本日の映画 『ゾンビ・ナイト』
『ゾンビ・ナイト』
2013年 アメリカ 監督:ジョン・ギャラガー
*本記事は、グロテスクな表現を含みます
監督のジョン・ギャラガーといえば、やはり『フィースト』シリーズを想起してしまいます。
ちょっとブラックな表現が得意で、『ピラニア・リターンズ』でも全開してましたね。
私的には『ピラニア~』で評価を落としたのですが、今回はどうでしょう。
本作の舞台は、カリフォルニアのとある町。
突然、死者が蘇って、町は大パニック。
ゾンビもの原点回帰、ド直球なストーリーです。
おそらくは『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』のオマージュでしょう。
メインとなる家族が、ただゾンビから逃げるだけ。
ゾンビ系が続出する現代に、あえてこのプロットで勝負するには如何なものか?
なんて、疑問も生じますが、私的にはアリだなと思いました。

アサイラムの製作なので、ゾンビメイク等もそれなりの品質を保持。
役者さんも印象的で、メイン家族の奥さんは、なんとダリル・ハンナさんじゃありませんか。
ダリルが、ホラーでゾンビと格闘!
こんな時代を誰が予想したことでしょう。

そして、ヒロインのトレイシーを演じるレイチェル・G・フォックス。
可愛いか~。
思わず博多弁で褒めちゃうぐらい、これまたホラーでは珍しい逸材です。
ルックスと裏腹に、ゾンビの頭部を執拗に破壊するシーンは、まるでメロディック・デスを象徴するかのような刺激がありますね。
シンプルなストーリー・ラインの中に、ゾンビ化の悲哀や家族の絆、人間のエゴと弱さなんぞも見事に盛り込んで、ギャラガー監督の力量が窺い知れました。
その中でも、本作は家族を守る親父の讃歌とでも呼びましょうか。
久し振りに夜明けが待ち遠しい作品を観ました。
昇る朝日が、美しい。
恐怖の一夜が去った夜明けって、昔はよく使われていたんだよなあ。
それがいつの間にか、破滅的なエンディングに替わられて……。
これも時代の流れですかねぇ。



























