本日の映画 『サマーキャンプ・インフェルノ (SLEEPAWAY CAMP)』
『サマーキャンプ・インフェルノ (SLEEPAWAY CAMP)』
1983年 アメリカ 監督:ロバート・ヒルツィック
*本記事はグロテスクな表現を含んでいます


キャンプ場が舞台のホラー映画は、数知れず。
無性にキャンプ・ホラーが観たくなる時があります。
『13日の金曜日』あたりは超がつくほど有名ですが、本作は劇場公開もされず、80年代ホラーブームのあおりを受けてビデオ化。
マニアの間では、伝説的作品らしいのですが……。
はてさて、その真相はいかに。
湖のほとりにあるキャンプ場。
水上スキーに興じる若者たち。
一方で、アンジェラと兄、そして父親の三人がボート遊び。
女の子に運転を変わったジェット・ボートは、アンジェラたち目指してまっしぐら。
オーマイガーッとかやってるうちに、ボートは接触。
アンジェラだけが生き残った。

舞台は8年後。
叔母の家に引き取られたアンジェラは、いとこのリッキーとともにサマー・キャンプに参加。
リッキーは溌剌とした少年だが、トラウマのあるアンジェラは乗り気でない。
キャンプ場でも誰とも話さず、女王様キャラのジュディーなどから嫌がらせを受けてしまう。
その都度、リッキーはアンジェラを助けていたが、リッキーの友人であるポールが接近。
アンジェラも次第に打ち解けるようになった。
アンジェラが楽しそうにしている姿を目にしたジュディー。
持ち前の意地悪さを発揮し、指導員をたきつけたり、ポールを誘惑したりして、アンジェラを孤立させる。
ところが、アンジェラに不利益な人間には、次々と不幸なことが発生。
ついには命を落とす者まで現れた。
夜のキャンプ場で繰り広げられる殺人劇。
はたして、その犯人とは?
正直にいえば、スプラッター度はかなり低い殺しの手口です。
巨大鍋の煮え湯をかぶったり、便所の鍵を閉められて蜂の巣を放り込まれたり。
ナイフや弓矢、ドライヤーなんてのもありますが、所詮は80年代。
これらの描写は、現代ではウケないでしょう。
俳優さんも幼く、本当に子供といった感じです。
それでもキスしたり、ポール君はその先を求めたりします。
もちろん、アンジェラは拒むのですが、これには重要なファクターが隠されています。
あまりに唐突に挿入される過去のエピソードによって、物語は複雑かつ先の読めぬ展開になっていきます。
そして迎えた伝説のラスト。
少しというか、かなり怖いです。
この『怖い』には、いろんな意味が含まれます。
そしてエンディングまでのバランスの妙。
小さいころに本作と出会っていたら、トラウマになったかもしれません。
マニアとなった現在の私は、恐怖を感じつつも涙が出るほどの爆笑の渦に飲み込まれました。
キャンプ指導員の驚愕の表情。
ボソリと吐き出される台詞の内容とタイミング。
犯人の描写。
月明かり照らし出される○○○。
エンディングの曲までが、想像を絶する余韻となって押し寄せます。
もし、本作をアメリカの劇場で観ていたら?
周囲の反応が気になって、それだけでワクワクしますね。





























