本日の映画 『スキャナーズ 最終章』
『スキャナーズ 最終章』
1994年 アメリカ 監督:スティーブ・バーネット
『スキャナーズ』といえば、デビッド・クローネンバーグ監督作が真っ先に頭に浮かびます。
当時は、確かVHSの時代。
超能力合戦と、頭部破壊描写が強烈なインパクトを残してくれました。
その後続編が製作されたようで『スキャナーズ2』『スキャナーズ3』と続き、VHSでは『スキャナーズ 新章』が発売されて、本作へと続いたようです。
『新章』と本作『最終章』の原題は、『スキャナー・コップ』と『スキャナー・コップ2』。
なんとも屁が垂れそうなタイトルですが、世界観だけ共有されたスピン・オフ的作品と捉えた方が良さそうです。
ちなみに、本作は『新章』の続編らしいのですが、それほど壮大なストーリーではなく、前作を知らずとも楽しめる内容ではあります。
マニアとしては、前作も鑑賞したいのですが、何故かDVD化はされていないようです。
さて、本作。
妊婦用鎮痛剤の副作用によって、超能力を備えた赤子たちが誕生。
しかし不安定な能力は、自身の生死をも脅かすもの。
彼らはエフェメロルという薬を服用し、一般人と同等の生活を送ることができるようになっていた。
ある日、一人の男が保安官に拘留された。
男は不思議な能力を使い、保安官らを殺害。
逃亡を図る。
そう、男はスキャナーだったのだ。
他のスキャナーたちを次々に狙う男の目的は?
捜査に乗り出したサム・ステジアック刑事。
彼もまた、強力なスキャン能力を有していた。
やがてサムは、男の正体がかつて自分が逮捕したヴォルキンだと知る……。
ストーリーとしては、ありきたりのSFに近いですが、ソコソコの面白さは維持していると思います。
ただ、なんといってもスキャナーズの魅力は、頭部爆裂オッパッピー。
脳漿ぶちまけ。
『北斗の拳』実写版と同じところに魅力が詰まっている訳で、この表現が抑えられてしまうと作品全体の評価も下げざるを得ません。
超能力戦の緊張感は得られましたので、久々に1作目が鑑賞したくなります。
余談ですが、1作目の超能力バトルは忘れられないシーンですね。
アイデアの斬新さといい、妥協ない特殊メイクといい、まさにホラー史に残る名シーンです。
作品では超能力という形を取っていますが、ムカつく相手に心の中で『BE不幸』のサインを送る事ってありますね。
こういう感覚が、超能力に置き換わっていると考えられます。
会社の中でも、ココロの内では様々なダーク念が飛び交っていると思われますね。
うっかり部下を叱ろうものなら、たちまち『課長、シね』なんて念を返されたりして。
反抗的な態度を感じとった課長は、『部下、シね』という念を放出。
お互い、言葉には出さないけれど、イメージはドンドン膨らみます。
課長の眉間に皺が寄り、部下の額に血管が奔る。
両者は目を見開き、顎を突き出し、お互いが頭部爆裂のイメージをぶつけ合う。
ああ、人間の心の内なんて、超弩級ダークの塊かもしれないぜ。
『スキャナーズ』には、とんでもないテーマが隠されているかもしれません。





































