本日の映画『the SONG of SOLOMON』
『the SONG of SOLOMON』
2017年 アメリカ 監督Stephen Biro
*本記事はグロテスクな表現を含みます
久々の更新。
年始の更新も怠り、6か月更新がなければブログ消滅の警告メールをいただく。
思えば昨年のコロナ休業から早一年が経過してしまった。
その間、映画は見なかったのか?
レビューは書かなかったのか?
と問われれば、そうでない。
武者修行のつもりで、Amazonレビュアーとして活動を続けていたのだ。
一年で約150レビュー。
参考になった票300以上と、ほとんど反応のない我がブログからすると少し世界の広がりを感じた経験となった。
ちなみに、Amazonでは『ブラハム・カァ伯爵』の名でレビューを投稿。
プライムの低級ホラー映画中心なので、もしかしたらお目にかかっていたかもしれない。
さて、今後の活動は未定ながら、久々に我がブログに相応しい作品に遭遇。
こいつは、スゲェぜ!ある意味で級だったので、ご紹介したい。
本作は、なんとアメリカン・ギニー・ピッグ・シリーズの4作目にあたる。
もともとギニー・ピッグは1980年代の和製スプラッター。
リアルなゴア表現が特徴で、相当なマニアしか受け入れられない作品群だ。
私の嗜好ともマッチせず、観賞は避けていた。
しかし、これが海外の一部マニアの支持を受け、遂にはアメリカン・ギニー・ピッグが誕生してしまった。
アメリカンは1作目を観賞してみたが、やはり途中で断念。
以後、接点なし。
ところが本作の予告編に興味を魅かれ、日本のAmazonで購入できるとあって、ついつい観賞に至ったのである。
正直、ストーリーはあってなきが如し。
冒頭で被憑依者であるメアリーの父親が喚いているシーンからスタート。
おっと、悪魔の力が作用したか、自分の喉を切り裂き、そこに指を突っ込んで、なぜかそこから舌を引っ張りだして絶命。
う~ん、ギニーっす。
悲劇のヒロイン・メアリーは既に悪魔に憑かれており、それを撃退するために神父が遣わされる。
要は物語の大半をエクソシズム・シーンで構成し、そこにゴア描写を盛り込んでいる。
父親の死後、メアリーと対決するはブレイク神父ら二人。
この二人はあっさり悪魔の力に屈してしまう。
ひとりは自分の舌を指でつかみ、大摘出。
ブレイク神父は両眼摘出、頭部崩壊。
つづいて能力高そうなコルビン神父登場。
悪魔祓いを開始するも、メアリーの連続内臓嘔吐に戦意と信仰心喪失。
満を持して登場したパウエル神父は、最初からビビりまくり。
四股を固定されたメアリーだが、無理に手足を動かして開放骨折。
筋肉は裂け、血がピューピュー。
またしても邪悪な力が働き、パウエル神父はズボン脱いでメアリーに覆いかぶさる。
なんとも冒涜的なシーンが続き、まさかのクライマックスが待っていた。
エンターテイメントに徹してはいるが、教会関係者激怒の内容かもしれない。
とにもかくにも、スゲェことは間違いない。
内臓描写もチープ・グロなので、ギニー・ピッグというには違う方向性だろう。