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2013年10月

2013年10月26日 (土)

本日の映画 『ピラナコンダ』

『ピラナコンダ』
2012年 アメリカ 監督:ジム・ウィノースキー

*本記事は、グロテスクな表現を含みます

Pc6

UMAが好きなのは、川口探検隊の影響でしょうか?
未確認生物と聞くと、ワクワクしてしまう私。
ネス湖の畔に泊まって、一日ネッシーを探すという夢まで抱いております。
もちろん、映画も欠かせません。
ヘボいCGが待っていようと、ワンパターンの展開が待っていようと、UMA映画はなくならない。
僕らの夢と希望を乗せて、今日も唄うよ、アンビリーバボーなUMA狂想曲。

Pc4

舞台は、ハワイ島。
ハワイ大のラブグローブ教授が辿りついたのは、伝説の生物の巣。
卵があったので回収しちゃうと、怒った怪物は教授の仲間を瞬殺。
この怪物こそ、頭はピラニア・胴体はアナコンダのピラナコンダだった。
ドッギューン!!!

そんな怪物が生息しているとも知らず、B級ホラー映画製作に訪れていた映画スタッフたち。
撮影の合間に、一人また一人と姿を消す。
撮影途中で、スポンサーが下りたとの連絡が入り、撮影隊は映画製作を中止。
その帰路に、スタッフたちは誘拐目当てのテロリストに拉致されてしまう。

Pc7

連れ去られたスタッフたちは、テロリストのアジトでラブグローブ教授と合流。
恐ろしい怪物の正体を知る。
教授の警告を無視し、身代金要求を画策するテロリストたち。
しかし、ピラナコンダは既に餌を求めて動き出していた。

姉ちゃんが、喰われる!
テロリストが喰われる!!
B級ホラー女優、水着で爆走!!!
ヘリまで届け、ハワイアン大蛇!!!!

Pc1

ストーリーは、単純です。
ハワイ島が舞台というのが、ちょっと珍しいですね。
肝心の、ピラナコンダのデザインですが、決して魅力があるとは言えません。
ちょっと、手抜き感すら漂います。
CGも甘めで、リアルさは乏しいといえるでしょう。

Pc3

全体的に、ザ・B級なのですが、意外と飽きが来ず、ちょっと面白いのではないかという印象でした。
その理由は、エグゼクティヴ・プロデューサーであるロジャー・コーマンのお蔭かもしれません。
見事なB級哲学が内包されており、観客の見たがるポイントが明確になっているのです。

Pc2


意外とグロな死体。
フェロモン全開の女優陣。
フェロモン全開の水着。
『健康的』なエロさがソコにあります。

Pc8

思い返せば、まったく面白くないB級映画もたくさん存在します。
いつしか、B級とは『そんなもん』程度に捉えていましたが、本来はA級にはない面白さやバカさが魅力。
そのことを気づかせてくれた作品となりました。
思いっきりハードル下げて観れば、大丈夫マイフレンド。

Pc5

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2013年10月20日 (日)

本日の映画 『バスケットケース3』

『バスケットケース3』
1991年 アメリカ 監督:フランク・ヘネンロッター

*本記事は、グロテスクな表現を含みます

Bc9

いよいよ三作目のレビューとなりました。
こちらも現在はレア作品ですが、『パンプキン・ヘッド』シリーズの方が感慨深いものがありました。
『バスケット~』シリーズは、癖がありすぎますね。
今回も、何ともハチャメチャな内容となっています。

Bc2

シャムの双生児として生まれたべリアルとドゥエイン。
前作でドゥエインの精神は破綻し、恋の相手と信じていたスーザンを失う羽目に。
彼は拘束着を着せられて、グラニー女史の監視下にあった

一方、兄べリアルとその恋人イヴの間に、愛の結晶が宿っていた。
イヴの出産を控え、グラニー女史はフリークス集団を伴ってとある屋敷を訪問。
ドゥエインも、その一行に加わることになった。

Bc1_2

まもなくイヴは12人の赤子を出産。
その隙にドゥエインは屋敷から逃亡。
偶然に出逢った保安官の娘に助けを求めるものの、留置所に拘留される。
ドゥエインとべリアルに懸賞金が懸けられていることを知ったアンモラルな二人の保安官。
べリアルもいれば高収入だとばかりに、屋敷に急行。

Bc6

屋敷は、赤子の誕生でパーティー・モードに突入。
保安官の侵入にも気付かない。
べリアルを探す保安官たち。
そこで探し当てたのは、イヴと12人の赤子たち。
『ホワット ア ヘル?』
異形の存在にビビる保安官たち。
これでもくらえとばかりに、イヴをショット・ガンで射殺。
ズらかる際に、しっかりと12人の赤子をさらっていく。

Bc3

イヴの亡骸を前に、べリアルは怒りを爆発させる。
仲間のフリークスも手伝って、保安官事務所を襲撃。
留置場にいたドゥエインも合流するが、べリアルは銃で撃たれて怪我を負う。

一旦退却する兄弟。
屋敷でグラニー女史の息子の助けを借り、秘密兵器を開発。
赤子たちの奪還のため、最後に残った保安官との戦いに臨む。
イヴを殺されたべリアルの怒りと、娘を殺された保安官の怒りが衝突。
はたして、その結果は……。

Bc8

『2』の流れを、そのまま引き継いでいます。
ハチャメチャ・ホラー・モンスター・コメディといったところで、虚脱感が半端ないかと。
特に最低と思われた『2』のべリアル・ファックを再掲。
腹からティンコ・ヘッド・モンスターを出現させるスーザンも、リピート・アフター・ミー。
フリークスは相変わらずのファンタジーぶりで、ミュージカル化しそうな雰囲気です。

Bc7

今回はドゥエインの出番も少なめ。
主題が全くみえない、エンタメに徹した内容といえるでしょう。
そして、皆がビックリするべリアル専用パワー・ローダー。
そのうち『バスケットケース4 エイリアンVSべリアル』なんて出来るのではないかと、心配でグッドなスリープができません。

最後に、最も印象に残ったシーン。
トップレス姉ちゃん二人に体を愛撫され、煙草をふかすべリアル。
こんなべリアル、見たくない!?

Bc10

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2013年10月14日 (月)

本日の映画 『バスケットケース2』

『バスケットケース2』
1990年 アメリカ 監督:フランク・ヘネンロッター

*本記事は、グロテスクな表現が含まれています

Bk2

一時期、『バスケットケース』1作目は、入手困難な状況にありました。
しかし、ブルーレイなぞも発売されちゃったりなんかしちゃったりして、希少価値は薄れたようです。
この2作目および3作目も一度はDVD化されており、またトリロジーというボックスセットも存在します。
今ではプレミアがついているようですが、2作目や3作目の存在は意外と知られていないようですね。

Bc5
前作直後の話なのに、主人公はオッサンになっている

ストーリーは、前作の直後から開始されます。
ホテルの窓から落下したドゥエインとべリアル。
二人は瀕死の状態だったが、一命を取りとめた。
搬送先の病院で、手当を受ける二人。
しかし、兄べリアルの存在が、世間には怪物として扱われてしまった。

Bc1




瀕死の状態だった二人だが、見張りの警官を殺し、病院を抜け出すことに成功。
謎の女性に助けられ、ドゥエインとべリアルは匿われることとなった。
謎の女性は、二人の唯一の理解者であった叔母と交流があったらしい。
その屋敷には、他にも大勢のフリークスたちが暮らしていた。

 

フリークスたちに囲まれた生活。
それはそれで、悪くない。
特にべリアルはイヴという恋人と出逢い、新たな境地に入りこむ。
一方、ドゥエインも、屋敷に住むスーザンに恋心を抱く。

 

しかし、穏やかな暮らしは続かない。
二人の行方を追う記者の存在を知った二人は、仲間のフリークスと共に逆襲に出る。
全てが終わったと思えたとき、二人の兄弟には再び残酷な運命が待ちかまえていた…。

 

Bk4

本作は、監督自身が気乗りしなかったものらしいです。
前作にあった『チープの中に何かを感じる』という隠し味は消え、フリークス・オンパレードの見た目の派手さばかりが強調。
フリークスにしても、怖さは全く感じられず、西洋妖怪大集合みたいな感じですね。
出来そこないのスター・ウォーズといっても宜しいかと。

Bk3

前作で性欲に目覚めた兄貴・べリアル。
それが本作で満願成就。
世にもくだらないシーンといったらファンに怒られますでしょうか?
しかし、私的にはあまりにドイヒーなシーンに思えました。

そして、何故か悲運を辿る弟ドゥエイン。
スーザンとの絡みは、これまた摩天楼はドブ色に的シーンです。
スーザンが美人なだけに、ビックリですわ。
一気にストーンと落ちます。

最後だけは、流石にヘネンロッターと思えるオチ。
このラストで、ちょっとだけ見直しましたが、それも後のフェスティバル。
どうするんだ、この先。
三作目は駄作の予感を残しつつ、レビューも続く……。

Bc6

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2013年10月13日 (日)

本日の映画 『バスケットケース』

『バスケットケース』
1982年 アメリカ 監督:フランク・ヘネンロッター

*本記事は、グロテスクな表現を含みます。
*ストーリーは、ネタばれあり

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ホラー映画史に名を残すカルト作品です。
何度も入手のチャンスはあったのですが、何故か積極的に鑑賞する気がおきず、放置しておりました。
私の利用するレンタルにも作品はあるらしいのですが、在庫が少なく借りることが困難です。
そうなると、急に観たくなるのだから、マニアって身勝手ですね。

Bc15_2

ニューヨーク。
一人の青年が、安宿にチェックイン。
彼の名をドゥエイン・ブラッドリーという。
大きなバスケット・ケースを持ち歩いている以外は、爽やかな印象だ。
しかし、ハンバーガーを大量に買い込み、それをバスケット・ケースに投げ入れるなど奇妙な行動をみせる。
バスケット内から聞こえる咀嚼音。
何かが、バスケットの中に居るのだ。

Bc3

ある日、ドゥエインはニードル医師の医院を訪れる。
応対した受付嬢に特別な感情を覚えたドゥエインは、再会の約束を取り付ける。
一方で、ニードル医師は、焦燥していた。
ドゥエインが、かつて自分が手術をした少年だと分かったからだ。
その夜、ニードルマンは何者かに襲われ、残虐な手口で殺害された。

 

Bc2

その犯人は、バスケット・ケースに入っていたドゥエインの兄・べリアルだった。
べリアルとドゥエインはシャムの双生児であり、それを忌み嫌った父親の手引きで、分離手術を無理やり受けさせられたのだった。
手術は、ドゥエインだけを生存させる目的で行われた。
処分されるはずのべリアルは、ドゥエインによって救われていたのだった。

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兄弟の怒りは、当然収まらなかった。
元凶の父を殺し、兄弟は復讐のためにニューヨークにやってきたのである。
手術に関わった医師を、次々に狙う兄弟。

 

しかし、ドゥエインには、新たな感情が生まれていた。
受付嬢との恋。
それを知ったべリアルは、嫉妬の感情を抱く。
人間として暮らす弟。
怪物として隠れる兄。
弟の恋人の存在は、べリアルに耐えがたい感情を植え付けたのだった。

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暴走するべリアルは、一人でホテルを抜け出す。
双生児のテレパシーによって、兄の後を追うドゥエイン。
そして、ドゥエインの見たものは、信じがたい地獄のような光景だった。
二人の兄弟の運命は……

Bc14

べリアルの造形は、はっきりいってチープです。
しかし、本作においてはチープさが味となっています。
全身像で動きを見せるときは、なんとクレイ・アニメーションを使用。
全体的に、リアルさの追求からは離れています。

本来、べリアルは人間なわけで、分離手術後もしかるべき処置をしていなければ生存できないでしょう。
しかし、何とゴミ袋に入れられて、家庭用ゴミと一緒に置かれていました。
それを、手術後まもない少年が、どのように救ったのか?
なんて疑問は無視です。
細かいことは、どうでも良い。
本能的な兄と、人間的な弟の対比。
そこに生まれる感情と悲哀。
そういうものを感じ取ってくれ。
監督のメッセージを勝手に代弁すると、そういうことに行きつきそうです。

説明描写も、技術的には未熟。
マニアがこれまで培った経験で勝手に予測し、作品の主張を穴埋めします。
それができれば、チープだけれど味のある作品と思え、いつしかそれが傑作ではないかとう疑問さえ生みだします。

当時にしては、グロい描写も特徴の一つ。
血糊の豊富さ。
メスを数本顔面に突き立てられた絶叫中年女性のシーンもインパクトあり。
ラストも余韻ありですが、一番のインパクトは受付嬢に乗っかったべリアルでしょう。
ああ、屈折。

Bc9

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2013年10月 8日 (火)

本日の映画 『バトル・オブ・エイリアン』

『バトル・オブ・エイリアン』
1997年 アメリカ・イギリス

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エイリアンの名がつくと、チェックせずにはいられない貴方。
たとえそれがショボくても、クリーチャーのデザインみることで満足できる貴方。
立派なエイラーです。
エイリアンもどきでもいい。
『もどき』だって立派な文化であり、その魅力も健在だ。
パチモンなんて言葉もあるが、メゲテる場合じゃない。
パチモンは本家を凌ぐ速さで増殖し、精力的に拡散していく。
ファイトーッ、イッパーチッ!!

Boa1

冒頭、作品の質を窺い知ることができるショボイCGの宇宙空間が出現。
隕石が地球にむかって、落ちていく。
ハハーン。
アーハーン。
アメリカ人の発音を真似をしながら、貴方はその隕石にエイリアンが付着していることを予感。

Boa2



舞台は変わって、ボストンのとあるカレッジ。
女子大生たちの会話が弾む。
あの先生、イケ面じゃない?
ヒロイン・ルイーズ(サマンサ・ヤナス)は思わせぶりな態度をとり、先生アシュリーはコロリと恋に落ちる。
おいおい、女子大生と教授の禁断な恋かよ。
貴方がツッコミを入れても、実は禁断でも何でもない。
校長先生に指摘されても、アシュリーは平然。
『僕は、彼女を愛してしまったのだ』

その言葉のとおり、完全に愛しあってしまった二人。
教授の家から学校に向かうルイーズに、アシュリーは声をかける。
『おいおい、パンティ忘れているぞ』
『いいの、また取りにくるから』
ドアを閉めるルイーズ。
アシュリーは軽く嘆息すると、手に持っていた下着の匂いを嗅いだ。

Boa8




一方、カレッジの地下では、件のエイリアンが居を構えていた。
連続して起きた殺人事件は、エイリアンの仕業だったのだ。
殺人現場をうろつく謎のコスプレ女性は、敵か味方か。
やがて、エイリアンの存在を知るアシュリーは、学校を救うためエイリアンと対決する。
はたして、ルイーズはパンティを取りに戻ることができるのか……

Boa6

本作は、おそらくテレビ用映画だと思います。
グロシーンは殆どなく、エイリアンも予算不足。
アップシーンは悪くないのですが、全身像が描写されません。
そのためか、最後のバトルもイマイチ迫力に欠けます。
ただ、テレビ用映画にしては頑張っている気もしますね。

Boa9

ストーリーは単調で、緊張感はありません。
エイリアンは催眠術が使えるようですが、操られた人間をヒロインは次々に射殺。
容赦ありません。
元に戻す方法を探るべきと思うのですが、ヒロインのボストン気質がそれを許しません。
白いタンクトップにビーチクの影を躍らせて、ショットガンを放つヒロイン。
王道だけは、死守しております。

Boa12

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2013年10月 6日 (日)

本日の映画 『リンカーンVSゾンビ』

『リンカーンVSゾンビ』
2012年 アメリカ 監督:リチャード・シェンクマン

Lvz1

『○○VSゾンビ』なんて邦題は、よく見かけますね。
ついには、リンカーンまで出現ですhappy02
是非とも大統領VSゾンビシリーズとして、リリースして欲しいところ。
『ワシントンVSゾンビ』『ブッシュVSゾンビ』『クリントンVSゾンビ』……。
面白そうじゃ、ありませんか。

Lvz7

1863年ペンシルバニア州ゲティスバーグ。
南北戦争の最中。
リンカーン大統領は、重要拠点プラスキ砦の戦況がおもわしくないと報告を受ける。
そして、奇妙な噂も……。
それは、歩く死体が出没し、兵士を襲っているとの内容だった。
側近の者は信じなかったが、リンカーンには思い当たることがあった。
かつての惨劇。
今、それが再び蘇ろうとしているのか!
リンカーンは、自らを筆頭に特殊チーム12名を砦に送った。

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砦に到着したリンカーン一行。
南軍の将軍をはじめ、数人の生き残りと遭遇。
その中にはギャレット伍長の姿もあった。
歩く死者の感染が拡がり、それを阻止しなければアメリカ全土は地獄と化してしまう。
リンカーンの考えにギャレット伍長は共感し、協力を申し出るものの、ゾンビの脅威は想像を超えていた。
殲滅計画を実行するリンカーン。
しかし、次々と部下は命を落としていく。
はたして、アメリカの運命はいかに。

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製作会社アサイラムの文字をみて、大体の予想はついていました。
期待?どおりの出来栄えで、強烈に支持できるものがなければ、全くダメというわけでもない。
B級の哀愁を漂わせた作品です。

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私のようにアメリカ史にほとんど知識を持たぬものが観れば、アイデアは面白いと思います。
いわば伝奇ホラーに分類でき、歴史とゾンビを巧く絡めているといえるでしょう。
ラストへの繋がりも、感心しました。
ゾンビ・メイクも、ソコソコ。

Lvz9




何故かリンカーンは、携帯の鎌を愛用しています。
これ、シャキーンと柄が伸びて、結構カッコイイです。
これでゾンビの頭をチョンパするわけですが、これがどうも迫力に欠けるのですね。
俳優さんの動きがスローなのと、血糊が控えめなのが原因のようです。
このあたり、アサイラムの方針なんですかね。
私的には、この部分を派手にすることで、作品に新たな魅力が生まれると思うのですが……。

Ilz3

そもそも、リンカーンはかの有名な演説がありますので、カリスマに満ちた人だったのでは?と思うわけです。
しかし、本作のリンカーンにカリスマがあるかというと疑問が残ります。
演説シーンも、もっと力を入れると良いのではないでしょうか。
煮え切りたいけど、煮え切らない。
そんな体験を貴方に。

Lvz4

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