本日の映画 『YAMADA WAY OF THE SAMURAI』
『YAMADA WAY OF THE SAMURAI』
2010年 タイ 監督:NOPPORN WARTIN 88分
えー、タイの格闘映画であります。
タイの映画なのに、タイトルはYAMADA。山田?
日本人の名字じゃねーか!!
なんて疑問を持ったら最後、気になってしょーがナイト。
鑑賞したら、なんと歴史上の人物・山田長政なのでした。
アユタヤ王朝時代。
山田長政は、アユタヤの傭兵として働いていた。
日本からの移民は日本人村に居住し、各々の職務に励んでいた。
そのような折、アユタヤの町は賊の出現に悩んでいた。
山田らにもその討伐の命が下っていたが、逆に賊の襲撃を受けてしまう。
瀕死の状態だった山田は、アユタヤ王の護衛部隊に命を救われる。
賊の正体が日本人であることを知った山田は、日本人村に戻れば命の保証はなかった。
山田は護衛部隊の拠点である村で生活し、彼らのムエタイの技も教えてもらう。
傷も癒え、ムエタイの技も上達した山田は、護衛部隊と共に行動。
敵国200名の刺客をわずか10名の精鋭で撃退するのであった。
護衛部隊の隊長スアとの友情も深まった山田だったが、いつまでもアユタヤの村にいることはできない。
山田は、賊の待つ日本人村に帰る決意をする。
主役の山田長政を演じるは、大関正義さん。
タイで活躍する日本人俳優とのことです。
日本人にしてはムエタイ・アクションも様になっていますが、修行前はきちんと古武道のような動きを披露。
殺陣も様になっています。
ただし、ムエタイ隊長の動きの方が凄いんですね、これが。
古式ムエタイの型らしく、構えが低い。かなり特徴があります。
『マッハ』のトニー・ジャーとも違う動きで、とても珍しいです。
実戦としては派手さに欠けるのですが、敵国200名対10名の闘い(本当に200はいないと思う)は正に修羅場。
隊長の表情と技は圧巻ですわ。
しかも、刀でメッタ斬りだったり、首掻き斬ったりと壮絶。
CG合成の血がぴゅーぴゅー飛びます。
山田も頑張っているのですが、隊長の迫力には敵いません。
簡単に言うと、内容はラスト・サムライをタイに置き換えて、設定を逆にした感じ。
アユタヤの人々がよそ者を分け隔てなく受入れ、博愛主義に満ちていたかが分かります。
けれど、敵対する奴らには容赦ないという描写がなんとも……
なんとK-1のブアカーオが出演。
鑑賞中は、全く気付きませんでした。残念!!
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