本日の映画 『ドラゴン・コップス』
『ドラゴン・コップス』
2013年 中国 監督:ウォン・ジーミン
会社は、繁忙期ど真ん中!!
なのに凶悪!?な風邪が社内で流行し、あちらこちらで咳の音が聞こえてくるよ。
こちらは予防で、マスクを終日装着。
顔が暑いぜ、こんちくしょう!
今、伝染されでもしたら、這いつくばってでも出社しなければならない。
やだよ~、ダルい状態で仕事なんて。
気合いで病気を抑えられたら、世の中に医者なんていらない。
調子が悪くなったら、即休み。
これって、『ゆとり』の考えか?
でも私は、昭和生まれ。
昭和ですが、なにか……。
さて、本作。
あのジェット・リー出演だけあって、純粋なカンフーを期待した人たちが多いみたい。
某レンタルDVDのレビューを見たら、何と酷評のストームが発生しているではないか。
確かに中だるみはあったけれど、ここまで評価が低いとは思わなかった。
逆に感心しちゃった私は、ますます世間との乖離を認識せざるをえなくなってきました。
いっそ、目指しちゃう?
仙人ってやつを。
作品解説を読むと、ジェット・リー主演ってなっているけれど、どちらかといえば香港若手人気俳優ウェン・ジャンのウエイトが高い。
そして二人の女上司に、『あの頃、君を追いかけた』のミシェル・チェンを抜擢。
『あの頃~』の清楚な女子学生から一変。
コミカルな演技と、ほんのり色気を醸し出して、新たな一面を見せてくれています。
金持ちの男たちが微笑を浮かべて死ぬという連続殺人事件が起き、ベテラン刑事ホアン(ジェット・リー)と新米刑事ワン(ウエン・ジャン)のコンビが犯人を追うという内容。
コミカルな演技が中心だけれど、その中にカンフー・シーン(ワイヤー&CG多様)も用意されています。
幾つかの映画のオマージュ要素が強く、元ネタを知っているコアなファンはニヤリ。
リーVSウー・ジンや、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』を想起させるラスボスとの死闘もしっかり魅せます。
逆をいえば、オマージュ要素を除いた魅力に乏しく、単体での独立したバックボーンが薄いということになります。
だから、酷評が多いのでしょう、きっと。
笑いの質も日本とは微妙に違います。
楽しそうな雰囲気は感じられるけれど、自らラフできるネタでないというのが正直な感想。
逆に、サービス・ショットの何者でもない女性が登場し、フェロモンを振り撒きます。
これは多分に効果ありで、飽きそうになった展開の穴を、強引に埋めにきました。
まるで、羽衣を纏った天女さまや~。
酒に酔ったジジイがコンパニオンに囁くベタなセリフが、きっと貴方の脳裏に浮かぶでしょう。
これ見よがしのフェロモンに、私は抗う術を知らない。
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