本日の映画 『血のバレンタイン』
『血のバレンタイン』
1981年 カナダ 監督:ジョージ・ハミルカ
もうすぐバレンタインですね。
青春時代は奇跡を期待しましたが、『この世に奇跡なんぞねぇ』ということを自覚するに留まりました。
世の中、恵まれた奴ばかりではない。
そう同感する諸子に贈る、ホラー界からのプレゼント。
2/12。町は20年ぶりのバレンタイン・パーティー開催準備にうかれていた。
炭鉱の町は、娯楽が少ない。
些細なパーティーでも、町民は期待に胸を膨らませていた。
ところが、町長の元にパーティー中止の警告文が届く。
恒例だったパーティーが中止になった理由。
それは、過去に起こった落盤事故が原因だった。
当時、7人の男が炭鉱で残業。
彼らは爆発事故によって生き埋めになった。
救出活動は遅れ、ようやく6週間後に生存者ハリー・ワーデンが救出される。
しかし、彼の生存は喜ばしいものとはいえなかった。
ハリーは飢えを凌ぐために仲間の肉を喰らい、精神に異常をきたしていた。
病院に収容されるも、殺人事件を起こして失踪。
それは、20年前のちょうどバレンタインの日だった。
町は、再び恐怖のバレンタイン・デイを迎えようとしていた。
80年代ホラー。
公開時はそれほど人気が出なかったらしいですが、当時としては強烈なスプラッター描写がマニアウケし、カルトな人気を博したという作品です。
確かに、プレゼントを装った箱にリアルな心臓が入っていたり、ツルハシで心臓えぐったり、乾燥機から死体がゴロリと印象深い画が多い。
もちろん、ガスマスク姿の殺人鬼もインパクトあり。
また、冒頭のお遊び的フェチシーンや、市長と警部の味のある配役等、旧き良き魅力が感じられますね。
私的にはラストシーンの狂気ぶりがツボで、なんともいえない余韻に浸るのでした。
表面的に見ると、あまりメリハリを感じないかもしれません。
マニア眼にてお楽しみください。
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