« 本日の映画 『レギオン』 | トップページ | 本日の映画 『ドラゴン・ガール』 »

2015年7月12日 (日)

本日の映画 『殺人魚獣ヘビッシュ』

『殺人魚獣ヘビッシュ』
2014年 アメリカ 監督:ドン・E・ファンルロイ

Hb010

 明らかに低級な邦題ですが、何となく惹かれてしまう。
 そんな言葉のマジックに、コピーライトの大切さを再確認する梅雨の休日。
 森羅万象、全てにおいて学ぶべき事は隠されている。
 『シュッ』という響きは、低級ホラーに向いているのではないか。

 動物の和名+『シュ』で考えれば、面白いネタになりそうな気がしてきた。 
 『殺人突進!イノッシュ(猪)』
 『殺人鳥群 カラッシュ(鴉)』
 『殺人虫群 ゲジッシュ(ゲジゲジ)』
 う~ん、いまいちシックリこないか……。

Hb002

 さて、本作。
 主人公は、元カノが結婚してしまって、なんとな~く複雑な心境のクリスが主人公。
 幼馴染みのアシュリーが気遣って、気晴らしに仲間でボート遊びに。
 ブラックブライア公園の湿地帯で、バカンスって寸法さ。

Hb003

 一方、この付近を通りがかった運搬車両。
 ちょっとしたアクシデントが、世にも恐ろしい結果をもたらす。
 運転手は知らなかったが、遺伝子操作された謎の生命体が積荷だったのだ。
 車両の事故で、怪物は公園の沼に放たれることに!!

Hb001



 
 それは異常な食欲で巨大化し、強い繁殖力で増えていく。
 次々に犠牲となる住民たち。
 やがて、怪物はクリスらの乗った船をも襲撃する。
 はたして、彼らの運命はいかに。

Hb011

 SONYピクチャーズの文字を発見し、比較的まともな品質かと期待しましたが、実際はかなり甘納豆な作品です。
 基本筋は、怪物との闘いを通してクリスが成長を遂げる話。
 崩壊寸前のクリス家の再生(母親は公園に取締官。父親は生物学者)、幼馴染みとの恋の芽生えなどを盛り込み、綺麗ごとで締めようというA級よりの野望が見え隠れ。
 脚本的には、会社の上層部が喜びそうな仕様になっています。

Hb009

 単なる遺伝子操作怪物くんに留まらない意気込みも、しっかり伝わります。
 何かの怪しげな儀式を行う人物。
 墓を暴き、『ここには、いなかったのか』という意味深な発言。
 旧来、この地に伝わる呪いの伝説と、密接な関係がありそうです。
 全てが一つのリングとなった時、本作は傑作の称号を得られたかもしれません。
 しかし、そうそう傑作が生まれないのがB級ワールド。
 残念。無念。僕、珍念。
 本作の舞台である沼のごとく、それは全てを呑みこんでしまうのでした。

 本作にダメ出しをする大きな要因として、怪物の演出方法が挙げられます。
 かなり雑なデザイン。
 CG合成はかなりヌルく、緊迫感のかけらも生みません。
 人が怪物に食われるシーンも、ゴア演出なし。

Hb012

 クリスのは母親であるハーディン取締官には、やはり『ジョーズ』でみせたロイ・シャイダーのような役割を期待してしまいますが、終わってみれば大した活躍はありませんでした。
 フルオートで銃をぶっ放したマージ婆さんの方が、よっぽど印象に残ります。

 唯一の救いは、ヒロイン・アシュリーでしょう。
 セクシーというキャラではありませんが、あっけらかんとした性格と健康的という面で特徴があります。
 青春ドラマで人気の出そうな女優さんですね。

Hb008

 

|

« 本日の映画 『レギオン』 | トップページ | 本日の映画 『ドラゴン・ガール』 »

ホラー映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 本日の映画 『レギオン』 | トップページ | 本日の映画 『ドラゴン・ガール』 »