本日の映画 『悪霊の餌食』
『悪霊の餌食』
2009年 オーストラリア 監督:ブレッド・アンスティ 81分
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悪霊の餌食 [DVD] 販売元:角川書店 |
インパクトのあるジャケットではあるものの、内容とはイメージがちょっと違います。
このジャケット、私的には『コリン』と混同してしまいました。
邦題タイトルもいわゆる『死霊のはらわた』的使い方で、期待と不安が同居するパターン。
さて、気になるその中身は……?
ヒロイン・クレアは、家族に婚約者であるポールを紹介するため帰郷。
実家は、父親と祖母、妹の三人暮らし。
家族は温かく迎え入れてくれたものの、祖母の容態は思わしくなかった。
ある言い伝えを祖母から聞くクレア。
そしてその夜、奇怪な音が森から聞こえてくる。
何か、怖ろしいものの存在を、クレアは感じ取っていた。
それは、家の中に侵入し、祖母の元にやってきた。
クレアは祖母を守るため、勇気を振り絞って立ち向かう。
しかし、この行為が予想外の結果を生むことに……。

伝説上の怪物や妖怪などに興味のある方は、物語が始まって即元ネタが判ります。
そう、これは死を迎える者の家の前で泣くという、妖精の一種が題材となっているのです。
なんとも気味の悪い存在ですが、本来は害のある存在ではないようです。
しかし、この映画では解釈をアレンジして、ホラー志向を高めています。
その演出は、概ね成功といえるでしょう。
元ネタが控え目な分を、画の雰囲気やスプラッター描写、コックローチ等で補完。
特殊メイクも、なかなかの出来栄え。
おまけにゾンビ的存在や、悪霊のCG(合成能力は高め)まであって、製作側はきちんとツボを把握しているように感じ取れます。

私的に残念なのは、ヒロインに対する感情移入が難しかったこと。
『やるな』と言われたことをやってしまい、終わってみればトンデモない結果になってしまう。
ホラーにはよくあるパターンですが、婆ちゃんの安らかな死を邪魔したとあっては、ヒロインに同情できないですよね。
総じて、元ネタに派手さがない弱点を巧みにフォローした点は大きく評価。
低予算と思われる作品ですが、それを思わせない作り。
ただし、キャラクターへの感情移入度は、今一つ。
別の題材で、この監督の作品を観てみたいですね。
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