本日の映画 『核変異体クリーポゾイド CREEPOZOIDS』
『核変異体クリーポゾイド CREEPOZOIDS』
1987年 アメリカ 監督:デビッド・デコトー
*本記事は、グロテスクな表現を含みます
久し振りの、レア・カテゴリー作品となります。
日本未発売と思っていたのですが、VHS化されていました。
おそるべし、日本メーカー!!
レンタル・ビデオ隆盛時代に発掘された作品群は、まさに低級バブルの申し子と呼んでも過言ではないでしょう。
本作の時代設定は、1998年。
製作年が1987年ですから、当時は近未来の設定ですね。
核兵器によって世界は荒廃。
第三次世界大戦が勃発してしまったようです。
ほぼ廃墟と化した街を探索する5人の男女。
施設の一つに潜入しますが、そこには得体の知れぬ怪物が!!
果てして、彼らの運命はいかに。
……と、これだけの内容です。
各メンバーの性格や背景も描かず、ストーリーとしてのヒネリも皆無。
スクリームクイーンであるリネア・クウィグリーの色気と、蟻をモチーフとしたエイリアン・タイプのクリーチャーに全てを賭けている感じです。
クリーチャーの生態も大雑把で、人間を襲うもすぐには殺さない。
何か意味があるのでは?と思っていても、単なる演出上の都合だけのようです。
リーダーのジェイクなど何度も遭遇していながら、その度に脱出しています。
クリーチャーに襲われると、どうなるか?
この点も曖昧。
黒い血を吐きまくって、手や顔がグログロに変異するパターン。
魔女のごとき容姿になって、仲間を襲うパターン。
全く統一感がなく、更には微妙に変異した巨大ネズミも登場する始末。
思いつきで撮ってるぅ!?感が濃厚に香ります。
まあ、これで終わるのだろうな。
平凡だな。
クリーチャーの倒し方も、酷いもんだよ、オッカさん。
西の海で、かもめが啼いてらぁ。
ふと窓の外を眺めてみれば、今日はどしゃ降りサンデー・イブニング。
ハォッ、ハォッ!!
意味のない掛け声で自分を奮い立たせ、再び画面に目を戻す。
低級映画のシンドさは、意図的に抜いてやらねばならぬ。
そしたら、画面に何かを発見。
死んだと思った怪物から、何かが出てくるではないか。
ウワォオ!!
もしかして……。
そいつはゆっくりと、しかし着実に姿を現した。
あえて名づけるならば、ベイビーゾイドか。
表情が素敵テキテキムテキング。
たまらねぇぜ、この造形。
こんなネタ、隠していやがったのか。
噴出するアドレナリンは、まるでマギーちゃんをテレビで見かけたときのよう。
神様、ありがとお~ぉ。
僕に友達をくれて。
ラスカルの主題歌が脳内で回転し、羽をはやした自分がスキップで跳びまわる。
拝啓、クリーチャー愛好家の皆様。
ベイビーゾイドのお姿を、貴方にも分けたい。
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コメント
おはようございます( ´ ▽ ` )ノ
スクリームクイーンというとジェシカ・キャメロンしか思い浮かばない自分はまだまだひよっこですなぁw
5枚目の写真がマイケル・ジャクソンに見えてきて、勝手に「ポゥッ!」とか脳内効果音つけて遊んでしまいました (笑)
投稿: カツテキ | 2015年4月 9日 (木) 07時00分
カツテキさん、こんばんは。
私も、リネアは最近になって知ったのですよ。
当時は、相当人気あったんですかねぇー。
おそらく作品数は多いはず
投稿: 怪奇伯爵 | 2015年4月12日 (日) 22時57分