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2014年9月 7日 (日)

本日の映画 『リベンジャー』

 『リベンジャー』
2011年 フランス・タイ 監督:ジャン=マルク・ミオネ
主演:ジョン・フー

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主演のジョン・フーは、ゲーム『鉄拳』の実写版映画で主演を務めた俳優さんです。
ルックスと格闘技の動きから注目していたのだけれど、ようやく新作が出たって感じですかねー。

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1990年、バンコク。
サマット警部補宅が何者かによって襲撃され、警部補とその妻は惨殺される。
その場に居合わせた少年マニットも頭に銃弾を喰らい、瀕死の重傷。
辛うじて一命を取り留めたが、マニットの生存を知った犯人らは病院に向かう。

少年が狙われていることに気付いた看護師は、マニットを連れ出し、知人の元へ。
この知人こそ、ムエタイマスター・アジャンだった。

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アジャンの秘薬によって、マニットの命は救われた。
しかし、脳を損傷した代償は大きかった。
マニットは感情を失い、無痛症の後遺症が残ってしまった。
以後、マニットはアジャンの元でムエタイを習いながら生活をする。

やがて、運命の輪は、再び廻りはじめた。
両親を殺害した犯人の手掛かりを得たマニット。
究極のムエタイ技を武器に、マニットの復讐が始まる。

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設定は、興味深いものがあります。
脳の損傷による無感情。
そして無痛症。
格闘モノでは、極まれに見かけます。
実際には、敵役がそういう設定だったりしますが、本作は主人公自身。
これが上手く機能すればいいのですが、本作ではちょっと疑問でした。

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設定どおりに感情を出さず、淡々と戦う主人公。
ただし、その裏に両親を殺害されたという復讐が存在しますから、従来の作品ならば怒りを爆発させて敵を掃討する爽快感が生まれます。
ラストで、そのような描写を挿入しているものの、明確にクローズアップしていないので、作品全体を押し上げる爆発力にはなっていません。

同じことが、最期の技にも言えます。
主人公は、マスターから自分の死を覚悟した必殺技なるものを伝授されています。
当然、これがラストを飾るわけですが、これが実に判りにくい。
マスターの見せた動きをきちんと覚えていなければ、これがあの必殺技なんだと思わないでしょう。
普通は、修業シーンを回顧して、印象を高める手法が用いられますが、本作にはそれが欠けています。

Rv7

前半は、ジョン・フーの動きも含め、期待度を高めます。
しかし中盤からは、オカマを含めた女ギャング集団など、敵の質もガタオチ。
チビッ子少女が大人をサンドバッグ状態にするシーンの面白さもありますが、肝心のストーリーラインからは逸脱といえるでしょう。

無感情ながら、ロマンス部分も多少。
でも、私的には相手のジャーナリスト姉ちゃんに萌え無し。
格闘シーンのカメラワークも悪く、せっかくの格闘シーンも魅力半減。
素材は、悪くないのだけれど……。
純粋なタイ映画だったら、もっと期待できたかも。
何故に、おフランスの血が入っているのでしょうか?

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