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2014年5月

2014年5月25日 (日)

本日の映画 『モスキート』

『モスキート』
1994年 アメリカ 監督:ゲイリー・ジョーンズ

*本記事は、グロテスクな表現を含みます

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何故、このような作品を観ることになったのでしょう?
自分でもすっかり忘れて、レンタル登録のあるがままに鑑賞しました。
観ているうちに、監督ゲイリー・ジョーンズが最近鑑賞した『アックス・ジャイアント』と同じであることを思い出したのです。
この監督、B級職人のような感じを受けます。
そう、私がB級に求める要素を、しっかり入れてくるのですね。
安定感があるというのが、正しい表現でしょうか?

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舞台は、どこかの片田舎。
冒頭で宇宙船が出現。
それが地球に不時着して、異星人の死体の一部が地球の外気に晒された。
落下した個所は、沼地。
当然、蚊もいます。
なんと、蚊は異星人の血を吸っちまいました。
これが、とんでもない事態を招くのです。

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異星人の血は、栄養分豊富らしい。
それを吸った蚊は巨大化し、地球人を恐怖の渦へと突き落とす。
口吻をエイリアンの口のように伸ばし、人体にブッ刺して大量の血液を吸引。
マジっす蚊?

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キャンプ地にいた人間は、大量虐殺。
生き残った僅かな人間たちは、逃げまどいながらも蚊の秘密を解明。
一軒家に籠城し、生存のチャンスを待つ。
はたして、彼らの運命はい蚊に……。

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チープなグロさがたまらない、まさにB級モンスター・アクション。
蚊なんて小さな素材を、よくここまで引き立たせました。
CGというより、ストップ・モーション・アニメ使って、ガンバッています。

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適度なエロ配合、ヒロインはお約束のタンクトップ。
コミカルさとグロさの対比もバッチ・グー。
うーん、良い仕事してますねぇ。
くだらないですねぇ。
爽快感ありますねぇ。

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これだけでも十分に満足なんだけれど、マニアにはサプライズあり。
逃亡中の銀行強盗役にガンナー・ハンセン。
チェンソー持ち上げて、
『こいつを手にするのは20年ぶりだぜ』
って台詞にシビレます。
ピンとこない人に解説しますと、ハンセンは『悪魔のいけにえ』オリジナルのレザー・フェイス役なのです。
ハンセンがチェーンソーで巨大蚊と格闘するシーンって、マジっす蚊?ってカンジ。

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蚊なんて、題材としてダメだと思っていた私。
B級の奥深さが、身に染みるよん。

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2014年5月18日 (日)

本日の映画 『キラー・ホビー オモチャが殺しにやって来る』

『キラー・ホビー オモチャが殺しにやって来る』
1991年 アメリカ 監督:マーティン・キトローザー

*本記事は、グロテスクな表現を含みます

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邦題が示すとおりの内容に偽りなし。
そもそも本作は、『サイレント・ナイト、デッドリーナイト』シリーズの5作目という位置づけになっています。
『サイレントナイト~』1作目は日本でも発売され、レンタルでも容易に入手できる『悪魔のサンタクロース 惨殺の斧』。
2作目は『悪魔のサンタクロース 鮮血のメリー・クリスマス』と、夢いっぱいの子供たちをあざ笑うかの如くヒネた作品群なのです。
3作目以降はストーリーの関係性が無く、ただクリスマスシーズンが舞台というだけの共通性で括られたようですね。
ちなみに、4作目は邦題『新・死霊のしたたり』に該当し、本作も『新・死霊のしたたりBOX』としても販売されています。
もちろん、こちらもストーリー的絡みは一切ありません。

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さて、本作。
デレク坊やの玄関前に、クリスマス・プレゼントらしき箱が置かれていた。
中を開けると、ヘンテコ・サンタの置物が……。
なんと勝手に動き出してデレク坊やのパパを殺害してしまった。

ショックのあまり、口が聞けなくなるデレク。
母親は心配し、デレクの心の傷を癒そうとするが、どうにもままならない。
しかも、デレクらの周りをうろつく不審者の影が……。

そのような状況下で起こる、町民の変死事件。
果たして、その犯人と動機は……。

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オモチャが動いて、人を襲う。
似たような作品は比較的多く存在します。
まあ、オモチャが殺しに来たって、画的に怖くないじゃん。
と、思うのですが、やはり怖くありません。

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ところが、意外にもグロい死に方が用意されています。
口から侵入したムカデ人形が目に抜けてウゲェ。
デレクを寝かしつけたベビーシッターが彼氏を連れ込み、エッチ開始。
人形の軍人に狙撃され、あられもない姿でウギャー。
下手をしたら、誤って子供に見せてしまうかもしれない作品にしては、刺激のあるシーンが用意されています。

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ストーリーは犯人探しに基軸を置いてますが、その発想は80年代ホラーを彷彿とさせます。
ブッ飛びながらも、よく考えたなぁと感心する代物。
根底にはあのピノキオをイメージしているらしく、ダーク・ファンタジー感がチラ見できます。
ホラー要素は少ないながら、何とも不思議な魅力を持つ作品でした。

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本日の映画 『ビッグフット UMA確認。』

『ビッグフット UMA確認。』
2011年 アメリカ 監督:ブライアン・T・ジェインズ

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邦題からも判るとおり、ビッグフット題材の作品です。
個人的には、ビッグフットは殆ど興味のないUMAです。
その理由は、あまり神秘性を感じないところでしょうか?
限りなく人間に近い。
ゴリラか、オランウータンも存在するじゃないか!
そう思うと、現実性が高い故に、私の自称不思議ハンターとしての意欲は湧かないのかもしれません。
そう言いながらも鑑賞しているのは、トレイラーかなんかで観て、
①水着の姉ちゃんが出てる
②グロい場面がありそう
というポイントがあったから。
はいッ、これで決まりさ。それで決まりさ。
B級なんて、そんなもの。

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ゲスい動機で観ましたが、一般的なUMA映画とはちょっと違いました。
亡き父親との感傷に浸るヒロイン。
友人達は、それぞれカップルでイチャイチャ。
意地の悪そうな女に嫌気が差し、ヒロインに惹かれるイケ面。
ティーンズの青春映画度90%を維持し、その裏で密かに繰り広げられるビッグフットのプチ襲撃。

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結局、何が言いたいのか?
私がキャッチした印象は、UMAなんて添え物。
やはり人だよ、人。
って、カンジです。

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確かに、丁寧に人物描写をしています。
しかし、ビッグフットの作品に、誰がそんなものを期待しましょうか?
それよりも、ビッグフット大暴れ!!
飛び散る肉塊。
迸る血潮。
半裸女子大生、恐怖のホリデー・キャンプ!!
ってカンジの方が、断然面白そうですよね。

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一応、本作もグロさにはガンバリ感が見受けられます。
しかし、ストーリーとの絡みが薄すぎて、あまり効果が出ていない気がします。
また、ヒロインは年齢不詳の童顔タイプ。
同監督の『エリア・オブ・ザ・デッド』にチョイ役で出ており、不思議と印象に残る女優さんではあります。
詩的な余韻を残すラスト・シーンが見せ場ですが、私としてはハァ~アア~アなんてドラえもん音頭が聞こえる程度。

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さて、とあるイントロには本作がリメイク作品であると掲載されています。
当該作と印象が違うため、その真偽は定かではありませんが、わざわざリメイクする作品でもないだろうという思ってみたりなんかして。
オリジナルは、1950年代に目撃されたビッグフット談をドキュメンタリー風に撮った作品らしいです。

とりあえず本作を通じて、テキサス州アーカンソーの湿地帯ボギー・クリークにビッグフットの噂が存在することを知りました。
チェーンソーといい、ビッグフットといい、ヤバいぜ!テキサス。
マニアとしては、一度は訪れてみたいッス。

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2014年5月12日 (月)

本日の映画 『トールマン』

『トールマン』
2012年 アメリカ・カナダ・フランス 監督:パスカル・ロジェ

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パスカル・ロジェ監督といえば、『マーターズ』の衝撃が未だ残る監督さんです。
その次回作ということで、自ずと期待は高まってしまうのですが、どうもジャケ写等では派手さが伝わってこない。
ひょっとしてハズレ?って予感がして、なかなか鑑賞しなかったのですが……。

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舞台は、鉱山の閉山によってすっかり寂れたコールド・ロックの町。
この町にはいつしか幼児の失踪事件が多発するようになり、その仕業の主として「トールマン」なる人物が噂された。

医師で、聖人のように町民に慕われた夫を亡くしたジュリアは、看護師として夫の意思を引き継ぎ、日々を過ごしていた。
しかしある日、何者かが家に侵入。
最愛のデビットを連れ去られてしまう。
賊の侵入に気付いたジュリアは必死の追跡を試みるが、デビットを取り戻すことは出来なかった。

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満身創痍の状態でFBIに保護され、町のダイナーに連れていかれるジュリア。
しかし、そこに居合わせた住民たちの様子がどうにもおかしい。
異様な空気を察知したジュリアは、逃走を試みるが……。

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『マーターズ』のインパクトは、私的ランキング上位に入るぐらいのものでした。
どうしても同種の刺激を求めてしまうのですが、そういう意味では物足りなさを感じる人もいるでしょう。
前作に比べれば、明らかに刺激は少ないといえます。
しかし、私的には常に展開が気になる作りでしたし、しっかりとしたドンデン返しに納得させられました。
子供の失踪事件というテーマが、全編を通して不気味さを醸し出し、なんともいえぬ不安感を煽るのです。
加えて、謎の解明までのバランスも良。
ヒロインのジェシカ・ビールは『テキサス・チェーンソー』のイメージしか有りませんでしたが、本作ではかなり印象に残る演技をしています。

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下手に撮れば地味で盛り上がらないかもしれぬ素材を、ここまで集中させたのは監督の力量ではないでしょうか。
余韻もかなり残りますし、私的には評価高い作品といえます。
一般的なホラーではないので、それを期待する観客とのギャップが心配。
良くできているだけに、これでコケてほしくないですね。

マニア・ポイント。
地元の保安官役で、ウイリアム・B・デービスが出演。
この人、Xファイルの『肺ガン男』ですよ~。
*上の画像は違いますcoldsweats01

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2014年5月 5日 (月)

本日の映画 『バトル・オブ・アトランティス』

『バトル・オブ・アトランティス』
2013年 アメリカ 監督:ジャレッド・コーン

巨大怪獣に立ち向かうは、僕らの巨大三色ロボ レッド&ブルー&グリーン!!

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原題は『アトランティック・リム』。
最近、似たような響きの巨額製作費作品を観ましたが、おそらくそれにインスパイアされて作られた作品ではないかと想像できます。
向うは、太平洋。
こちらは、大西洋。
同じような題名ならば、巨大ロボも登場するに違いない。
少年の頃からロボットに惹かれて数十年。
私の心は、ロボと共にあった。
生きているうちに、巨大ロボを操縦してみたい。
そう思うのは、私だけだろうか。
たとえ、それがヘタレなロボだったとしても……。

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大西洋のとある海域。
調査を行っていた潜水艇が音信不通となり、ベースの石油リグが消失する事件が勃発。
その調査を担うことになったアメリカ軍は、NASAで極秘に行われていた『アルマダ計画』を実践。
三体の巨大ロボを捜索に向かわせた。

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ロボのエース・パイロット、ウォーターズは、海底で謎の巨大怪獣と遭遇する。
怪獣は海岸へと浮上し、甚大な被害を人類に与えた。
上層部の命令を無視し、暴走するウォーターズ。
どうにか怪獣を倒すものの、命令違反で軍に拘束される。

だが、事件はこれだけに留まらなかった。
原油の中に眠っていた怪獣の卵は、2個あったのだ。
再び怪獣の脅威に曝される人類。
マンハッタンに上陸した怪獣たちは、破壊の限りを尽くす。

立ちあがるのは、三体の巨大ロボ。
新たに開発された神経系統シンクロ装置ハローを携えて、ウォーターズらは最後の闘いに挑む。

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え~っと、なんていいましょうか。
結構、ブッ飛んでいる内容です。
ツッ込みどころ多数あり。
B級ネタの玉手箱や~って、作品です。
製作会社は、あのアサイラム。
当然といえば、当然なのですが……。

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気になる点を、箇条書きで挙げてみましょう。

・ロボの操縦者たちは、軍所属の兵士。なのに、命令を全く聞かない。
・ロボは極秘プロジェクトなのだが、主人公が全く気にせず公言する。
・闘いの最中、操縦者たちは文句タラタラ。
・軍の司令部が、会社のオフィスと変わりない。
・操縦者たちの、しょーもない三角関係
・大統領の決定すら覆す軍中将USAトクミツさん
・神経シンクロのため、ロボの受けた攻撃は操縦者に直接伝わるというシステムの不可解さ
・ヒロインの、あまりに画にならない間抜け戦闘シーン
・ロボ接近専用武器の形状が、蝿タタキとピコピコ・ハンマー。
などなど。

極めつけは、主人公ウォーターズの人物描写です。
確かに怪獣を倒したのですが、彼の武器(ビーム・レイルガン)によってビルが倒壊。
多数の死者を目の当たりにしても、怪獣を倒した興奮が先行。
俺は英雄だと豪語し、仲間が犠牲者たちの救助をしていても、本人はパーティーなんぞに出席していまう。
これが改心して、自分の命を犠牲にして人類を救うのであれば、僅かながらに葬快感も得られるのですが……。

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ちなみに、ヒロイン役ジャッキー・ムーアさんはダレ○ガレ明美さん風。
ヘタレな操縦っぷりと、やる気のなさそうなランニング・シーンが記憶に残ります。
主人公の彼女らしいのですが、グリーン・ロボ操縦のジムとも関係を持ってしまったようで、複雑な立場におります。
この人間関係を利用して、最後はお涙頂戴・自己犠牲と友情と愛情と……なんてパターンにすれば良かったのですが、不思議なくらいノータッチ。
そのような設定であることを、製作側自ら忘れてしまったかのような扱いを受けています。

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思えば、昔の縁日では、テレビや漫画で見たこともないようなロボットのプラモデルが売っていました。
全体的なフォルムは、たとえばガンダムに似ている。
しかし、顔やパーツは、明らかにショボい。
そのようなパチもんが、出回っていたのです。
それでも、子供心に惹かれてしまう何かが其処にはありました。
そう、それこそがロボの持つ魅力。
何故だか、ロボはカッコ良い。
ロボ自体に罪は無い。
ロボが輝くかどうかは、それを操縦する人間にかかっている。

そんなことを考えた、ゴールデンウィークの午後。

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