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2014年8月

2014年8月31日 (日)

本日の映画 『寄生体X』

『寄生体X』
2012年 フランス 監督:デビッド・ショレワ

*本記事は、グロテスクな表現を含みます

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私の映画鑑賞の指針は、基本はジャケ写とタイトル。
次に俳優ですかね~。
もちろん、トレイラーを観てから鑑賞するものも少なくありません。
でも、最近のトレイラーはネタバレも多く、呆然とするものも……。

レビューなども完全なネタバレがあったり、『観る必要なし』なんて一刀両断的評価も。
私的には『観る価値なし』という映画は、ほとんど存在しないと思っています。
そりゃあ、酷い作品にも遭遇します。
二度と観たくない映画も、存在します。
けれど、そういう作品を知れば知るほど、許容範囲が広がり、逆に『つまらない』と思っていた映画にも魅力を見いだせるようになるのです。
ああ、早く『アタック・オブ・ザ・50フィート・チアリーダー』観たい……。

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さて、本作。
内容知らずにタイトルとジャケ写だけで鑑賞に。
クリーチャー系と予想したら、まずは台詞がフランス語。
オフランス製なのね。

ある日、地球に彗星が接近。
それが原因か、地上では予想だにしない異変が。
主人公クリス、この事件で両親を失くす。

そして時は移り、成長したクリスはPCの電話サポートなどをして生計を立てていた。
両親を失くした事件のトラウマから暗所恐怖症にかかり、夜は大量の電気を点けなければパニックを起こしてしまうという設定だ。
そして、再び地球に接近する彗星。
徐々に感じる周囲の変化。
何故かモテ期がやってきたようで、姉ちゃんたちがエロく迫ってくる。

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隣人姉ちゃんに誘われて、『世界の終わり』パーティに参加するクリス。
彗星が地球に衝突して、世界が終わるかもしれない。
だから、せいぜい楽しみましょう的イベントだった。
そこで見かけた怪しいカップル。
部屋を覗いてみれば、エッチな行為の真っ最中。
ところが……。
男の股間から伸びるティンコもどきの器官が、女の命を奪う。
それを皮切りに、人々を襲う異変の数々。

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肉体の溶解と変化。
あるものは命を落とし、あるものは異形へと姿を変える。
変化したものは、人間を襲い、街は阿鼻叫喚の地獄絵図を描く。
行方不明になった隣人姉ちゃんを探し、クリスは町を彷徨うが……。

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全体的に。
ストーリーラインとバランスは、正直残念な結果に。
特にラストの落とし方は、いただけない。
正直、中盤までの魅せ方に問題ありありでしょう。
クリーチャー出現が、彗星とどう関係しているのかも説明不足で、これも興醒めの一因。

こういう作品にしては、主人公が意外とイケ面。
暗所恐怖症という設定も珍しく、私的には面堂終太郎以来の遭遇かな。
漫画でいえば、一部『寄生獣』を思わせるデザインもあります。

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予想以上だったのは、溶解していく人間の描写。
これは結構な満足度。
その他のクリーチャーにも期待が高まるものの、おそらくは予算不足で消化不良。
技術的には、良い仕事なんだけれどね。

最も印象に残ったのが、ティンコ型触手と上半身ヌード+スパイダー下半身の女。
それだけでも、私的には観る価値十分にありなんだけどbleah

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2014年8月24日 (日)

本日の映画 『ジャンゴVSエイリアン』

『ジャンゴVSエイリアン』
2013年 アメリカ 監督:レネ・ペレス

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そろそろ夏が終わる!?
私みたいなセコい人間は、自分ひとりでいる時はクーラーは勿論、扇風機もギリまで我慢しております。
節電?
そんな立派な理由ではございません。
幼き頃よりインプットされた無駄無駄無駄ァな、ディオ丸出しの教育が功を奏しているのです。
私のDVD鑑賞スタイルは、パソコンのモニターでヘッドフォン着用。
疲れないように、椅子だけはちょっと良いものを揃えました。
これで世間一般ではクソ扱いされる低級ホラー映画を、嬉々として鑑賞している訳です。

だから、夏はヤバい。
ヘッドフォンが暑苦しくて、堪らない。
でも外すと、迫力が無くなってしまう。
家族や近所の手前もあり、ヘッドフォンは外せない。
だって、そうでしょう?
外せば、常に自分の部屋から観ている作品の音が漏れてしまう。
ほとんどホラーですからね、悲鳴ばかりですよ、マジで。
近所から、あの家ヤバいって噂になるでしょうね。
そんな訳で、仕事ばかりの夏に終わりを告げ、秋を心待ちにする伯爵なのでした。

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さて、本作。
教会から盗まれた十字架を取り戻したジャンゴだったが、賞金稼ぎたちに囲まれる。
いきなり、絶体絶命のピンチ!!
しかし、なんだかスゲェ隕石みたいのが落ちてきて、森の中に激突した。
その混乱に乗じて、ジャンゴは脱出に成功。

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墜落現場にジャンゴが到着すると、凶悪そうな武装エイリアンと遭遇。
ジャンゴの二丁拳銃など、まるで歯が立たない。
成す術もないジャンゴだったが、また別のエイリアンを発見。
瀕死のエイリアンは、テレパシーを使ってジャンゴに語りかける。

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彼は地球の守護者だったが、武装エイリアンの攻撃を受けてしまった。
武装エイリアンは、地球征服のためにやってきたのだ。
このままでは、地球が危ない。
武装エイリアンは発信器を作動させ、艦隊を呼び寄せるつもりだ。
お前に私の知恵を授けよう。
奴を止めなければ、地球は滅亡する。

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突拍子もない話に驚くジャンゴ。
とりあえず、このとんでもない出来事を日記に記す。
この日記、実は未来で重要な役割を果たすのだが、そんなことは露とも知らぬジャンゴであった。
かくして、ジャンゴは武装エイリアンを倒すべく、追跡を開始する。

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ストーリーは、単純。
低予算なので、場面も山の中での追跡劇がメインです。
そればかりでは飽きられるので、唐突に川で水浴びする女性なんぞも出現させてますが、緊張感はありません。
いきなり時代が現代とリンクしたりして、それなりに工夫はしています。
しかし、主人公のジャンゴ自体、ほとんど台詞がないという設定からも窺えるように、感情移入できる素材があまりに少ない。
武装エイリアンとの戦いも、相手はプラズマ・クラスター(ん?)のようなガトリング銃。
ジャンゴさんは、西部時代のショボい拳銃です。
端から勝ち目がないですね。
そうしたら、今度は素手で殴り合い!!
これだって、勝ち目はありません。

そのような状況で、はたして地球は救われたのか?
西部劇混ぜるなら、それなりのラストを用意してほしいですね。
例えば、エイリアンの僅かな弱点に、一瞬で数発の弾丸を撃ち込むとか。
どのようなラストが待っているかは、観た人にしか判りません。
あっ、エイリアンのデザインを忘れておりました。
一言でいえば、プレデター廉価版、ぷぷ。
個人的には、嫌いじゃないですよ。

さて、この監督。
別の作品に『カウボーイVSゾンビ』があります。
観たなぁ、これ。
同じようなレベルでしたよ、確か。
エイリアンがゾンビになっただけのような……。

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さて、最後に宣伝です。
テレビ観ていると、最近多いですね、番宣とか。
私も、あやかります。
久し振りに、短編ホラー小説を書きました。
小説投稿サイトupppiで第2回ホラー小説コンテストが開催され、その応募作です。

ゾンビ題材のショートショート

すぐに読めますので、興味のある方は読んでやってください。
前回惨敗したのですが、一般ウケするような作品にチェンジはしません。
相変わらずの、B級ホラー映画リスペクトの作風です。

upppi 第2回ホラー小説コンテスト テーマ:ぷちほら~

怪奇伯爵・著  『暗黒の家』のリンクは、こちら↓

http://upppi.com/ug/sc/ulist/1143/post/

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2014年8月17日 (日)

本日の映画 『SPOOKIES スプーキーズ』




『SPOOKIES』

1986年 アメリカ 監督:EUGENIE JOSEPH&THOMAS DORAN&BRENDAN FAULKNER

*本記事は、グロテスクな表現を含みます

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この作品、現在の日本においては、おそらくレアな作品かと思われます。
私の好きな80年代ホラーですが、全く知らない存在でした。
もしかしたら、日本でビデオ化されたのかもしれませんが、当時からホラー・ファンだった私の記憶に全く覚えがありません。
実はクリーチャー続出の、80年代を象徴するような作品で、ビデオ化された可能性は極めて高いと思うのですが……。

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モンスター続出!! 化物屋敷系ホラー

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13歳の誕生日を迎えたビリー少年。
なのに誰も祝ってくれず、一人家を出て、夜の森を徘徊。
見知らぬ邸宅を見つけて入ってみると、ビリーの誕生会の用意がしてある。
両親が準備してくれたのかと思い、プレゼントらしき包みを開けてみると、なんと中身はオッサンの生首。
ぶったまげ~。
ビリーは、脱兎のごとく屋敷を逃げ出した。
しかし、彼を追う謎の怪人。
ビリーは捕まり、怪人によって生き埋めにされた。

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一方、パーティー会場を探してドライブしていた若者たちも、屋敷を発見して侵入。
適当にくつろいでいたら、仲間の一人がウイジャ・ボードを発見。
興味本位でいじってみたら、娘の一人に異変が!!
化物のように変わり果てた娘は、不吉な言葉を吐く。
それを皮切りに、屋敷内では次々に怪物が発生。
実は、屋敷に住む魔術師が、生贄として彼らを待っていたのだった。
魔術師は既に亡くなった妻イサベルを復活させるため、禁断の法を使っていたのだ。
かくして復活を遂げたイサベルだったが、彼女はそれを望んでいなかった……。

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冒頭でビリー少年が主人公と思いきや、彼は前半であっさり生き埋め。
哀れだなぁと思っていたら、後に重要な役目を果たします。
80年代の化物映画ということで、単に怪物が出てバーーン。
ストーリーは、かなりチープといった感じですが、意外なプチ・オチがありました。
とはいっても、ハラハラ・ドキドキの緊張感はなく、出てくるクリーチャー・デザインを楽しむ程度に留まる内容なので、マニア以外にはウケない作品でしょう。

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ストーリー上でダメ出しをするとすれば、主人公が誰なのか解らない作りという点です。
ビリー少年でもなく、屋敷に迷い込んだ若者たちでもない。
後半は、復活したイサベルが中心という分離具合で、感情移入させる暇もない。
見方によっては、魔術師が主人公とも取れます。
監督が三人いるから、こういうチグハグさになったのでしょうか。

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ただ、私的には意外と驚かされたクリーチャー群。
半魚人や種類豊富なゾンビ、蜘蛛女や死神。
アメリカン・ホラー・コミックを象徴するような、素晴らしい出来栄えです。

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クライマックスは、イサベルが屋敷を逃げ出す件。
本作内では明らかに清楚ヒロイン・オーラを放つ彼女ですが、次々に土中より復活するゾンビ軍団に翻弄されます。
ゾンビに喰われる訳ではなく、なぜかドレスばかりがゾンビの手によって剥ぎ取られていきます。
別に裸にされる訳ではないのですが、このシーンは随分と印象的で、ガリレオ風に言うならば、「実にエロい」。
おそらく、80年代ホラーの中でも名シーンと呼べる代物です。
薄着になった彼女が、ゾンビのアタックをラグビーばりにかいくぐり、全力疾走するギャップが本作の醍醐味かもしれません。

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結局、鑑賞直後にも関わらず、あの登場人物たちの行く末はどうなったのか?の疑問が湧いてしまいます。
殺害シーンに重きも置かず、あまり血飛沫も出ない。
純粋に、モンスター好きのためだけに作られたような内容でした。

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2014年8月 3日 (日)

本日の映画 『モンスターズ・フォレスト』

『モンスターズ・フォレスト』
2011年 アメリカ 監督:ケネス・クラン

*本記事は、グロテスクな表現を含んでいます

巨大生物、1000年の目覚め!!さしずめ1000年女虫王か!?

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本作観て、冒頭で確認したのが製作年。
あれ、2011年だな。
でも舞台設定は1999年12月31日。
懐かしのY2Kが話題になった頃であります。
おそらく、今の時分にY2K思い出している人間は、この映画を観ている人ぐらいだろうと感慨に耽ります。
2011年製作ってのが、ミソ。
何年あたためていたのか、この企画。
それとも、唐突にダジャレ的に思いついたアイデアなのか?
とにもかくにも、あまりに賞味期限を切れた内容にブッ飛びです。

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さて、ストーリーは、そんなに複雑ではありません。
Y2Kで何か大惨事でも起きたら大変だし、ちょっと都会から離れた場所でキャンプでもして新年を迎えようか、という家族がメインとなります。

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0時を回り、新年を迎えたファミリー。
何事もなかったようで、これで安心して就寝。
って思ったら、得体の知れぬ何かに襲撃される。

意識が戻ってみたら、見知らぬ家の中。
なんと其処には、アンモラルなクレージー家族が住んでいた。
娘と妻を救うため、クレージー家族と対決する父親。

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その一方で、山中では1000年に一度姿を現すという謎の巨大生物が胎動していた。
ミレニアムを記念する夜、最も悲惨な出来事が彼らを襲う。

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今やホラーでは一ジャンルとして定着したクレイジー家族と、巨大モンスターという2つの魅力を一つにした、コラボ作品といえます。
原題『ミレニアム・バグ』はY2Kを指しますが、ダジャレ的な解釈で1000年に一度の虫としたのでしょう。

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全体的には、チープ感が漂います。
ヒロインは、クレイジー家族の長男と無理やり結婚させられようとし、作品次第ではバイオレンス感漂う内容なのですが、このチープ感でいくらか効果を削減し、バイオレンス嫌いの方にもリアルな不快さを与えないレベルで押さえています。

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そうはいっても、結構キワドいシーンは存在しています。
飛んできた斧が、顔面にジャストミート。
モンスターに噛み砕かれる人間頭部。
唐突に始まった、ビックリ出産シーン。
乳首4つ?のドン引きバスト、等々。
遊び心は、豊富といえましょう。
全体的に、B級の魅力を良く理解している製作陣という感想を持ちました。

惜しむらくは、セットがチャチい。(合成技術が未熟)
バグのウンチクを、もう少し用意してほしい。
等々、粗いところも結構残っています。

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2014年8月 2日 (土)

本日の映画 『マンボーグ』

『マンボーグ』
2011年 カナダ 監督:スティーヴン・コスタンスキ

*本記事は、グロテスクな表現を含んでいます

カルトのための、カルトな作品

この作品を知ってから、ずっと興味を持っていました。
輸入版を購入すべきかどうか迷っていたのだけれど、待って正解。
しっかりと日本版がでましたよ。
画像見たときから、カルトな魅力を発散。
これはもう、観るしかないっしょって感じでしたね。

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冒頭は、ちょっと戸惑うよ。
本編なのか、予告篇なのか、判断に迷いました。
結論からいうと、アストロン6なる製作会社の予告篇が2本配置されている。
他にクレイ・アニメーションのホラーチックなショートが1本。
予告篇は、どちらかといえば他作のダイジェスト版といった感じで、『ファイアーマン』と『レーザー・ゴースト2』を紹介。
どちらも80年代B級ホラーのエッセンスをタップりと含み、本当に存在するなら絶対観てぇぜ!!と思う作品。80年代ホラーファンに限りますけどね。
これらの予告編で、とりあえずマニアはアストロン6に興味津々間違いなし。

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さて、本編です。
世界は、人類とドラキュロン伯爵率いる地獄軍団との戦いに突入。
地獄軍団の勝利によって、人類は過酷な運命にあった。
主人公となる男(本名は最後までわからず)は、目前で兄を殺され、自らもドラキュロン伯爵によって瀕死の重傷を負わされる。
しかし、何者かが彼を助けた。
損傷を受けた箇所は全て機械で代替し、彼は人造人間マンボーグとして再生する。

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機械化によって戦闘力も身に付けたマンボーグ。
彼は、地獄軍団の娯楽であるアリーナに身を置き、そこで知り合った人間の戦士と行動を共にする。
アリーナで強いられる闘いは、次第に激化。
兄の敵を討つためにも、マンボーグは闘いを続けるが……。

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簡単にいえば、確かこのようなストーリーだったと思います。
まあ、本作はストーリーよりも映像を楽しむべき。
80年代SFやホラーへのオマージュあり、コメディ感も満載。
私的にはあまりコメディは欲しないけれど、本作のギャグ・センスは評価しています。
BGMもきちんと意識されていて、入れ込み度はバッチリですね。

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マンボーグ自体は、ロボコップのパロディに近いかな。
それよりも特徴的なのは、脇を固めるキャラたち。
どう見ても、モータル・コンバットじゃね!?ってキャラがいる。
声と台詞回しが非常に特徴的で、ゲームまんまのシーンなんかも飛び出します。

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で、マニアはかなりの満足度を得て終わるのだけれど、ラストに予告篇がもう一本。
その名も『バイオコップ』。
これもカルトだねぇ。
面白そうだねぇ。
スゲぇぜ、アストロン6。
すっかり夢中になっちまいました。
シー・ユー・レーザー。

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