本日の映画 『殺人魚獣ヘビッシュ』
『殺人魚獣ヘビッシュ』
2014年 アメリカ 監督:ドン・E・ファンルロイ
明らかに低級な邦題ですが、何となく惹かれてしまう。
そんな言葉のマジックに、コピーライトの大切さを再確認する梅雨の休日。
森羅万象、全てにおいて学ぶべき事は隠されている。
『シュッ』という響きは、低級ホラーに向いているのではないか。
動物の和名+『シュ』で考えれば、面白いネタになりそうな気がしてきた。
『殺人突進!イノッシュ(猪)』
『殺人鳥群 カラッシュ(鴉)』
『殺人虫群 ゲジッシュ(ゲジゲジ)』
う~ん、いまいちシックリこないか……。
さて、本作。
主人公は、元カノが結婚してしまって、なんとな~く複雑な心境のクリスが主人公。
幼馴染みのアシュリーが気遣って、気晴らしに仲間でボート遊びに。
ブラックブライア公園の湿地帯で、バカンスって寸法さ。
一方、この付近を通りがかった運搬車両。
ちょっとしたアクシデントが、世にも恐ろしい結果をもたらす。
運転手は知らなかったが、遺伝子操作された謎の生命体が積荷だったのだ。
車両の事故で、怪物は公園の沼に放たれることに!!

それは異常な食欲で巨大化し、強い繁殖力で増えていく。
次々に犠牲となる住民たち。
やがて、怪物はクリスらの乗った船をも襲撃する。
はたして、彼らの運命はいかに。
SONYピクチャーズの文字を発見し、比較的まともな品質かと期待しましたが、実際はかなり甘納豆な作品です。
基本筋は、怪物との闘いを通してクリスが成長を遂げる話。
崩壊寸前のクリス家の再生(母親は公園に取締官。父親は生物学者)、幼馴染みとの恋の芽生えなどを盛り込み、綺麗ごとで締めようというA級よりの野望が見え隠れ。
脚本的には、会社の上層部が喜びそうな仕様になっています。
単なる遺伝子操作怪物くんに留まらない意気込みも、しっかり伝わります。
何かの怪しげな儀式を行う人物。
墓を暴き、『ここには、いなかったのか』という意味深な発言。
旧来、この地に伝わる呪いの伝説と、密接な関係がありそうです。
全てが一つのリングとなった時、本作は傑作の称号を得られたかもしれません。
しかし、そうそう傑作が生まれないのがB級ワールド。
残念。無念。僕、珍念。
本作の舞台である沼のごとく、それは全てを呑みこんでしまうのでした。
本作にダメ出しをする大きな要因として、怪物の演出方法が挙げられます。
かなり雑なデザイン。
CG合成はかなりヌルく、緊迫感のかけらも生みません。
人が怪物に食われるシーンも、ゴア演出なし。
クリスのは母親であるハーディン取締官には、やはり『ジョーズ』でみせたロイ・シャイダーのような役割を期待してしまいますが、終わってみれば大した活躍はありませんでした。
フルオートで銃をぶっ放したマージ婆さんの方が、よっぽど印象に残ります。
唯一の救いは、ヒロイン・アシュリーでしょう。
セクシーというキャラではありませんが、あっけらかんとした性格と健康的という面で特徴があります。
青春ドラマで人気の出そうな女優さんですね。
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