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2013年4月

2013年4月29日 (月)

本日の映画 『サマーキャンプ・インフェルノ (SLEEPAWAY CAMP)』

『サマーキャンプ・インフェルノ (SLEEPAWAY CAMP)』
1983年 アメリカ 監督:ロバート・ヒルツィック

*本記事はグロテスクな表現を含んでいます

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Sc7


キャンプ場が舞台のホラー映画は、数知れず。
無性にキャンプ・ホラーが観たくなる時があります。
『13日の金曜日』あたりは超がつくほど有名ですが、本作は劇場公開もされず、80年代ホラーブームのあおりを受けてビデオ化。
マニアの間では、伝説的作品らしいのですが……。
はてさて、その真相はいかに。

Sc5

湖のほとりにあるキャンプ場。
水上スキーに興じる若者たち。
一方で、アンジェラと兄、そして父親の三人がボート遊び。
女の子に運転を変わったジェット・ボートは、アンジェラたち目指してまっしぐら。
オーマイガーッとかやってるうちに、ボートは接触。
アンジェラだけが生き残った。

Sc8


舞台は8年後。
叔母の家に引き取られたアンジェラは、いとこのリッキーとともにサマー・キャンプに参加。
リッキーは溌剌とした少年だが、トラウマのあるアンジェラは乗り気でない。
キャンプ場でも誰とも話さず、女王様キャラのジュディーなどから嫌がらせを受けてしまう。
その都度、リッキーはアンジェラを助けていたが、リッキーの友人であるポールが接近。
アンジェラも次第に打ち解けるようになった。

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アンジェラが楽しそうにしている姿を目にしたジュディー。
持ち前の意地悪さを発揮し、指導員をたきつけたり、ポールを誘惑したりして、アンジェラを孤立させる。
ところが、アンジェラに不利益な人間には、次々と不幸なことが発生。
ついには命を落とす者まで現れた。
夜のキャンプ場で繰り広げられる殺人劇。
はたして、その犯人とは?

Sc4

正直にいえば、スプラッター度はかなり低い殺しの手口です。
巨大鍋の煮え湯をかぶったり、便所の鍵を閉められて蜂の巣を放り込まれたり。
ナイフや弓矢、ドライヤーなんてのもありますが、所詮は80年代。
これらの描写は、現代ではウケないでしょう。

俳優さんも幼く、本当に子供といった感じです。
それでもキスしたり、ポール君はその先を求めたりします。
もちろん、アンジェラは拒むのですが、これには重要なファクターが隠されています。
あまりに唐突に挿入される過去のエピソードによって、物語は複雑かつ先の読めぬ展開になっていきます。

そして迎えた伝説のラスト。
少しというか、かなり怖いです。
この『怖い』には、いろんな意味が含まれます。
そしてエンディングまでのバランスの妙。
小さいころに本作と出会っていたら、トラウマになったかもしれません。
マニアとなった現在の私は、恐怖を感じつつも涙が出るほどの爆笑の渦に飲み込まれました。
キャンプ指導員の驚愕の表情。
ボソリと吐き出される台詞の内容とタイミング。
犯人の描写。
月明かり照らし出される○○○。
エンディングの曲までが、想像を絶する余韻となって押し寄せます。

もし、本作をアメリカの劇場で観ていたら?
周囲の反応が気になって、それだけでワクワクしますね。

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余談ですが、劇中に出てくるゲームです。
コレ、持ってました。アメリカにもあったんだなぁ

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2013年4月28日 (日)

本日の映画 『ミート・オブ・ザ・デッド』

『ミート・オブ・ザ・デッド』
2004年 アイルランド 監督:コナー・マクマホン

*本記事はグロテスクな記事を含みます

Mod2

いわゆるBorC級のゾンビ映画ですが、意外と世間の評価は高いみたいですね。
観よう、観ようと思っていながら、月日はあっという間に流れ、ようやく鑑賞の運びとなりました。
データを調べてみると、なんとアイルランド産。
あんまり馴染みのない国です。
はてさて、その実力の程は……。

Mod5

アイルランド・レイトリムの地。
閑散とした田舎風景に、一台の車。
マーティンとヘレナのカップルは、休日の旅行にでも繰り出したのだろう。
ちょっと我儘そうなヘレナだが、マーティンがプレゼントを贈って一気に幸せムード。
喜ぶ恋人に気を取られ、不意に現れた人影にマーティンは気付かなかった。
人を轢いてしまった。
天国から地獄に突き落とされたような二人に、さらに驚愕の事実が襲いかかる。
なんと、死んだはずの人間が、生き返ったのだ。
しかも、それは怪物のような唸りをあげて、マーティンに襲いかかってきた

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ゾンビを撃退しながらも、マーティンは怪我を負う。
ヘレナは助けを求めて近くの民家を探索するが、すでにそこもゾンビの巣窟となっていた。
危機に陥るヘレナだったが、墓掘りをしているデズモンドに救われる。
二人は安全な地を目指して逃避行に出るが……。

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ストーリー自体は、オーソドックスなゾンビ譚。
ゾンビ発生の原因は、ウイルス性のようですが、BSE(狂牛病)と絡めています。
ゾンビ牛も出てきますが、描写としてはインパクトに欠けます。
それでは、作品としての魅力に欠けるのでは?という疑問を持つかもしれませんが、注目ポイントも用意されています。

まずは、そこそこのスプラッター度。
特殊メイクはチープですし、単体では魅力薄です。
しかし、作品の持つ全体的な雰囲気に包まれ、ガンバリ感が窺えます。
そして、意外に笑えるコメディ感。
ヒロインがゾンビと格闘するシーンに特色があります。

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修道院跡のシーンはスペインやイタリアの怪奇映画の雰囲気を持っていますし、それなりに危機感も演出できています。
登場人物のキャラ設定も特徴的で、意外性を持っていますね。
わがまま娘のヒロインですが、ストーリーが進むにつれて、魅力が感じられるようになります。
これは、女優さんの持つカリスマが発揮されたのかもしれません。

低級ホラー馴れしていない方には、あまり価値を感じられないかもしれません。
私的には、ソコソコ楽しめる作品でした。

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2013年4月21日 (日)

本日の映画 『EVIL BREED / THE LEGEND OF SAMHAIN』

『EVIL BREED / THE LEGEND OF SAMHAIN』
2003年 カナダ 監督:CHRISTIAN VIEL  80分


*本記事はグロテスクな表現を含みます。

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現時点で、おそらく日本版未発売と思われる作品です。
ジャケには2パターンあり、上記の他にジェナ・ジェイムソンが悩ましい姿で写っているパターンがあり、そちらは90分のUNCUT仕様らしいです。
UNCUT版は、ゴア度が増すらしいのですが、残念ながら通常版の鑑賞となってしまいました。

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アイルランドのとある田舎。
アメリカ人のカップルが、森でキャンプ。
テントの中でエッチ行為に耽っていると、外に何者かの気配。
男が様子を見に出てみると、とんでもないことが待っていた。

 

しばらくして、その地を訪れたカレンとその生徒たち。
ケルトの歴史を学ぶ実地研修だった。
湖のほとりの家で合宿を行い、恋に勉学にと励む学生ら。
しかし、近隣に住む男は不吉な警告をし、カレンを不安がらせる。

 

Eb3

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やがて、姿を現す禁断の存在。
それは、閉ざされた世界に生きる、歪んだ進化を遂げた怪物だった。
奴は本能のままに行動し、学生たちを恐怖のどん底へと叩き落とす。
今まさに、地獄の収穫祭が始まろうとしていた……

ちょっとネタバレ。
怪物の正体は、ホラーでは珍しくないパターン。
近親相姦を繰り返すことによって起きる突然変異(ミュータント)系です。
これにカニバリズムが加わり、モロB級な存在と化しています。
醜い顔と、キチャない肌。
これに、北斗の拳の雑魚キャラが着るような毛皮をまとっています。

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ゴア度も高め。
私が提唱するチープ・グロ系なので、リアル感に乏しい分救われます。
とはいっても、スプラッター慣れしていなければ少々ビックリするかも。
例を挙げれば、頭と胴体だけになった男がローストされたり(ティンコまで確認)、直腸を尻から延々と引き出されて首に巻かれるといった感じ。

かつてのポルノ女王ジェナ・ジェイムソン(『ゾンビ・ストリッパーズ』にも出演)の名前が大きくフィーチャされていますが、実は全裸で殺されるだけのチョイ役。
しかし、そのシーンのゴア度は、なかなかのもの。
ポルノといえば、ジンジャー・リンもやはり脇役で出演しています。
こちらは、怪物に回し蹴りをくらわすなど、意外に痛快な役どころ。

私的には、もっとゴア・シーンがあった方がバランスが良いと思いますが、日本未上陸およびカナダ産とは思えないクオリティを感じました。
リアリティを求める方は、評価が分かれるかもしれません。

最後に、マイ・フェイバリットなところを一つ。
実質上のヒロイン・SHAEを演じたブランディ・アンちゃん。
久々に、殺されて欲しくないヒロインとして我が頭上に君臨。
劇中、彼女が殺されないようにヒタスラ応援。
こんなこと、滅多にないっズよ、ホントlovely

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本日の映画 『モンスター・トーナメント 世界最強怪物決定戦』

『モンスター・トーナメント 世界最強怪物決定戦
2011年 カナダ 監督:ジェシー・T・クック

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タイトルどおり、西洋の怪物たちがリングで闘うだけの内容です。
怪物およびプロレスファンでないと、その真価は全く理解できないであろう作品で、商業的にリリースされた奇跡を素直に喜びましょう。

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さて、本作はアメリカのプロレス・WWEを模したようなスタイル。
実況と解説。
ディーヴァ。
悪徳?マネージャーなども揃え、試合と試合の合間に怪物にまつわる小エピソードを挿入。

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肝心の試合は、8体の魔物が繰り広げるトーナメント戦。
フランケンや狼男等がプロレス試合を披露するのです。
誰が強いのか?
誰が勝つのか?

各キャラに強い思い入れはなく、結果として『どっちが勝っても構わない』。
感情移入ができないので、緊張感に欠けますね。

技のフィニッシュとして、ソコソコのグロ描写があります。
しかし、モータル・コンバット(ゲーム版)を知る者にとっては、可愛いもの。
どうせなら、オラフ・イッテンバッハに撮らせたい!!

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モータル・コンバットといえば、ゲーム中に呟かれる神の声。
そう、『フィニッシュ・ヒム!!』とか『フェイタリティー』とか喋るやつです。
それが本作にも使われており、その声がなんとランス・ヘンリクセン
これは嬉しい演出でした。

もうひとつ嬉しい演出は、ゾンビ男のマネージャー?役にケビン・ナッシュがキャスティング。
これはWWEかじった人にはタマラないねぇ。
マニアックネタの玉手箱や~happy02

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2013年4月18日 (木)

本日の映画 『スネークトレイン』

『スネークトレイン』
2006年 アメリカ 監督:マラッチ・ブラザーズ

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いかにもBorC級然とした作品ですが、そのまま期待を裏切りません。
開き直っているような作りが潔いのですが、某レンタル店のレビューは酷評ばかり。
一般の方には、少々辛いのでしょうか?

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さて、本作のストーリーは、単純です。
つらつら書いてしまうと、とんでもなく退屈な内容に捉えられかねません。
いや、実際に退屈なのかもしれませんが、許容範囲の広い人は楽しめる部分がきっとあるはず。

初めに1組の男女。
女は明らかに具合が悪そうで、男は呪文なぞを唱えています。
すると、女の口から蛇が吐き出されたcoldsweats02
なんじゃ、こりゃあ~!
レッド・スネーク、カマ~ン!!
なんて突っ込みを入れ、二人が列車に乗り込むのを見守ります。

St3_2

列車内ではいちゃもんをつけられ、争いに。
あ、何か大事そうなものが、壊れてしまいました。
実はこれ、重要な役目があったのです。
なんと、女はマヤ文明から伝わる呪いにかけられていたのです。
男はその進行を抑制し、なんとかロス在住の霊能者?のもとに女を連れていこうとしていたのでした。

女にかけられた呪いは歯止めが利かなくなり、吐き出された蛇は瞬く間に成長。
ロサンゼルス往きの列車は、チューチュートレインならぬシャーシャー・トレインと化したのでした。
はたして、乗客らの運命はいかに。

St4

緑のスライムとともに吐き出される蛇は、気色悪いです。
僅かですが、グロ描写もあり。
家族旅行中の少女は、生きたまま大蛇に飲み込まれます。
(血しぶき上げて飲まれますが、ブルーにならない安心チープ描写)

St8

乗客らのキャラ設定もきちんとされていますが、全てが中途半端に処理。
麻薬横取り姉ちゃんと悪徳保安官のやり取りでチョイ・エロ描写も実装。
クライマックス=呪いの最終段階は、ビックリな展開でした。
これこそが、どうせ低級と開き直った勇気といえるでしょう。
この発想、ある意味スゲェ。
今宵は、馬鹿映画の余韻とともに乾杯。


St5


 

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