本日の映画 『クラウン』
『クラウン』
2014年 アメリカ 監督:ジョン・ワッツ
*本記事は、グロテスクな表現を含みます
ピエロの起源って、何でしょうか?
本作によれば、明確な答えはないようです。
子供はピエロ好きのようですが、私自身はそうではありませんでした。
あの濃厚なメイクは、なんなのでしょう。
何となく不気味で、狡猾さが感じられます。
だから、マックのキャラ・ドナルドも素直に受け入れられなかったのです。
何となく怖いドナルド。
あそこまで世界に浸透したピエロ・キャラが怖いとは、変人じゃないか?
そういう声が恐ろしくて、何も言いだせませんでした。
CMに出ているドナルドに疑惑の目を向けていた、あの頃。
それは、ミッキーマ●スを気持ち悪いネズ公と思う感覚に等しいのかもしれません。
このようなことを公言したら、友達は私の元を去っていくでしょう。
世間から白い眼で見られ、両親の監督責任が問われるかもしれません。

ところが、本作は愛すべきピエロを魔物として描きました。
私の胸に秘めた感情を代弁してくれるかのようなテーマです。
世間には、アンチ・ピエロ派がいることが判りました。
彼らもまた、ひっそりとピエロを信用していなかったのです。
ピエロに隠された魔力に気付き、自分は騙されないと生きてきた人々です。
その想いが、ようやく陽に当たる場所を作り出したのです。
ピエロ、ファッ●・ユー。
もう、ピエロを愛するふりは、ノーサンキュー。
奴は魔物だ。
ジェイソンやフレディと同じ、根っからのキラーなんだ!!
さて、本作の内容について。
息子ジャックの誕生日パーチー。
依頼していたはずの出張ピエロが、来れなくなったわッ!!
妻メグの憔悴しきった電話を受けた不動産業者ケント。
担当している中古物件の家から、偶然にもクラウン(ピエロ)のコスチュームを発見。
渡りに船、渡哲也にグラサン。
ケントは自らクラウンに扮し、パーチーは盛況のまま終わった。
父として面目躍如だった一日。
少しばかりの充足感を味わって、ケントはクラウンのコスチュームを脱ごうとした。
あれッ。
あれれッ。
何故か、コスチュームを脱ぐことができない。
服も、赤い鼻も、カラフルなヅラも。
なんじゃ、こりゃあ~。
ってな事になって、ケントは悪戦苦闘。

やがて、彼は知る。
このコスチュームは、呪われた存在であることを。
かつて、北欧ではクラウンが子供を餌食にする魔物であったことを。
製作にイーライ・ロスの名。
「ホステル」や「キャビン・フィーバー」とは違った毛色の作品。
80年代モンスター系ホラーが骨格を形成し、現代風なアレンジを施したような印象です。
普通のサラリーマン・パパが、何も悪いことをしていないのに呪われてしまう。
徐々に魔物に変化していく様が、腕の見せ所です。
最終形態のデザインは、私的にはGOOD。
シリーズ化できるほどのキャラではないかもしれませんが、デモン系キャラとして心に残ります。
ネジ一本抜いて、過激度プラス50%のスプラッター・バージョンにすれば、大ヒットするポテンシャルありますね。
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