に学長として出演していたという。(『ブラッド・ピーセス』は、本ブログでもレビュー済)
おそらくは、その時に深い感銘を受けたのだろう。
まちがいなく『ブラッド~』と同じようなテイストが、全体的に施されている。
あまり必要性のないお色気シーンも豊富で、イエス・サンタッ!!の掛け声必至。
サスペンスとセクシー、そしてスプラッター。
不思議とB級要素を多数装備し、奇跡のホア作品(アホの反対。一般人にはどうしようもない内容だが、マニアにはその逆)を堪能しよう。
イエス、サンタッ!!!














