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2011年10月

2011年10月31日 (月)

時間が足りないという愚痴

仕事のピークが年に2回ある。
秋はその一つで、今が最大のヤマ場。
会社のコンピューター・システムの大幅な変更と、理不尽な人減らしの相乗効果で6月から帰りは毎日午前様。
唇噛みしめて耐える日々。
心も、体もスクリーム状態です。

何よりも、映画を観る時間がない!
レビューを書く暇がない!
せっかく、ブログを読んでくれる人が増えつつあるのに……。

気ばかり焦るこの頃ですが、今後の企画というか、予定なんぞを紹介させていただき、募る思いを紛らわせたいと思います。

○クライモリ・シリーズ制覇(こちらはツタヤ・レビューかな?)
○デモンズ・シリーズ(制覇は難しそうですが、1・2・3・95・2001・ブラックは可能)
○パンプキン・ヘッド制覇
○エル・ゾンビ制覇
○マッハ・バロン制覇

その他、欧米・アジアのレア・ホラーをレビュー予定。
もちろん、普通?のホラー新作も漁っていきます。

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2011年10月27日 (木)

本日の映画 『TRIANGLE』

『TRIANGLE』 トライアングル
2009年 イギリス? 監督:クリストファー・スミス

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ジャケ写だけで、鑑賞を決意しました。
画的には、覆面殺人鬼によるスラッシャー系に思えたのですが……。

息子と二人暮らしのジェスは、友人たちとヨットで航海へ。
少し様子のおかしいジェスだったが、大海原が気休めになっていた。
突然、天候が崩れ、嵐がやってくる。
無線で助けを呼ぶグレッグだったが、そこに別の無線が入ってきた。
それは、助けを求める女性の声。『みんな殺される。助けて……』

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やがて嵐がヨットを直撃、転覆してしまう。
生き残ったメンバーが途方に暮れていると、そこへ巨大なクルーズ船が!
メンバーはクルーズ船に乗り込むが、そこに乗組員らの姿がない。
無人の客船を捜索するメンバー。
その中で、ジェスは奇妙な感覚を覚えていた。
そこへ、何者かがメンバーの命を狙って襲撃を始めた。

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私的には、率先して観るジャンルではないサイコ・スリラー系です。
ただし、本作は大いに気に入ってしまいました。
画的な見せ方もさることながら、謎を解く?までの好奇心が失せません。
途中、安直な作品なら夢オチだろうと思われたラストの結びも、真っ向勝負を仕掛けてきました。
私の想像力を超えていましたね。

実は、この作品観たときに、ある漫画が思い出されました。
そう、それは荒木飛呂彦氏の作品、『ジョジョの奇妙な冒険』です。
スタンド使いの不可思議な攻撃に、本作と同種の感覚を覚えたような…。
実写化の難しそうなストーリーですが、本作は見事に仕上げています。
この監督、凄いな~と思っていたら、なんと私的には高評価の『0:34』と同じ監督。
やはり、只者ではありません。

そして、忘れていけないのが、ヒロイン演じたメリッサ・ジョージ。
ハマり役ですなぁ。
あ、決して服装に惑わされているわけではありませんよcoldsweats01

ちょっとハスキーな声もイケてます。
『30デイズ・ナイト』にも出ていますので、近々チェックしないと。

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本作は、今年の8月に日本で劇場公開されたようです。
全然、気がつかなかった……。

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2011年10月23日 (日)

本日の映画 『怨霊 THE HOUSE』

『怨霊 THE HOUSE』
2007年 タイ 監督:モントン・アラヤンクン

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発売日:2011/11/25
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女性記者チャリニーは、上司よりワサン医師による妻殺害事件の記事を依頼される。
同種の事件が過去にも起きており、人々の関心も低くないネタだった。
調査を進め、ワサン医師やその前に起きた事件の犯人チャルーム医師とも面会を重ねるチャリニー。
優しい夫の手助けもあって、両医師の暮らしていた病院裏の家に潜入を試みる。
そこで感じた何者かの気配。
次第に真実に近づくチャリニーだったが、悪夢や幻覚が彼女を襲う。
ようやく辿りついた、1962年のバチャラ家の悲劇。
だが、魔の手は夫ヌーにも迫っていた。

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ジャケットにパンチが無く、邦題もあまりにストレート。
アピールポイントが無いようですが、標準レベルは保っているタイ・ホラーです。
いや、館系としては、面白い方かもしれません。
邦題で大方のストーリーを予測できてしまうのですが、それで終わらないのがタイ国ホラーの魅力。
きちんと捻りもあって、安心?できる作り。

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内臓見せずの流血描写ながら、血臭はしっかり漂っています。
下血の止まらない幽霊なぞ、ポイント高し。
霊描写もきちんとあって、ソコソコのツボは押さえてますね。
Jホラー手法に似ているので、気になる人もいるようですが……。
実話が元になっているらしく、その事件とやらを調べてみたい気にさせます。
はたして、どこまでが本当でしょうか?

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2011年10月19日 (水)

本日の映画 『C.H.U.D.Ⅱ チャドⅡ』

『C.H.U.D.Ⅱ チャドⅡ』
1988?年 アメリカ 監督:DAVID IRVING 85分

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確か、ビデオレンタル初期の頃だったと思います。
『CHUD チャド』というホラー映画があって、そのジャケットに心奪われました。
ホラーといえば、劇場公開の有名作品しか知らない頃でしたので、グロ系クリーチャーの素敵さに心奪われたものです。
本作は、どうやらその続編のようですが、驚くべきモデル・チェンジが施されていました。
神にも抗うその内容を、ご紹介します。

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舞台は、小さな田舎町ウインター・ヘブン。
大学の倉庫で実験用の蛙をいじっていたスティーヴとケヴィン。
なぜか、そこには遺体が置かれていた。
スティーヴがぶつかってしまったため、車輪のついたベッドは遺体を乗せたまま外へ飛び出してしまう。
遺体は車道に出て、そのまま坂道を下っていってしまった。

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これはマズイと二人は遺体の回収に奔走。
ようやく家に持ち帰り、バスルームにひとまず保管。
誤ってドライヤーを落とし、その電流で遺体が蘇生してしまった。
そう、その遺体こそチャドと呼ばれる人喰い地下住人だったのだ。
チャドに喰われたものは、感染して自らもチャド化してしまう。
かくして、街はチャドの脅威が広がっていく。
一方、チャド対策の国家機関が、消えたチャドの遺体を捜索。
スティーヴが関係していることを知る。

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『チャド』とは、一作目でニューヨークの地下に住む突然変異の人間を指していました。
それは人肉嗜好で、ほとんどゾンビに近い存在。
咬まれると、感染するのも同様。
本作は、その言葉のみを使用し、中身はヌルいコメディと化してしまいました。
人が咬まれるシーンでは、『ガブッ』という効果音のみで描写。
ホラーのお子様ランチですね。

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とはいっても、チャド役ゲリット・グラハムの微笑ましい演技や、その他の俳優陣に味があるので、前作を意識しなければファミリー向けコメディとして通用する作品になっています。
つまり、続編としては何の意味もなさないのですが……。
あ、良い場面もありますよ。
チャドがヒロインに恋し、最後に対峙します。
溢れんばかりの恋心。
チャドがヒロインに差しだしたプレゼントは、文字通り自分のハートheart01でした。
この演出は凄いsign03

ヒロインは、なぜか水着になってチャドを誘導
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プードルもチャド化
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2011年10月16日 (日)

本日の映画 『ドラゴン危機一髪’97』

『ドラゴン危機一髪’97』
1996年 香港 監督:ドニー・イェン 主演:ドニー・イェン 91分

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ドニー・イェンの初監督作品。
ドニーは主演、監督の他、製作総指揮、脚本、アクション監督も務めており、まさにドニー天国といった内容です。

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記憶を失ったマンヒンが、かろうじて覚えていた場所を訪れるため、ある村に立ち寄った。
村の若者ワイが小銭稼ぎに道案内を引き受けるが、山賊や別の村の連中が行く手を阻む。
それらを一掃するマンヒン。
しかし、本当の刺客が、次々とマンヒンの前に立ちはだかる。
かつての恋人ウェイとも再会を果たし、束の間の休息を得るマンヒンだったが、大人数の刺客が村を襲う。
はたして、マンヒンの正体とは……?

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粗さの目立つ作品ながら、さすがドニー・イェン。
見応え十分な仕上がりになっています。
大鉈を使った高速バトルは見づらいものの、捕らえられたウェイを追っての山中激走シーンにボルテージ上がります。
ラストの闘いもさることながら、その前哨戦となる一対一の名勝負2回。
右手に鉄鎖を巻いた男や、手技の達人とのバトルに思わず拳を握り込む。
特筆すべきは、技の繰り出しがゴッド・スピード。
目視が難しいほど早い連続蹴りに、父ちゃん失禁。

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ブルース・リーというよりは、北斗の拳を思わせる怪鳥音と闘技法もしっかり盛り込まれ、ドニーを語る上で必要不可欠な作品といえるでしょう。
そして、驚きのラスト。
ヒロイン・ウェイの扱いに、目が点になること間違いなし。

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2011年10月15日 (土)

本日の映画 『ルームズ フォー ツーリスト』

『ルームズ フォー ツーリスト』
2004年 アルゼンチン アドリアン・ガルシア・ボグリアーノ

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本ブログでも、同監督の『スクリーム アット ナイト』をご紹介しましたが、私的にはイマイチ評価でした。
三作入ったBOXで購入してしまったため、軽い後悔を覚えていたのですが……。

冒頭の牧歌的情景。
寝そべる少女の傍らを、飼い犬のクロ(仮名)が通り過ぎていく。
少女がクロを追いかけると、そこには一軒の住宅が。
クロがゴミ袋をあさると、なんと中から胎児の死体が!
驚く間もなく、疲れたおばさんが登場。
手に持っていた石を、犬にむかって振り下ろす。
なんとも、インパクトのある出だしです。

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舞台は変わり、長距離バスと鉄道の中継点サン・ラモンの地。
五人の少女?が乗り継ぎに降り立つも、列車は既に行ってしまった後だった。
少女たちは、どことなく不気味な村の雰囲気を感じ取る。
駅員の案内で、旅人用の安宿を経営しているネスター&マキシの元に一泊することにした少女たちだったが、その夜に何者かの襲撃を受け……。

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イメージでは、イーライ・ロス監督の『ホステル』かと思いましたが、全く異なる作り。
独特の演出方法は、『スクリーム~』より映えているような気がします。
直接的なスプラッター描写が殆どありませんが、これは演出でカバー。
十分な効果を発揮していますね。
意図的なモノクロ作品になってますが、これもプラスの要素になっています。

女優さんたちのスクリームぶりも特徴的で、巧いのか下手なのか判断に迷うところ。
私は、これがツボにハマりそうですが。

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ラストは、凄いですね~。
画的には、寒空のような淡々とした中に不安要素が含まれているという感じなんですが、ビックリ・感心・怖いの三点セット。
派手さが抑えられた分、ふくよかな余韻が生まれました。
前作も同様ですが、しっかり社会問題なんぞも盛り込んでいます。
監督への私的評価は、これでかなり上昇中。

ちなみに、俳優陣は『スクリーム~』とかなり被っているようですね。

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本日の映画 『TEKKEN 鉄拳』

『TEKKEN 鉄拳』
2009年 アメリカ 監督:ドワイト・リトル

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日本の殿堂入り格闘技ゲーム『鉄拳』を、ハリウッドで実写化した作品。
ゲームは、家庭用コンシューマー機においては、プレイステーションに一作目が登場。
2011年の時点で幾多のハードを越え、シリーズ6まで作られた怪物級の人気作。
多彩なキャラと技、心地よい操作性が特徴的でした。

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舞台は近未来。
世界に大きな影響力を持つ鉄拳コーポレーション。
総帥である三島平八に率いられ、その勢いは国家すら凌ぐほどになっていた。
スラム地区に暮らす主人公・風間仁は、ヤバい仕事に手を出し、鉄拳コーポレーションから追われる羽目に。
一緒に暮らす母が犠牲となり、鉄拳コーポレーションに復讐を誓う仁。
仁は、鉄拳財閥の主催する格闘トーナメントに参加し、復讐の機会を窺うが、そこにはある秘密が隠されていた。

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格闘ゲーム原作ながら、お色気シーン多めの作り。
およそ、日本の観客層を理解していないところが気になります。
セクシーな女格闘家なんぞも用意しているのですが、これは鉄拳の魅力ではありません。
どうせやるなら、『ランブル・ローズ』を実写化してほしいですなWOW。

どうしても、ゲームの魅力と比較してしまうので、格闘シーンにも不満は残ります。
全体的なレベルは標準値越えを果たしているものの、ゲームで作り込まれた技の魅力からは程遠い。
また、自分の使い込んだキャラ(二ーナ・ウィリアムズ)が、全くイメージと違う点も、原作ファンとしてはガッカリ。安っぽすぎるぞ、ウィリアムズangry

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逆に、風間仁役のジョン・フーは、原作のイメージを感じさせます。
画になるルックスですし、小道具のグローブがカッチョええgood
是非、部屋に飾りたいアイテムですね。

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2011年10月10日 (月)

本日の映画 『人間解剖島 ドクター・ブッチャー』

『人間解剖島 ドクター・ブッチャー』
1980年 イタリア 監督:フランク・マーティン 90分

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インパクト大の邦題タイトル。
チープながら味のあるゾンビ・ジャケ。
カルトな人気?がありそうな本作を、ようやく鑑賞いたしました。
旧い作品なので、興味ありながら未見のままの方も多いと思います。
怪奇伯爵風の解釈を披露させていただきますよ。

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ニューヨークのとある病院。
何者かが死体安置室に侵入し、遺体の左手首を鋸で切断して持ち去る。
その後も、同様の事件が続いた。
病院側の監視によって、その犯人が判明。
なんと、そいつは死体を喰っていたのだ。
捕らえられそうになった犯人だが、投身自殺を図る。
死に際に残した謎の言葉『キートー』。

その謎を解明するため、人類学者のピーター、助手のジョージ、医学研究生のローリー、記者のスーザンが、オブレロ博士の元を訪れる。
オブレロ博士はある島に住み、何かの研究に打ち込んでいたのだ。
博士の計らいで、キートーの秘密を探る一向だったが、そこは食人族のテリトリーだった。
案の定、食人族の襲撃を受ける一向。
まず使用人が無残に喰い殺され、その魔の手はピーター一向にも迫る。
窮地に追いやられる一向だったが、そこにゾンビが出現。
ビビった食人族は退却し、生き延びたピーターとローリーはオブレロ博士に助けを求めるが……。

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全体を包むチープ感。
やけに内臓を作り込んだスプラッター描写。
適当な東洋人を食人族に仕立て上げたナイスなキャスティング。
カルトに相応しい作品です。
エロ・グロ・ナンセンスを見事に再現したような作品で、セクシー場面はローリーことアレクサンドラ・コールが一手に引き受けています。
確かに美しいお顔立ちで、こんな人がよくこんな役を引き受けたもんだと嘆息。
ラストは、食人族にさらわれても喚きもせず、全裸でポーズまでとって花柄ボディーペインティング。
大の字型の石に横たわり、ヤバい開脚とヤバいアングルに手に汗握ります。

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スプラッター・シーンも、忘れてはいけません。
食人族による腹裂き即食い。
目ん玉、指ホジ。
船外機スクリューによるゾンビ頭部破壊。
スーザン落ち武者頭で電ノコ開頭手術など。
う~ん、ボーノ!!

ちなみに、ゾンビは奴隷的存在です。
いやゆるロメロ型とは、性格が異なります。
どちらかといえば、ヴードゥーっぽい扱いですね。

思わず叫んだ『メーテルぅ~』
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本日の映画 『悪霊の餌食』

『悪霊の餌食』
2009年 オーストラリア 監督:ブレッド・アンスティ 81分

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販売元:角川書店
発売日:2011/06/24
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インパクトのあるジャケットではあるものの、内容とはイメージがちょっと違います。
このジャケット、私的には『コリン』と混同してしまいました。
邦題タイトルもいわゆる『死霊のはらわた』的使い方で、期待と不安が同居するパターン。
さて、気になるその中身は……?

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ヒロイン・クレアは、家族に婚約者であるポールを紹介するため帰郷。
実家は、父親と祖母、妹の三人暮らし。
家族は温かく迎え入れてくれたものの、祖母の容態は思わしくなかった。

ある言い伝えを祖母から聞くクレア。
そしてその夜、奇怪な音が森から聞こえてくる。
何か、怖ろしいものの存在を、クレアは感じ取っていた。
それは、家の中に侵入し、祖母の元にやってきた。
クレアは祖母を守るため、勇気を振り絞って立ち向かう。
しかし、この行為が予想外の結果を生むことに……。

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伝説上の怪物や妖怪などに興味のある方は、物語が始まって即元ネタが判ります。
そう、これは死を迎える者の家の前で泣くという、妖精の一種が題材となっているのです。
なんとも気味の悪い存在ですが、本来は害のある存在ではないようです。
しかし、この映画では解釈をアレンジして、ホラー志向を高めています。
その演出は、概ね成功といえるでしょう。

元ネタが控え目な分を、画の雰囲気やスプラッター描写、コックローチ等で補完。
特殊メイクも、なかなかの出来栄え。
おまけにゾンビ的存在や、悪霊のCG(合成能力は高め)まであって、製作側はきちんとツボを把握しているように感じ取れます。

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私的に残念なのは、ヒロインに対する感情移入が難しかったこと。
『やるな』と言われたことをやってしまい、終わってみればトンデモない結果になってしまう。
ホラーにはよくあるパターンですが、婆ちゃんの安らかな死を邪魔したとあっては、ヒロインに同情できないですよね。

総じて、元ネタに派手さがない弱点を巧みにフォローした点は大きく評価。
低予算と思われる作品ですが、それを思わせない作り。
ただし、キャラクターへの感情移入度は、今一つ。
別の題材で、この監督の作品を観てみたいですね。

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ローディ

なぜかヘヴィ・メタルのアルバムにホラー色が濃いものが多いですね。
ジャケット・アートのみが該当するものあるし、歌詞までホラーという代物も。
中には、キング・ダイアモンドのようにアルバム全曲が一つのコンセプトに作られていて、ほとんどホラー小説と化したものまであるのです。

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昔は、試聴すら難しい時代だったから、曲も知らずにジャケ買いなんてよくあることでした。
そうやって知ったバンドも、数多くあります。
なかでも『ローディ』のホラー・マニアぶりは、凄いですね。
怪物マスクで演奏し、素顔を晒さない。
しかも、ちゃっかりホラー映画まで撮っている。
その徹底が、思わず応援したくなるところ。

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実際、彼らのPVには、下手なホラー映画より良質の画も含まれていたりして楽しめます。
ヴォーカルもデス・ヴォイスではないので、この手のバンドにしてはオトナシイ!?
コーラス部分も多いですかね。
私的には、曲よりPVが好みですが、ホラー・ファンには知っておいていただきたいバンドです。

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2011年10月 3日 (月)

本日の映画 『キャッスル・フリーク』

『キャッスル・フリーク』
1995年 アメリカ 監督:スチュアート・ゴードン 95分

この作品は、初見がレンタル・ビデオ時代でした。
ジャケットに出ているモンスター造形に惹かれ、期待に胸を膨らませた覚えがあります。
しかし、当時はひどく退屈な作品に思えました。
さて、今回の感想は……?

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舞台はイタリア・ローマ近郊。
古城に住まう老婆は、地下に幽閉したフリークに食事を与えながらも、虐待を繰り返していた。
しかし、その老婆の寿命も尽きることに。

老婆の死によって、城を相続することになったジョンとその妻スーザン、盲目の娘レベッカは、アメリカより移住してくる。
一見、普通の家族のようだが、ジョンとスーザンの間には深い溝が。
家族はジョンの不注意で息子ジェイジェイを失い、レベッカの眼は重い後遺障害が残されていたのだった。
新天地で、家族の絆を取り戻そうと努力するジョン。
しかし、スーザンの心は、なかなか戻らない。

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そのような中、ふとしたことから地下に幽閉されていたフリークに脱出の機会が!!
食事も与えられず、衰弱して瀕死状態だったが、迷い込んだ猫を喰ってパワー復活。
自らの指を食いちぎり、手錠を外して牢獄を抜け出した。
彼の行く手には、ジョン一家の姿が……。

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最大のウリは、フリークの造形でしょう。
醜さ、不気味さにインパクトがあり、ホラーマニアなら必見の出来happy02
賛否は、その演出方法にあるかもしれません。
一言でいえば、サカりがついているんです。
永い年月、地下牢に幽閉されているのに、やることは夜這い。
娼婦など、エロ行為を迫られ、挙句の果てに胸まで食いちぎられて、ズタボロに。
この役、最悪ですね~。キスまでされちゃうんですよ、このフリークに!!
何年歯を磨いていないんだっちゅう恐怖が、こみあげてきます。

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昔は、これをクダラないと思ったのですね~。あっ、今でもか……。
ストレートな終わり方も、インパクト薄。
何より、期待の怪物がエロだったとは!
おまけに、怪物は基本全裸なんです。途中、シーツ纏って、隠しましたけれど。
クライマックスで、雷光によって浮かび上がる彼の全身像。
ウォーなんて雄叫び上げるも、局部にはボカシのワンポイントが。
これが興醒めでしたねえ。
ボカシの入った怪物なんぞ、チャーシューの入っていないラーメンだ、って誰か言ってませんでしたっけ?

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でも、私も成長しましたよ。
表面のエロ&ボカシというファインダー越しに、新たな魅力を感じました。
実は本作は、亡くなった息子と怪物の正体をかけて、余韻を残す努力をしているのです。
これは、ラストの場面にもしっかり繋がりますし。
そして、本作の監督がスチュアート・ゴードン。主演ジェフリー・コムズ。その妻にバーバラ・クランプトンというメンバー。
そう、『死霊のしたたり』一作目のメンバーですね。
さらに本作のエンドロール、スペシャル・サンクスにH.P.ラヴクラフトの名がsign03
原作とまではいかなくとも、彼の小説からインスパイアされたのでしょう。
そう思うと、不思議とありがたさが増してきます。
とにもかくにも、インパクトだけはしっかり後世に残る作品です。

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2011年10月 2日 (日)

週末ワイン 『シャトー・ラ・ヴェリエール』

昨日の土曜日は、休日出勤。
ほぼ一日の勤務で、映画もろくに鑑賞できず。
ええい、忌々しい会社め!!

せめて夕食だけは楽しもうと思い、たまたま見つけたパン屋で数種のパンを購入。
本当は、惣菜パンがあれば良かったのだけど、残念ながら置いていなかった。
それでも、ワインに合いそうなパンはGETしましたよ。

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本日のワインは、成城石井さんで購入の『シャトー・ラ・ヴェリエール2009』。
赤の辛口で、コクあり。喉を通り過ぎるころに、スパイシーさを感じます。
お値段1490円。
以下、ワインのボトルに書かれていた説明の要約。

「樹齢30年以上の葡萄を用いて、丁寧に作られたワイン。
品種メルロー&カベルネ・ソーヴィニヨン。
深みのある紫色で、タンニンはなめらか。口当たりの優しいワイン」
翌日に飲みきれなかった分を飲んだら、華やかさが増していました。
少し空気に触れさせたほうが、真価を発揮するタイプかな。

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パンは、天然酵母がウリらしい。
なるほど、自然の味を感じた気にさせてくれます。
特に、『フリュヒテブロード』なるパンが、ワインとの相性抜群。
レーズン、くるみ、オレンジピール、クランベリーの粒がたっぷり。
この手のパンに入っているレーズン等は、どちらかといえば得意ではないけれど、こちらは感心させられました。リピートします。

締めは、同じく成城石井さんで購入のパスタ。
マルコパスタの『カニトマトソースと生パスタのセット』。
マルコ・シリーズ、私的にはツボ的商品です。400円以下でこの味は、文句無しですね。
蟹のエキスが濃厚に感じられますが、これにはやはり白ワインが合う。
少々乱暴な組み合わせですが、自分良ければそれで良し。
これも家で飲む特権ですdelicious

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本日の映画 『THE KIN』 LORDI

『THE KIN』
2004年 フィンランド 監督:Lauri Haukkamaa

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フィンランド・ヘルシンキのハードロック・バンド『LORDI』(ローディ)が製作に携わった30分程度のショート・ホラー・ムービー。
メンバー5人全員が、モンスターの扮装で演奏を行うことが特徴。
なかなか気合いの入ったモンスター造形は、演奏のみならず、PV等にも効果を発揮。
素顔を晒さないスタンスに、彼らのポリシーを感じます。

さて、気になる本作は……?
ヒロインとなるアナは、母の葬儀の後から、奇妙な体験を重ねるようになった。
母の死と、念願の著書完成に向けてのプレッシャーがアナを苦しめる。
白昼堂々現れる怪物たち。
はたして、それは現実か妄想か。

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母の遺品を整理し、そこで見つかった古い写真。
そこには母と赤ん坊の自分らしき人物が写っていた。
しかし、写真の裏に書かれた年代は、自分の年齢と一致しない。
自宅に届いた覚えのない荷物を紐解いた時、アナはその謎を知ることになる。

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わずか30分なので、ストーリーに起伏は少ないです。
メタル・バンドの映画らしく、PV調なのは否めません。
全体の流れは、断片的になっています。
メンバーの出現シーンは、画像的には巧く撮れている気がします。
マスクの安っぽさは、あまり感じられませんね。この辺は、高評価。
僅かですがグロ死体の登場があったり、怪物が片手で男を持ち上げて高速で床に叩きつけたりと、画的な魅力も用意。
他にも、一瞬一瞬の画は、かなり立っています。

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残念なのは、やはりストーリー。
インタビュー読むと解りますが、Mr.LORDIの脚本と監督の意見に食い違いがあったようです。
LORDIの書いた脚本がそのまま採用されていれば、違う印象になったかもしれません。
その後、LORDIは『ダーク・フロアーズ』という映画も撮っています。

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