本日の映画『デモンズ２』

『デモンズ２』
１９８６年　イタリア　監督：ランベルト・バーヴァ　９１分

デモンズの正統なる続編。
製作ダリオ・アルジェント、監督も変わらず。
再鑑賞した前作は、デモンズの描写だけが魅力でした。
続編だから、あまり期待できないのですが……。

一作目で、劇場を恐怖に陥れた恐怖映画。
今度は、それがテレビ放送されてしまう。
モニター内で蘇ったデモンズが、なんとテレビを抜け出して此方の世界に。
まずは誕生日を迎えたサリーが、皆の目前でデモンズ化。
それを皮切りに、テレビを観ていたマンションの住人は次々に変化してしまう。
悪魔の巣窟と化した高層ビルで、生存者とデモンズの攻防が始まる。

相変わらずのストーリー性の無さは、否めません。
やっていることは、前回と同じ。
しかも、一作目に出てきた鉄仮面は何の関係もなく、例の映画を観ただけで人々はデモンズ化するのでした。
相変わらず、整合性を気にしない製作ですなぁ。

これは怖い！！　ドアの隙間から入ろうとするチビ・デモンズ

ところが、私的には前回より面白く感じました。
皆のハッピーバースデーの祝福を受けながら、デモンズ化してしまうサリー。
最期まで、醜悪な変化を繰り返し、ゲログロ・サリーとして貴方の心をキャッチ。
可愛らしいボーイは、不気味な坊っちゃんデモンズに変化。
高層ビル内にあるフィットネスクラブのお蔭で、マッチョやレオタード姿の人々がデモンズ軍団と大乱闘。
グレムリン意識の、デモムリン出現。
最期は、醜悪なサリーのドヤ顔ならぬデモ顔で渾身のドアップ。

面白すぎるぞ、このヤローってな感じで、マニア受けは必至。
予想外でした。

走り方が印象的なデモンズ・サリー

ダリオ・アルジェントの娘アーシアのデビュー作！！