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2013年8月21日 (水)

本日の映画 『ゾンビ・ウォー101』

『ゾンビ・ウォー101』
2010年 アメリカ 監督:ニーリー・ローソン

*本記事は、グロテスクな表現を含みます

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自慢じゃないが、私は『世界の料理ショー』のグラハム・カーの小話で笑ったことがない。
彼の話こそアメリカン・ジョークの最もたるもで、笑えないけど雰囲気がウケるという特殊な状況を作り出すことができる。
彼のジョークでゲラゲラ大笑いする日本人に私は会ってみたい。
何故このようなことを言い出したかというと、本作に流れるコメディ観について皆に考えてほしいからだ。

笑いは、難しい。
特に国境を越えるとなると、ますますハードルが上がる。
ましてや、笑いと正反対のホラーである。
人々は恐怖を求めて作品に接してくるのだ。
お化け屋敷に入ったお客に、幽霊が『コマネチ!!』をやるようなものである。
それでも、ホラー・コメディというジャンルは無くならない。
なぜなら、本作のような作品が極稀に誕生するからだ。

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アメリカの片田舎ブロークン・スプリングス。
地名からしてスプリングがぶっ壊れたようなファンキーさを醸し出す町だ。
この街の炭鉱が爆発してしまい、なんとその隣には軍の旧兵器施設が存在。
保管されていた怪しげな薬品が垂れ流しになっちまったというわけ。
小さい町だから、酒なんかも密造しちゃったりなんかして、汚染された水は人体に重篤な影響を与えちまう。
そう、密造酒を飲んだら、ゾンビ化してしまうんだよ。
小さな町だから、感染も早いよ。
主人公ケンとその友人は、決死の脱出劇を繰り広げるわけ。
友人は溶接の名人という珍しい設定で、実はこれがあるものを作り出す。
これがクールというかフールというか、爺ちゃんがお茶吹き出して大変さ。
サイドで動くゾンビ・キラー・ネットワークの存在も捨てておけないし、Z計画ローリングサンダーと言われた日には、グラハム・カーのようにワイン飲んじゃうよ。

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自分でも意味不明の解説となりましたが、私的にはドツボの作品でした。
ただし、低級ホラーをたくさん観ている人に効果があるような気がします。
コメディ部分は、やはり観客と笑いのツボが一致するかどうかですから、これは観ていただかないと解りません。

Zw4

私、正直この作品をナメていました。
勝手にC級がいいとこと思い込み、主人公をみて『やっぱり』。
他の役者をみても、ずいぶんと平凡な役者を揃えたなと。
ゾンビメイクも特筆すべきものはなく、笑えないギャグシーンが続く。
やっぱり、Cやね。悲しいCやね。泣いたら、あかん。泣いたら……
って片膝立てて、ケツ掻きながら鑑賞していました。

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それが、ちょっとクスッ。
プッ。
プリッツ。
ハハッ。
ときて、あるシーンでブハハとなってしまいました。
BGMの使い方も巧く、装甲車シーンの爽快感は見事。
あれほど平凡だと思っていた役者さんも、なんという自然体な演技だと評価を反転。
サイン欲しいぜ、マジで。特にヒロイン。

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観終わってみれば、青春・ゾンビ化の悲哀・シリアスなどの要素も見事に盛り込まれていました。
この監督、ひょっとしてセンスあるかもしれません。
対ゾンビの武器『じゃがいも砲』やカスタム・カーは、マニア必見のアイテムです。

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コメント

これ、私も観ました(*゚▽゚)ノ

この手の作品にしてはヒロインの美人度の高さに驚きましたが、生き残って欲しいと切に願う珍しいケースとなりました。(お母様もねっ!)

私にはいま一つのハチキレ感でしたが、溶接の技にはニヤッと来ましたね!( ^ω^ )

投稿: 伝衛門 | 2013年8月26日 (月) 23時02分

伝衛門さん、こんばんはhappy01

ヒロイン、可愛かったのですが、活躍はイマイチでしたね。
野郎の友情みたいなものが優先しちゃって。
装甲カーのヘッド・マークの馬鹿さ加減にヤラレましたhappy02

投稿: 怪奇伯爵 | 2013年8月27日 (火) 00時19分

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