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2013年6月

2013年6月23日 (日)

本日の映画『レディ・ジェイソン 地獄のキャンプ (SLEEPAWAY CAMPⅡ)』

『レディ・ジェイソン 地獄のキャンプ (SLEEPAWAY CAMPⅡ)』
1988年 アメリカ 監督:マイケル・A・シンプソン

*本記事はグロテスクな表現を含みます

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カルト的衝撃度100%の前作からの続編。
本ブログでも1作目をレビューしましたが、舞台は5年後に移り、正当なる後日談として製作されました。
前作のラストは、凄かったですね~。
自ずと本作への期待も高まりますが、前作以上の衝撃は不可能とも思えます。
さてさて、その内容は?
ちなみに本作、この記事を書いている時点では日本版の発売はビデオのみ。
DVDは、未発売のようです(アメリカ等ではDVD化されています)。

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キャンプファイアーを囲んで、恐怖話が始まる。
そういえば、この近くで過去に殺人事件があったらしいよ。
結構な数が殺されたらしい。
どうせ、噂話でしょ。
本当さ。俺はその犯人を逮捕した警官の息子だから、真実を知っているのさ。
なんて、やりとりがあり、物語の始まりです。

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舞台は、ローリングヒルズキャンプ場。
例の惨殺事件から、5年の月日が経過しておりました。
指導員として登場するは、なんとあのアンジェラ。
何故に貴様がここにぃ!?
前作鑑賞者は、当然のごとく疑問に思います。
しかし、劇中で彼女は精神病院で治療を受け、性転換手術(台詞ではセックス・チェィンジ)を受けたという説明がありました。

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さて、そのアンジェラさん。
指導員としての働きぶりが認められ、どうやら昇格したそうです。
喜びも露わに、ギター片手に陽気な歌などを披露し、傍からみれば素晴らしい人物にも見えます。
仕事への情熱は、ますます高まる一方でした。

そんな彼女の思いと裏腹に、キャンプでは素行の悪い少年少女がウヨウヨ。
酒。
煙草。
盗撮。
エッチ。
これらがアンジェラの正義(?)感を逆撫でし、完治したとされる殺人衝動を再び呼び起こすのでした。

もういいかい?マーダーだよ……。

ローリングヒルズキャンプ場は、歪んだ正義のもと、殺人という名の粛正が始まります。
火あぶり。
ドリル。
チェーンソー。
妙技肥溜め落とし。
硫酸ぶっかけ。
態度の悪い少年少女よ、震えて眠れ。
お前たちに朝日は拝めない。
キラー・アンジェラ、キャンパーたちの挽歌を唄う。

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という感じで、完全にエンタメ・ホラーとなっています。
設定も破綻していますし、前作の誰が犯人か?というサスペンス要素も消滅。
早い段階で犯人は彼女とネタばれし、ポイントはいかに酷な殺し方が待っているかという点に絞られます。
80年代は、このような作品が横行したのですね。
良い?時代でした。
現代の作品には、流石にこういうハチャメチャなものが極めて減りました。

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アンジェラを演じるのは、パメラ・スプリングスティーン。
ん?なんか、聞いたことある…。
調べてみると、ボーン・イン・ザ・USAが超有名の、ブルースさんの妹ではありませんか。
他に、エミリオ・エステベス&チャーリー・シーンの妹、レネ・エステベスも出演。

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前作と比べると、お色気度もアップ。
冒頭からバストを露出のアリーは、肥溜めに落とされ、糞尿&蛭まみれで殺害されるという、ドイヒーキャラ。
けっこう美人なだけに、印象に残ります。

スプラッター・シーンに特化した内容だけに、ストーリー性は乏しいですね。
80年代後半の、典型的B級ホラーといった作品。
くだらなさを楽しめる方には、満足度が高いかも。

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2013年6月19日 (水)

本日の映画 『共喰山』

『共喰山』
2010年 オーストラリア 監督:ジョシュ・リード

*本記事は、グロテスクな表現が含まれています

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変異したお姉ちゃんが特徴的な、本質的にはクリーチャー系に分類できそうな作品です。
ジャケ写やスチールを見る限り、ゴアそうな期待を持たせます。
さて、実力のほどは……?

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密林の中を走る車。
ヒロインであるアーニャをはじめ、6人の男女が乗車。
アメリカン・ホラーよろしく、しょーもない空気が漂います。

若者たちは、120万年前の壁画を調査にきたようです。
落書きのようにも見えますが、若者たちはその内容に畏怖の念を持ち、かつて存在した太古の世界に思いを巡らしちゃったりします。

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当然、壁画の近くに宿泊施設などありませんから、テントを設営しなければなりません。
おっと、一組のカップルは、ホラーの定石のとおりエッチを始めました。
これもアメリカン・ホラーの影響でしょうか?
それとも、私が知らないだけであって、テントでエッチ実施率は極めて高いものなのでしょうか。

そのうち、お姉ちゃんは夜の池でスイムします。
水着もつけません。
彼氏も誘いますが、気分を害した彼氏はノー。
お姉ちゃん、池から上がるとトンデモないものが体にビッシリ。
オーマイガーッてなことで、姉ちゃんパニック。
その後、これが原因でお姉ちゃんの身に更なる不幸が訪れるのです。
そこから先はアクション性が強くなり、一緒にいた仲間は次々と命を落とします。

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そして、最後。
ちょっと面白い奴が出現して、作風を一変。
鑑賞後に風呂に入り、余韻に浸ってみると、なんとも淫靡でおバカな設定だったという感想に落ち着きました。

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ジャケ写のインパクトから比べると、思ったほど派手ではありません。
ヒロインであるアーニャの叔父の話も膨らまず、緻密な計算がされたストーリーとは思えませんね。
それでも展開は読みにくいので、最後までダレは来ません。
仲間たちのキャラ設定がちょっと独特であり、変異姉ちゃんをめぐる彼氏の心理描写が印象的です。
獣化した姉ちゃんが痴態を見せる?問題のシーンでは、彼氏に感情移入すると、とてもブルーになります。
ここはオリジナルティ溢れ、心理的に丁寧な描写だと思いますが、『ネタ的にどうよッ!』て感じなのが気になります。

私的にはラストのハジけ具合が面白かったのですが、きちんとホラーを求める方には微妙。

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2013年6月 9日 (日)

本日の映画 『REC/レック3 ジェネシス』

『REC/レック3 ジェネシス』
2012年 スペイン 監督:パコ・プラサ

*本記事は、グロテスクな表現を含んでいます

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『REC/レック』といえば、POVの人気作品ですね。
2作目で意外な展開を見せ、私的には大歓迎の内容でした。
正直、3作目は期待しない方が良いのだろうなと思っていました。
さすがに、飽きがくるだろうと……。
そういう前提があっての、鑑賞スタートです。

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何気に可愛いんですけどheart01……

今回の舞台は、結婚式場。
新郎コルドと新婦クララの結婚式が始まろうとしております。
その様子をハンディカムで撮影する従兄。
しばらくは、親族や友人などの紹介を兼ねて、祝福ムードが続きます。
POVの欠点である画面のブレは顕在で、少々つらいですね。

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冗談みたなルックスの叔父さんが、犬に噛まれたなんて描写があって、ハハーン!となります。
予想は見事に的中し、感染が拡大の一途を辿ります。
大パニックの式場で、離れ離れになってしまうコルドとクララ。
感染者の合間を縫って、互いを探し求める二人。
やがて、建物は軍によって隔離され、状況は悪化の一途を辿ります。
はたして、二人の運命は……?

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ハンディカム映像は、途中で切り替わり、クリアな画面になります。
RECだから、入れざるを得なかったのかもしれません。
私的には、ナイスな判断だと思います。

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コミカルさやドタバタ劇的な演出など、前2作とはイメージチェンジ。
人によっては、これが気に入らない人もいるようです。
『こんなの、RECじゃない』などという意見もあるようで……。
しかし、私的にはもっと注目したい個所がありました。

・ホラー映画的名シーンの数々
・絶対的危機の創出と、思わぬ脱出方法
・ゾンビ化(本当はゾンビではないけれど)の悲哀
・思い切りの良いラスト
・究極かつピュアともいえるラブ・ストーリー

根幹を形成する要素は、全てレベルが高いといえます。
どしゃ降りの雨の中、母親と対峙するクララ。
必死にチェーンソーのエンジンをかけるクララ。
ラストの二人の運命。
良いシーンを、ありがとう!!

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今まで、RECの監督といえばジャウマ・バラゲロばかりに注目していたけれど、本作のパコ・プラサもずっと名前を連ねていたんですね。
本作観る限り、かなりホラーに精通した方だと見受けました。
RECとは別の作品も、楽しみです。

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2013年6月 2日 (日)

本日の映画 『ゾンビ4』

『ゾンビ4』
1988年 イタリア 監督:クライド・アンダーソン

*本記事は、グロテスクな表現を含んでいます

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現時点では、本作のDVDはレアに分類できます。
DVD化はされていたようですが、再販はされていないようですね。
1988年作品なので、ビデオで観た方が多いのではないでしょうか?
私は、本作の存在を知らず。いや、興味が湧かなかったので未鑑賞だったのかもしれません。
『ゾンビ4』なる邦題で、これがロメロ作品の正当なる続編と思う人は少ないでしょう。
全く関係ありませんので、念のため。

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本作は、実況中継的にレビューします。

冒頭、怪しげな黒人司祭がなにやら儀式を執り行っている。
その周囲で苦しむティナ・ターナー風の女性。
司祭の呪文が進むと、謎の光線が発せられた。
どうやらそれは、邪悪なパワーを持っているらしい。
女性の口に飛び込むと、彼女の体に異変が!!
嘔吐を繰り返し、苦しむ女性。
いきなり地面が割れ、女性は地中へと吸い込まれていった。

 

そこに登場した武装グループ。
黒人司祭と押し問答を始める。
どうやら、彼らは癌の研究を行っていた科学者たちのようだ。
司祭は、自分の娘を癌で失くし、その復讐をブードゥーの呪いによって行おうとしていたのだ。

 

恐怖に駆られた科学者の一人が発砲し、司祭は息を引き取った。
しかし、先ほど穴に吸い込まれた女性が忽然と姿を表す。
その姿はダリオ的デモンズに酷似。
悪魔化した女性は、科学者たちに襲いかかる。

 

その一方、他のブードゥー・ゾンビから逃れる家族の姿があった。
両親は、娘ジェニーを残し、ゾンビの餌食となる。
母の言いつけのとおりに逃亡したジェニー。
ゾンビだらけの森を、ヨチヨチ歩きでどのように逃げ切れたのか?
ストーリーは、そのことに一切触れずに進行する。

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20年後。
かつての呪いの地を訪れる二つのグループがあった。
一つのグループは、怪しげな場所を発見。
そこに置かれていた『死者の本』coldsweats02を読み上げると、大量のゾンビが蘇ってしまった。

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かたや、クルーズを楽しむ男女混合の6人グループ。
女性2名と傭兵4名という異色の組み合わせだが、バカンスで偶然訪れたようだ。
ボートに異常が発生し、かの地に上陸を余儀なくされる。
なんと女性の一人は、あのジェニーだった。

 

当然のごとく、ゾンビの襲撃を受けるジェニーたち。
ジェニーは、思う。
かつて、母が授けてくれたお守りが、何か不思議な力を持っているのではないか。
次々と仲間が命を落とし、やがてジェニーにも絶対絶命の危機が迫る。

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マカロニ・ホラーですが、アジア臭漂う作品となっています。
その低予算ぶりは作品を見れば一目瞭然。
ストーリーも単純で、状況説明もおざなり。
魂の込められていない、オートメーション製のような感じを受けます。
デモンズに似た画も用意されていますが、見かけ倒しですね。

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大体、ヒロインが傭兵たちと密林にバカンスでやってくるという、ありえねー設定から小馬鹿にされた気がします。
当時にしては、そこそこのスプラッター描写といえなくもありませんが、これだけでは観客の興味を繋ぎとめるのはキツいでしょう。
ラストは意外なオチでしたが、決して感動などはいたしません。
いや、これはある意味、他人には真似できない演出かも。
そういう意味では、余韻として残りますね。

さて、本作の監督に目を向けましょう。
この方、『サンゲリア2』の脚本を書いております。
これは、私の期待を最も裏切った作品の一つ。
なるほどねぇ。

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