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2016年8月20日 (土)

本日の映画 『マキシマム・クラッシュ』

 『マキシマム・クラッシュ』
 2015年 タイ/アメリカ 監督カオス

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 ひっさしぶりの投稿。
 その理由は、暑さ。
 部屋にクーラーないからね、地獄なんですよ、この季節は。
 ヘッドフォンつけて映画観るから、余計にホット。
 窓から入る自然の風にわずかな涼を求めるも、感じられるは地球温暖化クライシス。
 早く秋にならないかな~、佐々木あき。

 一方で、観たい映画ややりたいゲームがドンドン溜まる。
 安い購入先を見つけたからで、仕入力アップしたのだわさ、アッチョンブリケ。
 こういうのを嬉しい悲鳴というけれど、質より量のホビーライフに微かなクエスチョンも抱きます。

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 さて、本作。
 ジャケ写には、堂々のスコット・アドキンス。
 てっきり彼が主役と思わせ、作品冒頭で出演者名にケイン・コスギやゲリダニ(ゲイリー・ダニエルズ)の名をアピール。
 B級マーシャルアーツ・マニアは興味津々間違いなしのオープニングだ。
 そして開始早々、ショック・ウェーブ第一波が押し寄せる。
 アレッ?
 アレレのアラレちゃん。
 しばし脳内をホヨヨの文字が飛び交う。
 そして発令された空襲警報。
 やっちまったか~!?
 不安を乗せた僕らの船は、広い海原を波と風に任せて漂う。
 マストもない。
 オールもない。
 ただ一艘、ポツンと浮かんでいる。
 ああ、太陽がいっぱいだ。

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 数多くの作品を観てくれば、これで作品の方向性は見えてくる。
 それでもこれだけのマーシャルアーツ・アクターが揃っているのだから……。
 その期待感は、ラスト10分前まで続く。
 そして、衝撃のラストを知った時、怒りとも呆れとも取れる感情は、おそらくは主人公であるジョニーに向けられるはずだ。
 

 ちなみに、主人公はスコット・アドキンスではなかった。
 ケインでも、ゲリダニでもない。
 『ソード・ウォリアーズ』のダスティン・ヌェンといベトナム人俳優である。
 彼自身、武術の経験があるらしいのだが、スコットらと比較すれば特徴的な動きができるわけではないようだ。

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 本作の大筋は、娘を失った父親(元CIAエージェント)の復讐劇。
 娘を殺害したのは誰か?
 その原因を究明し、ヤバい連中に父親が怒りの鉄槌を振り下ろす内容だ。

 私的感想だが、本作にマーシャル・アーツを期待してはいけない。
 ラストの設定を除けば、一般アクション作品としてソコソコのクオリティは保っているとも思う。
 しかし、格闘映画マニア垂涎のキャスティングをしておきながら、まったくマインド・ダンスしない作りはやはり問題があると思う。
 観客のニーズ置き去り。
 アクション映画の醍醐味が何であるか。
 製作側の姿勢に統一感がなかったようだ。

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 夏、真っ盛り。
 窓の外には蝉の声。
 娘の死因が、まさかあのような内容だったとは……。
 わずかに涌いた心の寒さも、すぐにまた暑さに呑みこまれていく。
 あたしのココロは、夏模様……。

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