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2014年4月

2014年4月29日 (火)

本日の映画 『悪霊のはらわた』

『悪霊のはらわた』
2012年 スウェーデン 監督:ソニー・ラグーナ&トミー・ヴィクルンド

*本記事は、グロテスクな表現を含みます

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久し振りに期待感MAXの作品です。
というのは、あの『死霊のはらわた』臭がプンプンだから。
『死霊のはらわた』リメイク作品より期待度は高いかもしれません。
なんてったって、 『死霊のはらわた』の大ファンだからね、私。
サル真似でもなんでもいいから、あの死霊の魅力を再現してほしいデス。

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それでは、作品を観てみましょう。

なんだか、ラブたっぷりのカップル。
幸せの絶頂ってカンジがします。
彼氏方のオヤジさんの薦めで、週末に山小屋に泊まるようです。
友人らも連れ立って、合計7人で出発だ。

Ah2

到着してみると、意外とナイスなカンジの屋敷です。
鍵のトラブルがあって、女性一人が先に入ることに。
皆を驚かせようとした意図もあったのですが、地下室への入口がやけに気にかかる。
吸い寄せられるように地下に降りてみると、トンデモないものに遭遇した。

Ah6

何が起きたのか。
女性の記憶は定かではない。
白昼夢のような感覚だけが残っている。
仲間たちは屋敷に入って、ハッピータイムの始まりだ。

周囲の騒ぎをよそに、気分が悪くなっていく女性。
やがて、彼女はおよそ人間とは思えない変化をきたし、周囲の人間に襲いかかった。
襲われた人間も同様の変化を見せ、屋敷は地獄絵図を描きだす。
得体の知れぬオッサンの訪問で、少しだけ明らかになる事実。
はたして、彼らの運命はいかに……。

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うむむ、ちょっと期待しすぎた感がありますね。
確かに、ビジュアル的には派手なグロさがあります。
地下室の魔物の造形も、私のツボ。
なのに、手放しで喜べない何かがあります。

おそらくは、ストーリーの単調さが原因かと思われます。
変化した犠牲者が襲ってくるのは、ゾンビと変わりありません。
噛みついたり、引っ掻いたり程度の攻撃で、予測不能な攻撃という訳ではないのです。

地下室の魔物について、説明不足なのも消化不良の一因でしょう。
もうちょっと、キャラ立ちを加えても良いのではないでしょうか?
作品だけでは、スウェーデンの妖怪の一種かと思われます。
これが元ネタがあるのか、まったくのオリジナルなのか。
それすら判らないほど、材料に乏しい。

ウリともいえるグロシーンは、なかなか頑張っています。
冒頭からの雰囲気が良かっただけに、非常に惜しい気がしますね。

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2014年4月12日 (土)

本日の映画 『ネクロノス』

『ネクロノス』
2010年 ドイツ 監督:マーク・ローンストック

*本記事は、グロテスクな表現を含みます

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ジャケ写を見ると、イマイチ内容が判らない。
しかし、雰囲気とタイトルから、大体の作風は感じ取れてしまうのです。
鑑賞して、その予感はズバリ。
ドイツ産の、チープだけどゴアっぷりの良いアンダーグランドな作品なのでした。

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ストーリーは、あらすじを解説するほどでもありません。
中世に悪魔に傾倒した魔術師がいて、当時の王様(とぉーっても安上がりな衣装を着てる)の命令で殺害されます。
この魔術師の名前がネクロノス。
いかにもな名前ですが、これが現代に蘇るのですね。

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さて、このネクロノス。
魔術で子分の怪人ゴランを作り出します。
このゴランは顔が爛れており、主の命令を忠実に実行します。
まあ、やることは主に殺人なんですけど……。

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で、ネクロノスは更なる主人・悪魔大王の指示で動いています。
なんでも、悪魔大王復活の準備を整えるのが役目だそうで。
処女の血かなんかが復活に必要なようで、いまいち影の薄いヒロインが狙われます。
はたして、大魔王は復活してしまうのでしょうか。

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大魔王の姿は、日焼けしたピッコロを想像させます。
だから、ドラゴンボール知っている人は、まったく怖くありません。
ゴランの容姿もイマイチ。
モグラっぽいですかね。
ネクロノスとゴランのやりとりは学芸会の素人劇レベルで、ショッカーの将軍と怪人のそれに酷似しています。

ドイツだけにゴアシーンはタップリ。
だけど安っぽいので、リアルなのがダメな人には安心設定。
狂戦士などのキャラ設定もあり、ストーリーや構成がマズくても、とりあえずマニアを納得させる要素は持っています。

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全裸の男女が鎖で繋がれ、泡吹いて殺されるシーンがあるように、ファミリー向けとは対極に位置する内容。
裸も多いのですが、そこにエロさは皆無。
なんか、ティモ・ローズっぽいなあと思っていたら、クレジットで彼の名前を発見。
エンディング曲は、その名も『ネクロノス』。
パフォーマンスは、アンドレアス・シュナースの名が!!
この、どうしようもなさが、最大の魅力なのかもしれません。

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2014年4月 5日 (土)

本日の映画 『ゾンビ・フィーバー』

『ゾンビ・フィーバー』
2013年 ロシア 監督:キリル・ケムニッツ&イェレーナ・スクリプキナ

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なんと、遂にロシア産のゾンビ映画が誕生sign03
しかも、ヒロインは、あのお騒がせデュオ『タトゥー』のユーリャということで、マニア的には少なからず注目すべき作品なのです。

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主人公イヴァンは、ヘタレなティーンズ男子。
好きな子に声をかけることもできず、ウジウジしているタイプ。
ロシアン・のび太君のようなものですな。
そして、その親友アレックス。
こちらはブ男ながら、色恋沙汰にやたら積極的で、外見はちび●子に出てくるブー太郎に酷似しております。

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二人はヘタレな日常を送っているわけですが、ある日宇宙から何かが落ちてくる。
ある博士がそれを回収したのですが、不慮の事故で作動しちゃいました。
そしたら、中から変なウイルスが飛散して、人間をゾンビにしてしまいます。
そして街中がゾンビだらけとなり、のび太とブー太郎のサバイバルが始まった。

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まあ、USAでは珍しくない設定のゾンビ・コメディです。
ロシア産ということで期待しなかったのですが、私的には面白かった。
ギャグもソコソコ、ツボにハマりました。
ほぼUSA産に近いのですが、よく出来ています。

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特に格闘家とゾンビの闘いは、私のようなマニアには満足アイテムと言えるでしょう。
回し蹴りで、首がスポーンsign01
弾丸を避けるゾンビは、マトリックスの香り。

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笑いと爽快感をきちんと盛り込み、ラストの呆然オチに拍手。
マスク外した二人の救世主に注目必至。
このアイロニーは、ロシアならでは。
肝心のゾンビメイクはレベル高くないけれど、全体的なバランスは良。
のび太とブー太郎コンビもインパクトあり、ユーリャより印象深いッス。

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まあ、春夏秋冬ゾンビ映画を観て、ヘタレな主人公を50人は知っていて、笑えないコメディを延々と観続けたことがあって、ロシア映画のレベルを知っている人なら、賞賛できる作品でしょう。

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