本日の映画 『武器人間』
『武器人間』
2013年 オランダ・アメリカ 監督:リチャード・ラーフォースト
*本記事は、グロテスクな表現を含みます
シルバー・ウィークも残すところ2日。
まだ終わっていないのだけれど、落胆の度合いは強くなってくる。
あれだけ楽しみにしていた連休。
いかに充実した時間を過ごすか。
常にそれを意識していたのだけれど、思い描いた半分も消化できていない。
前回のブログ更新から、気付いてみれば1カ月以上が経過。
映画を観なくなった訳ではなく、消化できた事も多い。
『マイアミ・バイス』シーズン1、『フラッシュ・ポイント』シーズン1、『ツイン・ピークス』シーズン1をクリア。
ゲームでは『DEAD SPACE』1、『コール・オブ・デューティー モダン・ウォー・フェア3』をクリアした。
一方で、『ER』や『チャームド』などの中古を新たに購入し、未処理アイテムの勢力は拡大するばかり。
学生時代と比較して、世間はより安価な費用で映画や本、ゲームを楽しめる時代になった。
私のようなコレクター癖のある人間には、嬉しくも残酷な境遇ができてしまった訳だ。
ああ、押し寄せるコンテンツの大波に、私は抗い、そしてもがいている。
昔だったら、きっと終わりは見えたはずだ。
観たい映画は、全部鑑賞できるほどの量だった。
もともと、世界は広かったのか?
それとも、時代の流れに並行して拡がっていったのか?
確かなのは、過去と現在では明らかに状況が違うということだ。
私も、変わらなくてはならない。
過去の手法にこだわっていれば、急に勢いを増した波に気づかず、老人は大海に呑まれてしまうに違いない。
by まんてんパパ・ヘミングイェイ
さて、『武器人間』。
原題は『フランケンシュタイン・アーミー』で、なんとなく想像がつきそうな感じです。
ジャケ写なども、私の趣味にマッチしそうなクリーチャー然としたキャラが写っており、期待度はMAXに近かったです。
ところが、冒頭からいきなり感じた違和感。
なんと、POV形式ではありませんか。
いままで、POVで傑作と思えた作品は、ほとんどありません。
どちらかといえば、退屈な作品が多い印象です。
いやーな予感が発生しつつも、物語は進行していきます。

カメラ担当は、自称モスクワ大学の学生ディミトリ君。
彼は映画を専攻し、軍の偵察隊の記録要員として従軍しているらしいのです。
時代は第二次世界大戦の末期とのこと。
偵察隊のメンバーは数人で、短気そうな青年や、ナヨナヨ系男子など。
それぞれ性格づけされていて、ストーリーの肉付け要素になっています。
さて、この偵察隊。
仲間のSOS通信を傍受して、助けに向かいます。
途中、奇妙な生物の白骨死体を発見したり、大虐殺の疑いが強い死体の山を発見したり。
ようやく辿りついた場所には、あり得ない真実が待っていたというもの。
POVではなく、普通の構成にした方が面白いような気がしたのですが、これはあくまで個人的な意見。
それなりの効果は出ていますので、好みの問題ですね。
タイトルでほぼネタバレなので書きますが、フランケンの名のごとく、人造人間がテーマとなっています。
青白くて、両コメカミにボルトが挿入されているフランケンではなく、機械と人間を合体させた容姿に注目しましょう。
一歩間違えば、特撮ヒーローに出てくる怪人のようですが、どこか縁日のバッタもんプラモを思い出させるデザインで、不思議な魅力を醸し出しています。
個人的には、アリの判定。
そして、予想以上に多かったグロ・シーンもアピール・ポイントの一つ。
開頭して脳みそ摘出。
二人の脳を半々に合体させるなど、意味のない残酷シーンで見せ場を作ります。
一応、ストーリーのオチ的要素もあり、一般的なPOVと比較すれば刺激ックスな作品と言えるでしょう。
ただ、緊張感や構成など、いくらでも修整必要な箇所もあることもお忘れなく。






