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2014年2月

2014年2月23日 (日)

本日の映画 『ザ・ウォード 感染病棟』

『ザ・ウォード 感染病棟』
2013年 アメリカ 監督:マイケル・ラスムッセン

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『ザ・ウォード』と聞けば、2010年製作ジョン・カペ監督作品が真っ先に思い浮かびますね。
本作のタイトルもほぼ同じに聞こえるのですが、むこうは『監禁病棟』で、こちらは『感染病棟』ですから~。
またメーカーさんが勝手につけた邦題でしょうが、ジョン・カペ監督作の脚本家の一人が本作の監督さんという、スライスチーズ並みの関連性があるらしいです。
少ない材料で最大限のアピールを。
ヘタレ作品から人生を学ぼう、オーイェイsign03

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さて、本作。
新米脚本家らしきクリスが、ホラー映画の撮影現場を訪問。
自分の脚本が作品化されるということで、意気揚々と現場を視察します。

ロケ現場は、6年前まで精神科の病棟として使われていた建物。
荒み具合が素晴らしく、ホラー映画にはベストマッチング。
幽霊屋敷感バリバリで、作品のつかみとしても申し分ない感じです。
ちょいと我儘系の女優や、変人系のスタッフなども出現しますが、B級ホラー作品だから贅沢は言えません。

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撮影に興味津々のクリス。
しかし、何故か小さなトラブルが続いて撮影は難航。
徐々に撮影隊に不穏な空気が漂い始めました。

撮影の中断が続き、クリスの知らないところでヤバい事件が起きています。
そんな中、クリスは建物の過去にまつわる話を耳にします。
壁に掛けられた院長の肖像画。
どうやら彼は、奥さんと子供を溺死させ、自分も自殺したらしい。
患者にも、何か特殊な治療を施していた……。

やがて、病棟内は不穏な空気が充満し、一人また一人と暗黒の世界に足を踏み入れるのでした。

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題材や最初の雰囲気は、かなり好みです。
しかしながら、ジワジワと雰囲気を盛り上げつつも、それが爆発しません。
言ってみれば、『スカシ』を多用しすぎ。
前半スカして中盤から直球であれば、かなり効果が違ったことでしょう。
この直球こそ、大半のホラーマニアが求める真髄だと思うのですが、製作側の意図は違うようですね。

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結局、いわくつき院長の描き方も相当ストレス溜まりますし、重要と思しき過去譚もおざなり。
雰囲気だけで勝負するには、キツイでしょう。

色気も全く無しとは言い切れませんが、これも間接的。
雰囲気フェチなるジャンルがあるならば、闇の中のレイチェル・ナース仕様・不二子ちゃん風開襟姿が辛うじて引っかかるでしょう。

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実は『カジノ・ゾンビ』で注目の、エバレナ・マリー嬢目当てで鑑賞したのですが、正直なところ存在感が薄すぎ。
エバレナ・ファンは、膝を落としてしまうかもしれません。

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2014年2月 9日 (日)

本日の映画 『BEFORE DAWN ビフォア・ドーン』

『BEFORE DAWN ビフォア・ドーン』
2012年 イギリス 監督:ドミニク・ブラント 

*本記事はグロテスクな表現を含みます

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東京では記録的な大雪らしいですね。
引っ越ししなければ、月曜日の出勤が憂鬱になったに違いありません。
しかし、こちらは雪が降っていない!
やっぱ、静岡は暖かいんだなぁ。

さて、転勤決定以来ようやく落ち着いて休める土日がやってきました。
未鑑賞のヘタレ映画を消化するとしましょうか!!

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本作は、何かのイントロにてゾンビ映画らしいことだけが分かっていました。
最低限の事前情報で映画を鑑賞した方が、緊張感あって良いデス。

物語の舞台は、おそらくイギリスのどこかでしょう。
子供たちを祖母に預け、夫婦水入らずの旅行に出掛ける中年夫婦アレックスとメグ。
仲が良いのかと思いきや、どうにも不穏な空気が漂います。
この後、じっくり30分くらいかけて、二人の微妙な関係は丁寧に描かれていきます。
気の短い人、じれったいでしょうね。

この旅行、どうやらアレックスの発案らしいです。
俺は無職だが、夫であり、一家の大黒柱でありたい。
でも現実は、奥さんに喰わせてもらっている。
奥さんはキャリア・ウーマンで、日々仕事に明け暮れている。
ここらで昔のような仲の良い夫婦関係を取り戻したい。
そのような思惑がプンプンです。

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しかし、奥さんは乗り気ではありません。
彼女の心は、既に離れてしまっていたのでしょう。
せっかくの旅行も、寝室は別々。
一人寂しくソファーで寝る夫。

一夜が明けて、奥さんは朝のジョギング。
田舎の風景を満喫します。
ところが前方に怪しい男。
ワー。
ウォー。
絶叫しながら、奥さん目がけて全力疾走する血まみれの男。
奥さん、ビックリ。
こちらも全力で逃げます。

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ようやく男を振り切った奥さん。
その際、傷を負ってしまいました。
からくも別荘に戻るものの、気分がすぐれずにダウン。
心配する夫・アレックス。
倉庫に行ったら、怪物のような男に遭遇しちまいました。

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何だ、ありゃ!!
驚きと恐怖で動揺冷めやらぬアレックス。
そしたら、奥さんにも同様の変化が……。
やがて、アレックスは知ってしまいます。
世界の終わりが近付いていることを。

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てな感じの内容でした。
失いつつある愛を、必死で取り戻そうとする中年男アレックス。
奥さんゾンビ化しちゃうのですが、元に戻そうとする行動が悲哀であり、はたまた笑いを誘います。
このあたり、素直な人は一種の感動を覚えるかもしれません。
しかし、私のようにヒネた人間には、あまりにクサイ演出で、滑稽に思えてしまいます。
誤解のないように言っておきますと、本作はコメディではありません。

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本作が低予算であることは明白。
しかし、俳優さんの演技や特殊メイクに手抜きはありません。
スケールだけが小さいといえるでしょう。
ゾンビとの戦いも、真面目ながら微妙な滑稽さが滲み出て、意外とインパクトあります。

ヒネた視線でみれば、ラストは大爆笑。
ヒネてなければ、適度な余韻を残します。
人によっては、感動すら覚えるかもしれません。

少量ですが悪くないゴア描写。
頑張っているゾンビ・メイク。
何より、頭抱えて困窮するダメ夫の見事な演技。
私的には、好印象の作品です。

派手なエンターテイメントを求める方には不向きかもしれません。



 

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2014年2月 3日 (月)

本日の映画 『デッドリーウィークエンド』

本日の映画 『デッドリーウィークエンド』
2011年 アメリカ 監督:ジェイソン・サットン

*本記事は、グロテスクな表現を含みます

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約2カ月振りの更新です。
転勤・引っ越し・業務の引き継ぎ……。
忙しい日々が続き、この間に観た映画は『GIジョーⅡ』のみ。
しかも出張で泊まったビジネスホテルの有料番組という代物。
このままヘタレ映画とオサラバか……。
いっそ、A級作品しか観ない立派な大人になろうか……。
いきなり『ショーシャンク…』なんてレビューしたら、ビックリマンチョコだぜッ。
なんて思い悩んでいたんですね、ホント。

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しかし、ヘタレ中毒はちょっとやそっとじゃ抜け切れず、記念すべき再開一発目に選んだのが本作『デッドリーウィークエンド』なのだ!!
ディスクセット良し!
電流火花が身体を走る。
ジロー、チェィンジ。ヘタレダァー!
なんとメーカーさんはJVD。
しかもDEEP REDだ。
幸先良いぜッ!?

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本作の舞台はフロリダ州ゼルウッド。
人口2540人の小さな町だが、犯罪発生率は無茶苦茶多いナリとのテロップが入る。
しかも、それらの多くは未解決になっているらしい。
怖いですね~。ヤバイですね~。
こんなことを映画で公開されて、リアル住人は迷惑ですね~。

おっと、いきなりバスト露出の女性出現。
なんや、なんやと身を乗り出せば、殿方悶絶間違いなしの痛シーン。
この監督、『つかみ』が理解できているようです。

主人公たちは2組のカップル。
もうじき離れ離れになってしまうので、最期にキャンプで楽しもうというわけ。
キャンプに興じる若者たちを、青春映画のようにキャメラは追い掛ける。
何かが起きる!?
そう信じて待つも、青春はかなり長い。
ここらで一人死んでおけというポイントもスルー。
そして、カップルはどうでもよい痴話喧嘩に突入する。
どんどんホラーじゃなくなっているよ~。
画面に向かって注意喚起するも、ビッチだのファックUなどの暴言がリフレイン。

ようやく一人が姿を消し、物語は犯人は誰や?の様相を呈してきました。
しかし、ホラーに塗れて過ごした私には、この時点で展開が予想できてしまいました。
これはラストまで見事的中。
製作陣のやりたい事まで見えてしまい、新たな驚きはありません。

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後半、作品は犯人探しからまた方向転換。
どちらかといえば、クレイジーとかマッドネスを目指します。
スプラッターシーンも用意していますが、インパクトがあるとは言えません。

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ラストはヒロインと犯人の追いかけっこパターンですが、緊迫感のある演出とは言い難いですね。
それこそ冒頭チョンパの方が、ハラハラ感に満ちています。
DEEP REDにしては捻ったアイデア。
ただし、このテーマを活かすには、もう少しハジけた演出や役者さんの魅力が必要。
終わってみれば、お気に入りのシーンとか何も残らんのです。

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ブログ休止に際し、コメントをいただいた方々。
密かに待ってくれていた方々。
ご心配をお掛けしました。
ネット環境もようやく整い、再び本ブログも活動を再開しますconfident

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