本日の映画 『JENGLOT PANTAI SELATAN』
インドネシアの妖怪がビキニ女性を襲撃
『JENGLOT PANTAI SELATAN』
2011年 インドネシア 監督:RIZAL MANTOVANI
*本記事は、グロテスクな表現を含みます
タイのホラー映画に魅せられ、その後他国のホラー作品にも目を向けるようになりました。
タイや韓国をメインに一通り漁り、最近注目はインドネシアとフィリピンです。
結構大量に作品が製作されているようですが、日本版はあまり存在しません。
輸入版も、日本では販売しているところが見つからず、入手が難しいようです。
現地に飛んで購入する方が手っ取り早いのですが、頻繁に海外旅行できる身分でもなく、実現する日を夢見るしかありませんね。
さて、本作について。
実は英語の字幕がなく、言語もインドネシア語で理解不能。
ですから、理解度はかなり低いです。
主人公の名前すら、ティミーなのかエミーなのか判別できませんでした。
かな~り想像を交えてのレビューとなっております。
タイトルを調べてみると、『JENGLOT』が妖怪とか怪物の名前。
『PANTAI』は海岸。
『SELATAN』は南。
ようは南の島のクリーチャー的意味となります。
ちなみに英語のタイトルは『VIRGIN BEACH CREATURE』。
ではJENGLOTとは、何なのでしょうか?
作品内で判断すると、幼児程度の大きさで、人魚に似ています。
手足はありますが、未発達。
それを補うかのように発達した長い尻尾。先がヒレになっていて、これで水中を泳げるようですね。人間の首に巻きつけて、攻撃する用途もあります。
劇中では、最初は干物のような姿。
なにやら怪しげなオッサンが呪詛を唱え、みずからの血を与えます。
すると干物は息を吹き返し、昼は若者たちで一杯のビーチに解き放たれるのです。
さて、この怪物。
手当たり次第に、人々を襲います。
基本的には、尻尾を人間の首に巻き付け、その肉をかじります。
水中のみならず、陸上でも移動可能。
ウギャイ、ウギャイと怖ろしげな声を発しながら、近づいてきます。
素早く移動し、ベッドの下や棚などに隠れて、人を襲う機会を狙っています。
造形はかなりチープですが、雰囲気でカバー。
あるワンシーンでは、変な突起物やビロビロ器官などを見せ、気色悪さを際立たせていました。
思うに、本作は『ピラニア』の影響を受けているようです。
ビーチでのビキニ・シーンの多さ。
骨が覗くほど損壊した手足。
もちろん、本家のエンタメ度に比べれば、発展途上段階であることは否めません。
しかし、今後のインドネシア・ホラーの可能性を多分に感じさせてくれます。
ストーリーは、怪物の一方的な襲撃が繰り返されるだけといっても良いでしょう。
ヒロインが最終対決をしますが、これがヒネリ不足。
そんな簡単なトラップで良いのか~ッ!!
なんて思わずツッコみたくなるほど。
ご安心あれ、私の早合点でした。
その後意外な展開を迎え、ちょっとダークな余韻を残す結末となりました。
オッサンの目的が何であったのか。
なんとなーく想像はついたのですが、これは台詞が解らないとダメですね。
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コメント
こんにちわ^^小太郎と申します。
うすいホラー者ですが、新着記事にひかれてたどり着きました。これから愛読させていただきます。とりあえず
ご挨拶まで。
投稿: 小太郎 | 2013年11月17日 (日) 11時45分
小太郎様

コメントありがとうございます
うすくても、厚くても、少しでもホラーに興味がある方に楽しんでいただければ光栄です
今後とも宜しくお願いします。
投稿: 怪奇伯爵 | 2013年11月17日 (日) 14時58分