« 本日の映画 『喰らう家』 | トップページ | 本日の映画 『エボラ・シンドローム』 »

2016年6月19日 (日)

本日の映画 『クラウン』

 『クラウン』
 2014年 アメリカ 監督:ジョン・ワッツ

 *本記事は、グロテスクな表現を含みます

Crn001

 ピエロの起源って、何でしょうか?
 本作によれば、明確な答えはないようです。
 
 子供はピエロ好きのようですが、私自身はそうではありませんでした。
 あの濃厚なメイクは、なんなのでしょう。
 何となく不気味で、狡猾さが感じられます。
 だから、マックのキャラ・ドナルドも素直に受け入れられなかったのです。

Crn002

 何となく怖いドナルド。
 あそこまで世界に浸透したピエロ・キャラが怖いとは、変人じゃないか?
 そういう声が恐ろしくて、何も言いだせませんでした。

 CMに出ているドナルドに疑惑の目を向けていた、あの頃。
 それは、ミッキーマ●スを気持ち悪いネズ公と思う感覚に等しいのかもしれません。
 このようなことを公言したら、友達は私の元を去っていくでしょう。
 世間から白い眼で見られ、両親の監督責任が問われるかもしれません。

Crn005



 
 ところが、本作は愛すべきピエロを魔物として描きました。
 私の胸に秘めた感情を代弁してくれるかのようなテーマです。
 世間には、アンチ・ピエロ派がいることが判りました。
 彼らもまた、ひっそりとピエロを信用していなかったのです。
 ピエロに隠された魔力に気付き、自分は騙されないと生きてきた人々です。
 その想いが、ようやく陽に当たる場所を作り出したのです。
 ピエロ、ファッ●・ユー。
 もう、ピエロを愛するふりは、ノーサンキュー。
 奴は魔物だ。
 ジェイソンやフレディと同じ、根っからのキラーなんだ!!

Crn006



 

 さて、本作の内容について。
 

 息子ジャックの誕生日パーチー。
 依頼していたはずの出張ピエロが、来れなくなったわッ!!
 妻メグの憔悴しきった電話を受けた不動産業者ケント。
 担当している中古物件の家から、偶然にもクラウン(ピエロ)のコスチュームを発見。
 渡りに船、渡哲也にグラサン。
 ケントは自らクラウンに扮し、パーチーは盛況のまま終わった。

Crn009

 父として面目躍如だった一日。
 少しばかりの充足感を味わって、ケントはクラウンのコスチュームを脱ごうとした。
 あれッ。
 あれれッ。
 何故か、コスチュームを脱ぐことができない。
 服も、赤い鼻も、カラフルなヅラも。
 なんじゃ、こりゃあ~。
 ってな事になって、ケントは悪戦苦闘。

Crn003




 やがて、彼は知る。
 このコスチュームは、呪われた存在であることを。
 かつて、北欧ではクラウンが子供を餌食にする魔物であったことを。

Crn010

 製作にイーライ・ロスの名。
 「ホステル」や「キャビン・フィーバー」とは違った毛色の作品。
 80年代モンスター系ホラーが骨格を形成し、現代風なアレンジを施したような印象です。

Crn012

 普通のサラリーマン・パパが、何も悪いことをしていないのに呪われてしまう。
 徐々に魔物に変化していく様が、腕の見せ所です。
 最終形態のデザインは、私的にはGOOD。
 シリーズ化できるほどのキャラではないかもしれませんが、デモン系キャラとして心に残ります。
 ネジ一本抜いて、過激度プラス50%のスプラッター・バージョンにすれば、大ヒットするポテンシャルありますね。

Crn011

 

  

 

|

« 本日の映画 『喰らう家』 | トップページ | 本日の映画 『エボラ・シンドローム』 »

ホラー映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 本日の映画 『喰らう家』 | トップページ | 本日の映画 『エボラ・シンドローム』 »