本日の映画 『ビーチ・スパイク』
『ビーチ・スパイク』
2011年 香港 監督:トニー・タン

本作、どのような観客をターゲットにしているのでしょうか。
私のように、今年の夏は海に行かなかったから、せめて映画で!なんて人でしょうか。
それとも、ただ水着のお姉ちゃんが見たいという欲望を日々募らせている人でしょうか。
ともかく、スポ魂としての熱くたぎるような眼差しで臨む人はいないでしょう。
ところが……。
舞台は香港の、田舎ビーチ。
地元民が愛して止まない、人情味あふれる地。
シャロンは少しばかり気の強い女の子で、いとこのレイチェルとビーチバレーのチームを組んでいた。
地元では相当の腕前で、プロにも肉薄する実力があった。
ちょっとしたトラブルから、シャロンは地元の有力者の御曹司ティムと知りあう。
次第に縮まる二人の距離。
いつしか、それは恋愛にと発展していた。
一方、ティムの母親が経営するボー開発は、ビーチ近郊で大規模なリゾート開発を進めていた。
ようやく政府の許可が下りたが、一つの条件を呑まなければならない。
その条件とは、ビーチの埋め立てだった。
地元民は。当然のごとく猛反対。
ティムも母親を説得しようとするが、交渉は難航する。
実は母親にも迷いがあった。
このプロジェクトには、亡き夫の悲願がかかっていたからだ。
反発するティムは家を出て、シャロンたちと暮らすようになる。

そこで、ビーチの運命をかけて、一つの提案がなされた。
ビーチバレー全香港大会で、シャロンらのチームが優勝すればリゾート計画は中止となる。
かくして、シャロンたちの優勝に向けての特訓が開始された。
彼女たちに立ちはだかるは、近代的なトレーニングでプロ並みの実力を持つボー姉妹。
はたして、ビーチの運命は?
そして、シャロンとティムの恋の行方はいかに。
ジャケを見るとラブコメっぽいのですが、やはり入っていました、カンフー要素。
シャロンたちが働く店のオーナー(親戚)の中年夫婦は、揃ってカンフーの達人なのです。
ボー姉妹は、近代的ジムにてムエタイを取り入れたトレーニング。
シャロンらは、獅子舞で足腰を鍛え、太極拳の八卦歩法を取得。
更にまさかの海底秘密特訓。
これが強烈なスパイクを生み出します。
とはいても、『カンフー・サッカー』のようなカンフー重視ではありません。
ロマンスの比重が大きく、カンフーはサラリ。
主役のシャロン役にモデルとしても活躍のクリッシー・チャウ。
相棒レイチェルは、香港のモー娘テレサ・フー。
イケメン・ティムにヒム・ロー。
敵役にジェシカ・Cと、当時の香港ムービー界ではナカナカのメンツ。
その後、ゴシップ騒動なんかもあったようですが……。
作中では、もちろんそのようなことはなく、爽やかラブロマンスしています。
特筆すべきは、ボール顔面直撃シーン。
なぜか主要選手全員がこのシーンに挑んでます。
インパクト大ですが、必要あるのか、このシーン。
香港の女優さん、まさに体当たり演技です![]()




























