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2014年11月

2014年11月25日 (火)

本日の映画 『ゾンビ・ナイト』

『ゾンビ・ナイト』
2013年 アメリカ 監督:ジョン・ギャラガー

*本記事は、グロテスクな表現を含みます

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監督のジョン・ギャラガーといえば、やはり『フィースト』シリーズを想起してしまいます。
ちょっとブラックな表現が得意で、『ピラニア・リターンズ』でも全開してましたね。
私的には『ピラニア~』で評価を落としたのですが、今回はどうでしょう。

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本作の舞台は、カリフォルニアのとある町。
突然、死者が蘇って、町は大パニック。
ゾンビもの原点回帰、ド直球なストーリーです。
おそらくは『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』のオマージュでしょう。

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メインとなる家族が、ただゾンビから逃げるだけ。
ゾンビ系が続出する現代に、あえてこのプロットで勝負するには如何なものか?
なんて、疑問も生じますが、私的にはアリだなと思いました。

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アサイラムの製作なので、ゾンビメイク等もそれなりの品質を保持。
役者さんも印象的で、メイン家族の奥さんは、なんとダリル・ハンナさんじゃありませんか。
ダリルが、ホラーでゾンビと格闘!
こんな時代を誰が予想したことでしょう。

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そして、ヒロインのトレイシーを演じるレイチェル・G・フォックス。
可愛いか~。
思わず博多弁で褒めちゃうぐらい、これまたホラーでは珍しい逸材です。
ルックスと裏腹に、ゾンビの頭部を執拗に破壊するシーンは、まるでメロディック・デスを象徴するかのような刺激がありますね。

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シンプルなストーリー・ラインの中に、ゾンビ化の悲哀や家族の絆、人間のエゴと弱さなんぞも見事に盛り込んで、ギャラガー監督の力量が窺い知れました。
その中でも、本作は家族を守る親父の讃歌とでも呼びましょうか。

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久し振りに夜明けが待ち遠しい作品を観ました。
昇る朝日が、美しい。
恐怖の一夜が去った夜明けって、昔はよく使われていたんだよなあ。
それがいつの間にか、破滅的なエンディングに替わられて……。
これも時代の流れですかねぇ。

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2014年11月16日 (日)

本日の映画 『レイク・モンスター 超巨大UMA出現』

『レイク・モンスター 超巨大UMA出現』
2013年 イギリス・中国 監督:エリック・スタイルズ

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UMA(未確認生物)モノは、ハズレである確率が非常に大きい。
にもかかわらず、観なくてはならない義務感のようなものが自分の中に発生する。
未知の生物の正体解明までの経緯と、クリーチャー・デザインが私的にはポイントだが、本作は更にキャストでも魅力があった。

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一人は、人間核弾頭ドルフ・ラングレン。
近年では『やさぐれ』という言葉が最もマッチする外人俳優だが、出演したB級作品は数知れず、その秘かな人気が窺える。
しかし、UMA作品には初登場かもしれない。

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そしてもう一人、マーシャル・アーツ・アクターのスコット・アドキンズ。
彼は主役のプレストン博士を演じ、ドルフ演じるハンター・ハーカーと対立する立場となる。
未確認生物を抹殺しようとするハーカーと、保護を訴えるプレストン。
二人の対立を軸に、中国で目撃された巨大UMAの正体解明がストーリーとなっている。

二人のB級アクション俳優を配したのだから、当然ながら壮絶な肉弾バトルを期待してしまうものの、この点に関しては残念な描き方だった。
しかし、もっと残念なことは、UMAの正体を最初に明かしてしまったことにある。

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あまり考えていないのか、意図的なのかは知らないが、プレストンへの探索依頼となる映像に、それはしっかり映っている。
正体が知れた時点で、この種の作品の支持率はグンと下がる。
それを、プロローグでやってしまうのだから、自爆作品といわれても仕方がない。

更に残念なのが、舞台となるロケ地。
普通は、鬱蒼と茂るジャングルなどが利用される。
今回は中国奥地のダム周辺。
随分と見通しの良いところである。
UMAがいたら、即発見!!
って感じがして、ロケ地選択の甘さを指摘せざるを得ない。

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結局、B級UMAのセオリーは守っているものの、ドルフとスコットのダブルという利点を活用できていないという結論に達し、両者に注目のファンにとっては残念な内容ではなかろうか。

途中からヒロイン的な存在になるホワン・イーの魅力が、わずかに作品の底上げを図っている。
ちなみに、本作には超巨大UMAの謳い文句が付けられているが、設定では体長6メートルらしい。

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2014年11月 9日 (日)

本日の映画 『化け物屋敷と悪魔教授』

『化け物屋敷と悪魔教授』
2004年 アメリカ 監督:ロハフ・カネフスキー

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B級マニアなら、この邦題にググッとくること間違いなし。
ググッときてから、はたして鑑賞する価値があるかどうか暫く悩む。
ショボい内容であるかも?
いや、ショボいことは間違いない。
問題は、そのショボさが自分の好みとマッチするかどうか…。
マニアは、ショボさは既に折こみ済み。
ショボさの中に、何が隠れているか。
B級マニアの魅力は、泥の中に蓮根を見出すようなものだ。
到底信じられない場所に、立派な食材が存在する。
それは、グロテスクな深海魚が予想以上に美味だということに似ている。

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とあるハロウィンの日。
大学のサークルで、新入りの入団テストが実施。
新入りは、リストに書かれた品物を町中から盗み、スケアードな噂のある屋敷で一晩を過ごさなければならない。

品物は順調に集まったものの、最後に事件が起きてしまう。
偏屈と噂されるカップス教授宅に侵入したところ、メンバーは怪しげな儀式を目撃。
しかも、誤って教授は瀕死の重傷を負う羽目に。

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殺人の容疑に怖れをなして、そのままハックの屋敷に集結するメンバー。
先輩らが隠れて脅かそうという目論見だったが、古代の秘法によって離脱した教授の魂が彼らを襲う。

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まがりなりにも恐怖を期待したら、私的には期待外れと申しましょうか。
クリーチャーの出現もなく、グロもなく、緊張感もありません。
ヌルいホラー・コメディーといった感じです。
誰が主人公か判断も難しく、感情移入度はゼロに等しい。

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アメリカのサークルは、入団試練があるのか!
こんな感想しか持ち合わせない、残念な作品と言えるでしょう。
しかし、それをカバーして、観て良かったと感想を持たせる女優さんが一人。
作品内の大半をバニー・ガール姿で奮闘するデリア役のネクター・ローズ嬢です。

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私的には、バニー嬢にフェチ的興奮は皆無。
それでも、彼女の活躍から目が離せない。
早々に死んでしまいそうな役どころですが、監督も彼女の魅力に気付いたのでしょうか?
セオリー無視の活躍が用意されています。

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2014年11月 3日 (月)

本日の映画 『ファーザーズ・デイ 野獣のはらわた』

『ファーザーズ・デイ 野獣のはらわた』
2011年 アメリカ/カナダ 監督:アストロン6

*本記事はグロテスクな表現を含みます

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『マンボーグ』が気に入って、本作を鑑賞するに至りました。
カナダの映像集団アストロン6。
やはり、低級レベルは半端ナイ。
本作の製作の一人にトロマのロイド・カウフマンの名があって、本人は映画にも出演。
トロマらしいという感想が多いけれど、私はちょっと違うと思います。
感覚的なものだけれど、私は純粋なトロマの作品は苦手の域。
なれどアストロン6の作品は、けっこうツボにハマっているんだよねぇ。
似て非なるものだと思うけどなあ。

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さてさて。
本作は、冒頭からかなりグロいシーンで始まります。
それとは裏腹に、ご機嫌なナンバーがBGMで流れ、脳内シェイクは完了。
とぼけたギャグ、エロ、グロ、痛快、バイオレンスと、低級映画のネタを鍋にブッ混んで、強火でゴトゴト。
全体的に、そのような印象を受けますね。

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物語は、トウィンクの父親が殺害されるところから。
トウィンクの生活は荒れていて、ゲイにナニを施して、その隙に財布を盗もうとしたりする。
母親は息子を捨てて出ていき、父親との二人暮らし。
息子の素行の悪さに、今日も頭を悩ませる父親であった。
そんな父親を、悪夢が襲う。
カマを掘られた後に、酷い殺され方をしたのだ。
それは、巷では『ファックマン』と呼ばれる男の仕業だった。
同種の事件は過去にも起きていて、被害者は全て父親だった。

トウィンクを更生させようと接近した牧師ジョンは、オフリン神父からファックマンの話を聞き、ファックマンに復讐の念を抱いているエイハブを捜す。
エイハブなら、ファックマンを殺すことができる。
必死の捜索の甲斐あって、遠方で暮らしていたエイハブは町に戻った。

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ファックマンによって、トウィンクは父を、ジョンはオフリン神父を失った。
そしてエイハブもまた、過去に父を失っていた。
三人は、ファックマンを追う。
しかし、ファックマンはエイハブの妹チェルシーを誘拐してしまう。

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一箇所、判別不能な画面が現れます。
何ィ?
って観ていたら、それがおそらくファックマン局部のアップらしい。
画面をほとんど覆い尽くすボカシが入っていたのですわ。
昔の洋ピンを思い出させますなぁ。
それをメスで何かしているのですが、これがよく分からない。
どうせ作りものだから、ボカシなんて要らないと思うのですが、残念です。
ホステル2は、入ってなかったぞ、このヤロー。

まあ、ストーリーもマトモではありませんから、理解しようとする努力は無駄ってもんです。
ショットガンをケツにブッ放し、内臓ドバァのドロロン閻魔くん。
兄妹の禁断性交。
天国の神と地獄の悪魔を演じるは、我らがロイド・カウフマン。
地獄の巨大クリーチャー。
はいッ、怖いですね、怖いですねぇ。
映画って、何でもありですねぇ。

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ファックマンの印象も、忘れられません。
メガネ&巨漢デブの容姿もさることながら、これが中年親父のカマを掘り、グチョグチョに解体して、ゾンビのごとく喰ったりします。
たぶん、米国の映画館では『オーマイアガー」の合唱が聞こえたことでしょう。

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