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2011年12月11日 (日)

本日の映画 『ヘモグロビン』

『ヘモグロビン』
1997年 カナダ 監督:PETER SVATEK 89分

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かつてレンタルビデオ時代に一度鑑賞した本作。
正直、面白いという感想は持ちませんでしたが、あるシーンは未だ強いインパクトを残しています。
ストーリーはさっぱり覚えていなく、ルトガー・ハウアー出演だけがしっかり記憶の中に。
さて、どのような話だったのでしょう。

ジョン・ストラウスは、妻のキャスリーンを伴って、ニューイングランドの孤島を訪れた。
ジョンは敗血症らしき病気を患っており、このままでは死が目前に迫っていた。
現代医学では治療法がなく、彼は自分が生まれた地で出生の秘密を探る。
それがジョーンに残された最後の希望だった。

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一方、島の村は、墓の移動作業に追われていた。
上陸したジョンだったが、奇妙な感覚に襲われ、発作を起こしてしまう。
島で唯一の医師マーロウの元を訪れるが、治療は気休めにすぎない。
ジョンは自分の生家を訪れ、そこに住む老婆に自分の出生の謎を聞く。

同時に、村では奇怪な現象が勃発。
村人が次々と行方不明になっていった。
ジョンの血液に異常を発見したマーロウ医師は、島に隠された恐るべき秘密を知り、村人を避難させようとする。
灯台に集った村人たち。
しかし、そこに異形の生物が押し寄せるのだった。
はたして、村人の運命はいかに……

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最近、ヨーロッパのとある名門貴族に、近親婚を繰り返して奇形な人間が生まれていたという話を聞きました。
創作ホラーのネタになるかな~なんて練ってみたのですが、本作がまさにそのネタを使っているんですね~。
本作はそれを主軸に、亜流なラヴ・ロマンスを感じさせ、さらに怪奇小説のエッセンスとグロめのクリーチャーという画的特徴で構築されております。
特にクレジットには見当たりませんでしたが、H.P.ラヴクラフトが原作らしいです。

ルトガー・ハウアーの名が目立ちますが、主役はジョンを演じたROY DUPUIS。
ナルシス&神経質そうな外見は、作風にピッタリ。
奥様役のクリスティン・リーマンも美形で、ちょっと怪奇かつ大胆な濡れ場に挑んでいます。
肝心のルトガー・ハウアーは、すっかり中年の医師役。若かりし頃のソリッドなイメージは無く、私的には強い存在感は感じられません。

クリーチャーは、デザイン的には微妙。
それでも、村人の立て籠もった灯台に集結する件は、不気味さを感じられますね。
一応、人食いの習性があります。

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カナダ・グレートマナン島がロケ地となっており、灯台を中心とした港町の風景が美しく、かつ何となく寒々としたイメージで撮られています。
ロケ地としては、申し分ないでしょう。
その他、冒頭や宿の娘の片乳露出死体、メインの濡れ場と何となくお色気場面が多いのですが、これは近親婚という禁忌なテーマを盛り上げるために必要不可欠なものと考えましょう。

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ラストに、ちょっと予想しなかったオチがあります。
少しばかり整合性に疑問感じますが、余韻はたっぷり。
ただし、そこに辿りつくまでの展開は、怪奇小説的でスリル感には欠けてしまいます。
トータル的には高く評価出来ませんが、気になる要素を幾つも含んだ作品でした。
ちなみに、監督はこの後はテレビ映画等に多く携わっており、あまりホラーには関っていないようです。

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