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場末のB級映画館 シアター・オブ・ザ・デッド

創作ホラー短編:   『暗黒の欠片』    公開中!!

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2023年1月29日 (日)

本日の映画『スプラッター・ナイト 新・血塗られた女子寮』

『スプラッター・ナイト 新・血塗られた女子寮』
 2009年 アメリカ 監督:スチュワート・ヘンドラー  
 ※本記事は、グロテスクな表現を含みます


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 大寒波、到来らしい。
 ついに雪かと思ったが、いまだにこの周囲は降っていない。
 このままの寒さなら、新天地での冬はどうにか越せそうだ。


 山形のアンテナショップで、干し柿を買う。
 昔は目もくれぬ食べ物であったが、一度食べたら忘れられなくなった。
 砂糖は一切使用せず、原材料は柿オンリー。
 この潔さが、称賛に価する。
 水分が抜けて凝縮された柿の甘みは、冬の寒さとマッチする。
 柿=田舎=矢口高雄の漫画と連鎖し、さらに魚紳さんというキャラに結びつく。
 そういえば、彼の正体というか、素性は描かれたのだろうか。
 三平一平氏の葬儀シーンが印象深いが、魚紳さんが駆けつけてくれたことに安堵した読者も多いのではないか。
 ああ、釣りキチ三平読みてぇ。




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 さて、本作。
 『スプラッター・ナイト 血塗られた女子寮』というタイトルに記憶があり、鑑賞となった。
 その作品は1983年公開だが、鑑賞したかどうかは記憶にない。
 80年代当時、私はまだマニアとしては駆け出しの時代。
 情報は『ビデオでーた』などの雑誌のみで、当然ネットという便利なアイテムは一般化されていなかった。
 鑑賞する作品も、自分の好みを優先し、ゾンビやクリーチャーに特化していた。
 タイトルから恐怖の根源が明らかに人間と解る作品は、鑑賞の対象外だった。

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 現在は、とりあえず鑑賞ということが可能になった。
 厳選する必要がなくなったので、マニアウケしそうなネタを拾いに行くこともある。
 こうなると、マニアとしての幅が広がり、他人にとってはどうでもよい情報を蓄積していくことになる。
 私の頭の中のマニア的情報収集力は、有益な対象に向けていれば間違いなく博士級だと自認する。 
 しかし、現実は箸にも棒にかからぬ知識なのだ。
 時代が時代なら、ロジャー・コーマンに弟子入りして、一時代を築いていたかもしれない。

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 で、本作は80年代のリメイク作品となる。
 ストーリーは、タイトルどおり学生寮が舞台。
 「シータパイ」なる固有名詞がでてきて、タオパイパイ(桃白白)などを想起するも、どこかなじめない。
 どうやらこれは、女子寮の名前らしい。
 で、シータパイにはUSAホラーにはお馴染みの”しきたり”がある。
 このしきたりを受け入れて、仲間としての結束を固めるようだ。

 学生生活最後の年を迎え、主人公キャシディ(ブリアナ・エヴィガン)らは女子寮でオープニング・パーティー。
 女子寮とはいえ、パーティーはド派手で、男子もしっかりウェルカム。
 性やドラッグの開放地帯として、ものすごいパーチ―になっています。


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 そこで仕掛けられた悪ふざけ。
 それが思わぬ展開を呼び、死人が出てしまった。
 警察に通報しようとするキャシディと、隠蔽しようとする仲間。

 学生時代最後の年を棒に振るわけ?
 
 正義感と自己防衛の激しい葛藤が見られ、結局事件は隠蔽されることに。


 それぞれが秘密を抱え、ようやく卒業を迎えた。
 再びシータパイで盛大なお別れパーティーが実施されようとしている。
 ところが、キャシディたちに何者からかあの事件に関するメッセージが!
 そして仲間は、ひとりひとり命を落としていく。

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 1983年のオリジナルのみならず、他作でもこのプロットは使われている。
 そのため、斬新性は感じられず、あとは残酷描写や各キャラの個性によって差が生まれてくる。
 本作でもメンバーの人物描写は明確に分けられており、工夫された設定といえよう。
 いやゆるスラッシャー系作品だが、犯人は誰か?とのミステリー要素もしっかり。
 いくつかの伏線を用意し、あら意外ね~的犯人を仕立てている。

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 残酷描写であるが、スプラッターと冠するわりには、控え目かもしれない。
 事件の発端となったタイヤ・レバーが、後に改良され凶悪な武器と化している。
 その割には直接的な描写を避けているので、タイトル期待で鑑賞すると、物足りないかもしれない。


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 意外性が高いのが、寮母ミセス・クレンショ―の描写。
 終盤にはショットガンを構えた勇壮な姿が印象深い。
 この演出が不思議だったが、エンドロールでキャストをみると納得。
 なんと『スター・ウォーズ』レイア姫でお馴染み、キャリー・フィッシャーだった。
 こういう発見が、マニアならではの喜びである。


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2023年1月27日 (金)

本日の映画『プラネット・オブ・ピッグ 豚の惑星』

『プラネット・オブ・ピッグ 豚の惑星』
 2020年 カザフスタン・ブルガリア  監督:ヴァレリー・ミレフ

 ※本記事は、グロテスクな表現を含みます

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 仕事内容はガラリと変わったが、すんなり終わらないようになった。
 休みの日さえ、仕事を気にしなければならない。

 Youtubeで外人のオッサンが激ウマなデビルマンの唄を披露し、それを見てニヤリとする。
 ヘンテコな振り付けを一緒に真似し、軽快なリズムを刻む。
 デービールッ。
 その叫びには、哀愁が込められている。
 裏切り者の名を受けて、すべてを捨てて戦う男。
 なんとカッコ良い歌詞ではないか、シビれるゼ。

 そういえば、シビれるなんて感覚、久しく失っていた。
 続いて、今日は串田アキラで魂をウォッシュしよう。

 

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 さて、本作。
 カザフスタン・ブルガリアという珍しい産地である。
 まったく予想がつかず、日本側の配給は彩プロと、これまたスペシャルな組み合わせ。

 冒頭は、荒廃した街で、いきなりガン・アクション。
 画質は荒く、主人公は中村獅童氏と山本代表を足して割ったような風貌。
 ボバ・フェットならぬボバ・ファット。
 ジェットパックで豚人間が飛来し、ガトリングガンを撃ちまくり。
 背負ったパックには小人が潜み、これまたマシンガンを乱射。
 主人公やその助手の女戦士と激しい銃撃戦を披露する。

 

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 物語の舞台設定も、面白い。

 第3次世界大戦。
 豚と人間の配合で生み出されたマズル(豚人間)は、超人兵としての役割を担っていた。
 ところがマズルは人間に反乱を企て、立場が逆転する。
 人類は約70%が死に絶え、残りの30%も生殖機能を失った。
 マズル側には、マザーと呼ばれる女王豚がおり、彼女だけが新たな生命を生み出すことができる。
 人類はマザーの抹殺を画策し、英雄と崇められているロブに運命を託すのだった。

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 汚物感たっぷり。
 SFサイバーホラーともいえる。
 そして、独特なコメディ感。
 もちろん、スプラッター感も忘れていない。

 

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 英語棒読みに近いセリフ回し。
 豚人間は簡易的だが、作風には十分マッチしている。
 主人公の姉は、私負けないので系のスーパーウーマン。
 濡れ場もあり、かなりグラシアスなボディだが、髭が生えている。
 同じくヒゲなオッサン・アンドロイドもインパクト大。

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 マザーの居場所を知っているという怪人物ベネディクト・アスホールの名が記憶に残ってしょうがない。
 顔も相当ヤバイデザインで、まさに尻穴なので要注意だ。

 

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 個人的にツボだったのは、ほぼ全裸の美尻ナルシスト・ラファエル。
 彼が登場すると、さわやかな風が吹き、長髪がフワり。
 どうしても目が向いてしまうキワドい股間は、セクシャルバイオレット・ナンバーワン。
 クライマックスでみせる演舞は意味不明だが、常に股間露出リスクにさらされながらバレエのごとき躍動をみせる。

 そして、最大の楽しみであったマザーの正体は!?


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 役者はほとんどが知名度ないが、主人公らの父親としてダニー・トレホが登場する。
 相変わらず凶悪な顔だが、神を信じるなという教えは説得力がある。

 全体を通して、お下劣大百科に収録するレベルナリ。

 

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2023年1月16日 (月)

本日のゲーム『SAS ZOMBIE ASSULT4』

『SAS ZOMBIE ASSULT4』


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ニュージーランド・Ninja Kiwiによる垂直見下ろし型シューティングゲーム。
もとはスマホ用らしいが、2017年にSTEAM版がリリースされた。
ちょっとレトロな感じがあり、サクッと遊びたいときに重宝している。

STEAMを利用してから、昔とは比較にならぬほどゲームが安価に手に入る。
しかも、海外ゲームまで入手可能。
日本語に対応していないゲームもあるが、やりたい気持ちが先行し、ゲーマーの勘だけを頼りに制覇してきた。
やはり好きなジャンルは、ホラーゲームである。


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ホラー映画と共に、ホラーゲーム遍歴も長い。
ただ、なかなかゲームは紹介しにくいと個人的には感じていた。
しかし、動画であれば、楽しみを共有できそうである。



早速覚えたての知識を使って、動画制作。
その第一弾に本作を選んだ。
正直、操作が複雑なゲームが多い気がする。
学習し、慣れるという余裕も覇気もなく、それでもホラーゲーに浸っていたい。
夕方になると、カスミ目で視界も不良。
ゲームをできない日もあるのだ。
ゲーマーとしての引退を目前にして、私はYoutubeへの動画投稿を決意した。
本ブログ同様、ゲームでもマイナー路線を歩み続けるつもりだ。
来る日に備え、ホラーゲーの記憶を刻んでいきたい。

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今回の『SAS ZOMBIE ASSULT4』は、単純明快。
スペースポートで発生したバイオハザード。
これによって、ゾンビが大量発生だ。
プレイヤーは、銃やグレネードで奴らを倒すのみ。
あまり深く考えないで、ひたすらジョイスティックを倒してゾンビをエイム。
連射の爽快感に浸りながら、旧き良きグラフィックスを楽しもう。


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2023年1月15日 (日)

本日の映画『処刑!血のしたたり』

『処刑!血のしたたり』
 1989年 アメリカ 監督:スコット・スピーゲル
 本記事は、グロテスクな表現を含みます

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正月休みが完全に終了し、せわしない日常に戻る。
年末・年始の特別感に浸り、調子に乗ってワイン福袋に3万円の大散財。
さらに産地直売のコメは旨いはずだと仮説を立て、ネット注文を試みる。
品は到着したが、買い置きしていたコメが大量に残っていた。
味見は、春を迎えるかもしれない。

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さて、本作。
公開当時は、まったく関心を寄せなかった作品である。
当時は化物やクリーチャーが絡まないと、鑑賞対象としていなかった。
要は、人間が犯人と明らかにわかる作品は避けていたのだ。
おそらく、公開当時に何らかの情報は得ていたが、作品の雰囲気から興味をそそられなかったのである。

 

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ホラーマニアとして経験値を積むと、本作は鑑賞マストアイテムだと理解。
『死霊のはらわた』に関わる関係者たちが多数参加。
脚本を務めたスコット・スピーゲルは、本作では監督である。
サム・ライミやブルース・キャンベルは、俳優として出演。
さらに、80年代を象徴するスプラッターシーンありとなれば、これはもう間違いない。


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舞台は、売り場面積が比較的広いスーパーマーケット。
その名もウォルナット・レイク・マーケットという。
夜も更け、閉店間近なこの店に、不審な男が現れる。
レジ係ジェニファーの元カレ・クレイブだ。

 

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彼はジェニファーに未練があり、復縁を迫る。
見かねた職場のメンバーと乱闘が始まり、ようやくクレイブは店外に追放。
安心したのも束の間、実は従業員が驚くサプライズ発表があった。
その後、各人は翌日営業の準備に従事するが、得体の知れぬ殺人鬼が店内に出現。
ひとり、またひとりと命を失っていく従業員たち。
そして、魔手はジェニファーの身にも伸びる。

 

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スーパーという閉鎖空間で行われるスラッシャー。
安直・単純なようでいて、実は伏線も用意されている。
殺人鬼はジャック・ニコルソンのような狂気には及ばないものの、味のあるキャラとして描かれた。
殺人が始まるまでの時間がやや長めのようだが、カメラアングルを変えるなどの細かな努力が感じられる

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終わってみれば、殺人鬼の動機と従業員のデス演出には違和感を感じる。
職人芸と呼ぶにふさわしいスプラッター・シーンの数々は、どれもサービス精神旺盛といえるだろう。
状差し(伝票等を刺しておく文房具)を使っての眼球貫通。

後頭部・牛刀振り下ろし切断。
プレス機による頭部圧縮。
頭部フック吊り。
極めつけは、電動スライサーによる顔面切断。
尺は短いが、ホラー史上でも上位の残酷シーンといえる。

 

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2023年1月 9日 (月)

本日の映画『スペースバンパイア』

『スペース・バンパイア』
1985年 アメリカ 監督:トビー・フーパー
※本記事は、グロテスクな表現を含みます


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仕事の都合上、動画編集について調べざるを得なくなった。
YouTubeなど初期の頃はニーズなどないと思っていたが、一度観てみると止まらなくなった。
自分には先見の明は、まるでなかったことを悟る。
しかし、つまるところ、素人動画での強い牽引力は、『乳』でないかとも思う。
そういうジャンルに目を奪われて、無意味な時間を過ごす。


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そして、ひととおりの動画編集過程を学ぶと、自分でも作れるような気になってきた。
実際、機能説明の簡易的なショート動画も作成してみる。
今回、無料ソフトで作成したが、かなりそれらしいものが出来上がった。
今年の目標を、ユーチューバー・デビューに再設定した。



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さて、本作。

ホラーマニアには必須と言っても過言ではない、80年代SFホラー作品である。
作品のインパクトは強烈で、その理由は2つある。

1つは、SFXの魅力。
犠牲者のミイラ然とした描写や、スペースバンパイア自体のデザインに味がある。
そして最大の魅力は、女バンパイアを演じたマチルダ・メイのインパクトだ。
そう、これも『乳』がすべて。
しかも、登場シーンの全裸率が極めて高い。
こんなキレイな人が、全裸かよッ。
これはAV創世期を経験した同胞たちが共感する感想であろう。
現在のように、あらゆるフェチが網羅された時代でなく、需要と供給はアンバランスだった。
本作のような供給はあまり事例がなく、それ故にいつまでも記憶に残る作品となったわけである。

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宇宙船チャーチル号は、米英の混成チームを乗せて打ち上げられた。

地球に接近するハレー彗星の研究が目的である。
レーダーで捕捉した謎の巨大物体。
乗組員が調査を開始すると、それが宇宙船であることが判明。
内部調査の結果、クリスタルな容器に収棺された全裸の男女を発見。
それを回収したのが、運の尽き。
3人は、スペース・バンパイアだった!!

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そうとは知らずに地球に到着する宇宙船。
バンパイアは目を覚まし、人間のライフ・フォースを吸収。
そう、宇宙のバンパイアは人間の血ではなく、精気をエネルギー源とするのだった。
劇中でも彼女らは吸精鬼と呼ばれ、描写次第ではかなりAVよりな内容ともいえるだろう。


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監督は、『悪魔のいけにえ』などのトビー・フーパー。
個人的には大好きな監督だが、本作の展開はイマイチ。
最終的に町は大パニックとなり、スケールも大きいのだが、何かが足らない。
ただ前述のように、全裸とSFXのインパクトが高すぎて、マニアとしては外せないだけだ。
展開の面白さが加われば、また違う感想になったかもしれない。
結局は、『乳』優位にひれ伏すしかないのか。

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2022年12月31日 (土)

本日の映画『バトルロワイヤル・オブ・ザ・デッド』

『バトルロワイヤル・オブ・ザ・デッド』
2021年 アメリカ 監督:マックス・マーティーニ
※本記事は、グロテスクな表現を含みます

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束の間の休日。

どこの部屋からか聞こえる無配慮な足音。
加えて1時間は続く低振動。
部屋の中で子供がバスケットボールをドリブルしているか、某ファミリータイプのテレビゲームで体感ゲームに興じているのか。
入居当初は静かな環境だったが、いまや休日の平穏すら奪われる環境に辟易の年末である。
マンションに入る人間は、足音すら周囲に響くかもしれないとの心構えが必要だ。
たいてい、今まで済んだマンションは途中から騒音に悩まされ、子供は国の宝などの幻想に疑念を抱く。
引越しにおいて最上階を希望するものの、銭の関係で断念せざるを得なかった。

年末ジャンボが当たれば、そういう憂いは全て解消される。
微笑む女神を想像し、ひとりヘッドバンキングしながらフミヤの声真似に没頭。
神サマ、ヘルプッ!ヘルプッ!
そのうちヘルプはHELLに聞こえ、この歌の真意を知ることになる。
あの子は全てを捧げてしまうよッて歌詞、なんかエロいッス。

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さて、本作。
ホラーのくせに、ニーチェの言葉から開始。
鑑賞後、この言葉が何の意味もなさないのが理解できるが、この時点では知る由もなし。
なにか崇高な物語なのかと期待感を抱く。

物語の舞台は、我が同世代には聞き覚えのあるニューメキシコ州サンタフェ。
この地名を聞くだけで、青春時代が蘇るのが不思議だ。
現在は三井のすずちゃんだが、当時は三井のリハウス・りえちゃんだった。
人気絶頂時の大胆な写真集発売は、まさにセンセーショナル。
そのサンタフェが舞台とあらば、何かしら親近感が湧いても不思議はないだろう。


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物語は、下品なファミリーの会話から始まる。
仕事してんすか?と問いたくなる親父が、息子に絵本を読み聞かせるような情景。
レアものコミックを少年が見つけて、親父がさも目撃したような語りを披露。
どうやら本作はコミックの話らしい。
リアル感を自ら放棄し、マンソン兄弟冒険譚の始まり、始まり~。


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といっても、ストーリーは単調。
一時期はメジャー団体のトップまで上り詰めたマンソン兄弟。
警察沙汰を犯し、今は落ちぶれて弱小団体のリングに上がっていた。
その団体のレスラーは、体をパンプアップするために薬物を使用。
それが中国製ということで、話はヤバイ方向へと移っていく。

そういえば、中国製のワクチン効果について何の報道もないのは何故だろう。
しかもスゲー感染拡大しているようで、ワンダーですな。



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で、中国製ホルモン注射の威力は、予想どおりだった。
使用したレスラーは、ほぼゾンビ化。
しかも襲われた人間は、感染する。
我らがマンソンブラザーズは、怪しげな雑貨の婆さんから頂戴したマスクを被ってゾンビどもと大乱闘。
マスクには不気味な力が宿っていて、悪と戦う力を二人に授けるのだった。


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こう書くと面白そうだけど、バトルまでの道のりは長し。
コメディ色も取り入れているが、個人的に笑いのツボは一致せず。
ええ、寝落ち数回しています。

ゾンビメイクは、ソコソコといったレベル。
プロレスラーVSゾンビとなれば、バトルに期待するも不発。
キャメルクラッチで首チョンパ、ボストンクラブで胴体切断なんぞがあれば、高評価だったはず。

最後に露出狂のゾンビが登場し、股間のボカシ越しに屹立したナニが確認できる。
そこへ銃弾が放たれ、ラストシュート!
これはぜひとも無修正でお願いしたいゾ。


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ちなみに俳優陣に特徴あり。
ストーン=クリス・マーゲティス(もとレスラー)
スカル=マイク・キャリー(もとレスラー)
サンプ=ランディ・クートゥア(総合格闘家。もとUFC王者)
ダッチ=バス・ルッテン(総合格闘家。もとUFC王者)
カーソン=デビッド・メドウズ(もとネイビーシールズ・スナイパー)

本日の映画『ドーン・オブ・ザ・ビースト 魔獣の森』

『ドーン・オブ・ザ・ビースト 魔獣の森』
 2020年 アメリカ 監督:ブルース・ウェンブル

※本記事は、グロテスクな表現を含みます

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あっという間の年の瀬。

人生において、間違いなく怒涛の年であった。
特に真夏の引越しは、キツすぎた。
脱水症状寸前になりながら、荷物をまとめた記憶が生々しく残っている。


思えば、調子に乗って中古DVDを買い漁り、気づけばマウンテンになっていた。
やむを得ず売却に走ったが、段ボール6箱くらいは処分したか。
ゲームも含めて売却価格10万円程度の臨時収入に気が大きくなる。
まだ部屋に残るDVDをどうすべきかが、来年の課題といえよう。


最大の山場は、職が変わったことだ。
少し理想とは違うが、文章書いて収入を得るという目的は達せられた。
しょうもないレビューを書き続けてきたが、それが肥やしになったことは間違いない。


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さて、本作。

冒頭で、ビッグフットの名前が露出し、方向性がロックオンされる。
知らない方に説明すると、簡単に言えば『雪男』のようなもの。
本作ではアメリカ北東部の深い森にて目撃例が1985年より200件以上。
しかも9月4日から10月2日の期間に限られているというから、ワンダーである。


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ビッグフット題材と聞くと、これまでの経験から期待値はグンと下がる。
たいていは特殊メイクが思いきりチープ。
せいぜいがチューバッカレベルに留まり、ビジュアル的な魅力に欠ける。
ところが、本作。
始めから全体像は見せず、部分露出で観客の興味をひく。
これが、どうも獣人らしくない。
どちらかといえばクリーチャー感が強く、微かな希望の光が挿し込んでくる。

未確認生物学のフィールドワークにやってきた学生たち。
ビッグフットの痕跡を探していたら、本物に遭遇!?というコンセプトであるが、中小プロダクションはそのままでは終わらない。
「金がないなら、アイデアで補え」という格言のごとく、肉付けはしっかり施されている。


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ビッグフットではない?という疑念を観客に植え付け、ストーリーは進んでいく。
どこかで見たような古く汚い本は、子供のイタズラとも取れる代物。
その本に、森の奥に潜む悪霊ウェンディゴの記載が!!
しかし、実はこれも伏線。
製作陣は二重・三重の罠を用意していた。
ただし、唸るような品質ではないので、期待はほどほどにお願いしたい。


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結局、中盤から終盤にかけて、C級ホラー闇鍋状態に突入。
好感持てるのは、『死霊のはらわた』ライクなムードが漂うこと。
特殊メイクも及第点だが、残念なのはアクション部分。
襲撃時の描写が少なくて、グロ臭漂わすも十分な露出とはいえない。
これは間違いなく予算不足だろうが、金さえ積めば秀逸な作品ができるかもしれない。


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ラストの空気感も好みだが、ちょっと何か足りないという感想で落着。

 

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2022年11月13日 (日)

本日の映画『誕生日はもう来ない』

『誕生日はもう来ない』
1981年 カナダ 監督:J・リー・トンプソン

※本記事は、グロテスクな表現を含みます

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巷では岐阜市の「ぎふ信長まつり」が世間の注目を集めた。
参加者46万人との表記を見つけたが、これはもうキムタク効果の何者でもないだろう。
たしかに木村拓哉氏扮する信長は見栄えよく、ポスター一枚とってもカッコ良い。

自治体が主催する祭りにおいて、歴史上の人物に有名人が扮することは少なくない。
私自身は祭りに参加するなど吸血鬼が太陽を浴びるがごとしである。
自ら人混みに埋もれていくシチュエーションは、何としてでも避けたいのだ。

とはいっても、過去に一度だけ祭りで有名人をみたことがある。
その人物は、ルイルイ・太川陽介氏だ。
まだテレビ東京のバス旅で脚光を浴びる前だったので、失礼ながら昔のアイドルとしか思えなかった。
静岡まつりで確か徳川家康に扮していたはずだ。
バス旅ブレイク後だったら、気合を入れて見学したかもしれない。

それにしても、キムタク起用は相当な仕掛けだったといえる。
全国のニュースにも取り上げられ、相当な広告効果を得たはずである。
今回の盛り上がりは大成功かもしれないが、勝手ながら来年の心配をしてしまう。
次回は、誰が信長役なのか。
まさか一般人というわけにもいかなくなり、キムタク級有名人となるとかなりハードルが高くなってしまう。
あ~あ、信長まつりは果たして持続可能なのか。
おおきなお世話だが、日本の片隅でこんな心配をしている人間がいることを紹介しておこう。

ちなみに私の考えは、織田信成氏の起用である。
本当の子孫で、あれだけ教科書掲載の画にクリソツなのだから、効果は十分ではないだろうか。
歴史的にとても感慨深いと思うが……。

 

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久々のブログ更新で、前置きが長くなってしまった。
さて、本作。
製作1981年と私の好物である80年代ホラー作品である。
『13日の金曜日』などと比較するとメジャーではないが、タイトルは何となく聞いたことがあるという人もいるのではないだろうか。
原題は『HAPPY BIRTHDAY TO ME』。
相手に祝ってもらう言葉が、自分自身に向けられている。
つまり、誰にも誕生日を祝ってもらえない”ボッチ”バースデイという訳で、これだけで隠れた悲哀を感じさせるのだ。


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物語は、学校を舞台にしたスラッシャー・ホラー。
トップ10と言われる優秀で金持ちな学生たちがつるみ、時に他人に迷惑をかけながら学生生活を謳歌している。
やがてメンバーに忍び寄る謎の人物。
ひとりまたひとりと消えていくメンバー。
果たして犯人は誰なのか。
そして、その動機は?
という、サスペンス・スリラーを中心に構成されている。

 

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幾重のミスリードを引き起こす空かし。
もうこれで犯人確定と思ったら、まだ裏があって仰天。
しかも、そこに説得感はなく、かなり強引なオチが貴方をウェイティング。

 

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反面、残酷シーンにあまり派手さはない。
(といっても、当時レベルでは十分に見応えあり)
バイクの車輪にマフラー巻きつけて顔面グラインダー。
ウェイトリフトの重さマシマシ、股間にとどめのストーン。
ケバブもビックリ、肉串のディープスロート。
特筆すべきは、開頭手術シーンがインパクトあって、時代を考えればかなりヤバイ描写ともいえる。

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ここまでは小粒なホラーだけれど、ラストシーンにカルトな魅力あり。
嵐の中で、ひっそり準備された地獄のバースディ・パーティー。
アイデアも描写も唯一無二かもしれない。
親父さんの絶望感に感情移入し、気分は澱む。
そして明かされる犯人に、なんでやねん!のツッコミを。
家族や友人に祝ってもらうことの尊さと裏腹に、そうでない人々が世の中にはたくさんいるであろうことも気づかされる。

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ヒロイン・バージニアを演じたのは、メリッサ・スー・アンダーソン。
『大草原の小さな家』が代表作といえるだろう。
農場ホームドラマの俳優が、ホラーでスクリーム。
なかなか感慨深い作品でした。

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2022年5月 8日 (日)

本日の映画 『ヘルウィン』

ヘルウィン』
2019年 アメリカ 監督:パトリック・ルシエ

※本記事は、グロテスクな表現を含みます

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 終わる。
 ゴールデンウィークが、終わってしまう。
 振り返れば、スペシャルな出来事は何ひとつなく、途中仕事を交えて、かぎりなくオーディナリーな休日たち。
 そういう人生だと思えばアキラメつくか? それにはある程度の悟りが必要で、瞑想の真似事したら椅子に座りながらの爆睡。
 首がヘビィに傾いて、筋肉痛になった。
 痛ぇッス。
 異動した同僚から毎日休日出勤のグチLINEが届く。

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 最近のお気に入りワード『屁のツッパリは要らんですヨ』と独り言ち、それはキン肉マンだろうとセルフツッコミ。
 牛丼一筋300年?だっけか……?
 そういえば、吉野家騒動の火は消えたのかしら。
 「生娘をシャブ漬にする」って、せめてシャブシャブにしとけば良かったね。
 講師ともなると、話術に少なからずインパクトが必要。
 相手に興味を持ってもらうための技術だが、社会性というフィルターにかける必要がある。
 自社の社員向け、明らかに冗談だと判るような話なら問題にならなかったかもしれない。
 一歩会社出たら、役員だろうが肩書の衣は薄くなる。
 彼はどのようなGWを迎えたことだろう。
 社会って怖いっス。

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 さて、本作。
 その社会の怖さを、別アングルから浮彫にしたとも思える作品だ。
 ジャケ写はパンプキンヘッドマスクのキラーのみ。
 飾り気なく、その作風はほとんど想像できない。
 ハロウィン題材は間違いないが、このジャンルはホラー定番だ。
 某作品の二番煎じか、どうしようもない駄作であるかもしれない香りがプンプンする。
 ところが……。

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 2015年、ニューヨーク州ベントン。
 ある若者グループが、ハロウィンパーティー。
 バカ騒ぎで盛り上がり、王様ゲームでちょいとエロいムードにもなってきた。
 トリックというあだ名のパトリックに順番が回り、突然の惨劇が始まる。
 阿鼻叫喚。
 逃げ惑う若者たち。
 数名が抵抗し、ようやくパトリックの凶行は止まった。

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 重傷を負ったパトリックだったが、病院で再びの惨劇開始。
 警官の銃弾を数発浴び、彼は忽然と姿を消した。
 そして2016年以降、ハロウィンの時期になると同様の惨殺事件が続発。
 犯人を追うデンバー刑事とジェーン保安官は、彼の正体に疑問を抱く。


 そして迎えた2019年ニューヨーク州ベントン。
 再びパトリックの犯行を思わせる事件が勃発。
 デンバー刑事を挑発し、2015年事件の生存者シェリルにも魔の手が迫る。

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 派手なチープ・スラッシャーかと思ったが、意外にも硬派な作り。
 犯行の理不尽さ・残忍さから、人間の仕業ではないのでは?という疑問を投げつける。
 パトリックが生存しているのか、模倣犯なのか。
 実在の人間なのか、超常的な存在なのか。
 サスペンス色濃く、このテーマが最後まで観客の興味を惹きつける。

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 一方でショックシーンも工夫が凝らされている。
 犯人の襲撃は、まるでアサシンのごとく。
 刃物メインであるが、演出が派手め。
 ところが注意してみれば、シーン毎に違いはあるものの、血糊量はそれほどでもない。
 いたずらにグロいシーンを見せるのではなく、雰囲気でカバーしているのだ。

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 当然ながら、ラストでは謎がきちんと解決される。
 意外性は十分にあるが、まったくのオリジナルアイデアというわけでもない。
 半分ぐらいは予測可能だったが、よく練られた内容になっている。



 あくまで個人的感想だが、ヒロイン・シェリルの描き方に若干のもの足りなさを感じる。
 演じたクリスティーナ・レイエスは気丈さを備えた雰囲気があり、スクリーム・クイーン素質はありそうだが…。
 ジェーン保安官役エレン・アデアの安定感、デンバー刑事役オマー・エップスのゴルゴ(松本氏)感は好感。

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 絶望的なラストに挿入された「希望」は、他作にはなかなか見られないアイデア。
 安直なラストが多いホラーにおいて、高く評価すべきポイントだ。
 続編製作の可能性あり。  

2022年5月 5日 (木)

本日の映画 『THEフェイタル・レイド 特殊起動部隊』

『THEフェイタル・レイド 特殊起動部隊』
 2019年 香港 監督:ジャッキー・リー

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 いつのまにか世間はゴールデンウィークに入り、なかには10連休なる人々もいるようで。
 こちらは未だコロナ影響により、従来にはなかった業務が加わって、数々の休日がフッ飛んでいる。
 しかもシフトは突然にやってきて、金曜日に土日出勤が確定するなどオールモスト・ブラック。
 安息の日はいつ来るのだろう。

 

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 さて、本作。
 『レイド』という言葉が付くと、イコ・ウワイス主演の『ザ・レイド』を連想してしまう。
 格闘映画として最高峰といっても過言ではないが、当然ながら映画業界はこの成功にあやかろうとする者が続出する。
 こうなると厄介なもので、オリジナルに似ている場面があるのなら見てみたいというファン心理も働いてしまう。
 数々のナンチャッテ邦題に騙されたファンは、やがてそれ自体に魅力を感じるようになる。
 こうやって低級マニアは形成されていくのだ。

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 そして、私もレイドと聞けば必ず反応してしまう身体になってしまった。
 他にも『ゾンビ』『ジョーズ』『デッド』『エクソシスト』などの言葉がある。
 もう理解しているはずなのに、なぜ追いかけるのか。
 これを人はレイニー・ブルー現象と呼ぶ。

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 まず本作のジャケ写で気になる点を挙げてみよう。
 ショートカットの女性がメインのようである。
 釈由美子氏風だが、どうやらセクシー婦警系の作品かもしれない。
 セクシー婦警がマーシャルアーツを駆使して闘う内容と仮定して鑑賞しよう。

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 舞台はマカオ。
 ストーリーを説明してしまうと、本作の魅力は激減してしまうのでやめておこう。
 冒頭からセクシー婦警の活躍はあるものの、これを全面にフィーチャしているわけでもない。
 どちらかといえば、ストーリー重視。
 パトリック・タムが主演の、正義を信じ、正義に疲れた男たちの物語である。

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 レイド級の格闘シーンは残念ながらないものの、女優たちは飛びつきからの関節技などを披露。
 あまりカンフー経験は無さそうだが、努力賞には匹敵する。
 機関銃、マシンガンなども適度な武器揃え。

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 全体的に小粒感は否めないが、バランス良く収めている印象。
 ジャケ写のショートカットは婦警の中ではエース級の扱いだが、演じるはマレーシア出身の歌手リン・ミンチェン。
 それが台湾でネットアイドルとして人気が出たらしく、映画にも進出!?
 でも、やはりカンフーはマスターしていないと香港作品は物足りないんだよなァ。

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2022年2月 7日 (月)

本日の映画『水怪/Water Monster』

『水怪/Water Monster』
2019年 中国 監督シアン・チウリアン&シアン・ホーション

※本記事は、グロテスクな表現を含みます

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UMA(未確認動物)には、ロマンがある。
もっとも代表的なものはネス湖に生息すると噂されるネッシーや、ヒマラヤ山脈の雪男イエティといったところだが、映画でも数々のUMA作品が製作されている。
リリースされれば観ずにはいられないというUMAフリークは確実に存在しており、人々の嘲笑を尻目にロマンを密かに育んでいるのだ。

特に私は水系の生物に心惹かれている。
深く濁った水の底に蠢く未確認生物。
ああッ、想像しただけで会いにきてアイ・ニー・ジュウ~である。

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そんな要素をドンピシャに題材にした本作。
なんと中国産ときたもんだ。
中国河川に生息するクリーチャーともなれば、期待はバルーンのごとし。
はてさて、どんな仕上がりになっているのでしょうか。

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舞台は、中国の寒村。
時代は不明だが、数十年前のようだ。
主人公・水生(すいしょう)は幼少期に目前で父を失う。
二人で舟に乗っているとき、水猿と称される化物に遭遇したからだ。

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時を経て10年。
水生は成長したものの、何か冷めた生活を送っていた。
そして、再び水猿による惨劇が村を襲う。
村の知恵者は、水猿に生贄を捧げて事態を収めようとする。
生贄に選ばれたのは、村の娘・香蘭。
しかし香蘭に想いを寄せる水生は、水猿を退治することに奮起。
仲間の手を借りて、水魔退治へと向かうが……。

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舞台背景は雰囲気バッチリ。
化物出ても違和感ない河川で、何か寒々としている。
水猿によって舟がひっくり返り、人が投げ出されるなどの演出は派手。
だが、後半になるにつれて、この派手さは別の方角へと向かっていく。

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覚醒した水生(リュウ・リンチョン)は、なぜか武術を身につけていた。
退魔用の武器なども用意し、ヤスにチェーンを取り付けてオリジナル・ウェポン完成。
別人のようにバトルを繰り広げる水生だったが、水猿も負けていない。
飛んでくる武器を巧みにかわし、神業的ディフェンスを見せる。
何の映画だった?と思い返すも、視線は高速バトルにくぎ付けだ。

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ジャケ写は、かなり巨大な水猿が描かれている。
このとおりだったらスゲェのだが、これは誇張イメージ。
実際は等身大で、仮面ライダーAmazonの怪人レベルだといっておこう。
皮膚はスピーシーズっぽく、グロい背骨が特徴。
驚くのは、人間を襲う時の移動方法。
水面を四つん這いで全力疾走する。
そして脅威のジャンプで縦横無尽な立体攻撃を繰り出すのだから、中国作品恐るべし。

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2022年1月10日 (月)

本日の映画『ヤミー』

『ヤミー』
2019年 ベルギー 監督:ラース・ダモワゾー

※本記事は、グロテスクな表現を含みます。

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 うーん、なんだ、この作品は。
 最近は全く予備知識を入れず、映画鑑賞するスタイルになりつつある。
 ジャケ写とわずかな作品紹介だけで判断するのだが、本作を見つけた時の率直な感想がこれだ。
 どうも80年から90年代っぽい作りのようだが、この時期のホラー作品は大抵知っている。
 掘り出し物か?
 昔のカルト作が再発売されてのではないか?
 未知なる発見への期待は、新種を発見するがごとく。
 ツチノコ発見を夢みる子供のように、ワクワク感を味わう。

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 ところが、これが2019年作。
 しかもベルギー産ときた。
 チョコとワッフルが頭に浮かぶが、さらにこのワードでブログ記事を書いたような記憶もかすかに。
 まだまだレアではあるが、ベルギーホラーは初めてではないな、きっと。
 昔飲んだワインの味を辿るがごとく、ホラーの記憶を思い返すも、該当作品思いつかず。
 ああ、いよいよ記憶力も衰え始めたか。
 車にパピーだけは鮮明なのだが、ヤミーってなんだっ!?

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 さて、本作。
 ヒロインは巨乳に悩むアリソン。
 どこに行っても成人男性の視線はコンセントレーション。
 あからさまに下卑た視線は真面目なアリソンにはストレスとなり、悩ましい日々を送る。
 彼氏のミカエルは少々残念に思いつつも、アリソン・ファーストの態度で臨む。
 アリソン念願の『乳房縮小手術』に付き添い、巨大美容整形病院にやってきた。

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 ようやく普通の生活が送れると手術を熱望するアリソン(マイケ・ネーヴィレ)だったが、どうも病院が胡散臭い。
 異変に気付いたミカエル(バルト・ホランダース)は、病院内で一人の患者と遭遇する。
 それは、まるでゾンビのような女性だった。
 ミカエルは、アリソンを連れて病院を脱出しようと試みるが……。

 

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 巨大病院を舞台にしたゾンビ・パニック。
 ゾンビメイクは満足できる水準で、適度なグロさも心地良い。
 主人公の巨乳からしてフザけているが、もっと放送禁止のギャグも用意されている。
 このボカシがすんごくて、観客の想像はフル回転。
 ボカシの裏に何がある?
 そこに愛はあるんかと問えば、あるでしょうと師のたまわく。
 ディレクターズカットあるんかと思い、海外版ならもしかしてパートⅡ。
 そういう余計なことに気を持っていかれる作品なのでございます。

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 想像通りのスプラッター度で、下半身消失ゾンビなども出たり。
 半裸女性のゾンビ・ウォークに味があったりもする。
 結構なハッチャケ具合ながら、やはりアリソンの一挙一動が気になって、作品への集中力はハンパねぇ。

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 コメディ要素も強いが、ホラー演出はしっかり。
 これがアメリカなら、間違いなくカルトな人気を得るだろう。
 B級ホラーマニアのツボを押さえており、ベルギーホラーの可能性を示す作品だ。 

 

 

 

 

 

 

 

2021年8月 2日 (月)

本日の映画 『デッド・カーニバル』

『デッド・カーニバル』
2017年 アメリカ 監督:エヴァン・セシル

※本記事は、グロテスクな表現を含みます

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 ホラー映画にも、いくつかのセオリーがある。
 ひとつのジャンルで多くの類似作品が作られた場合、セオリー崩しが始まる。
 表現したいことは同じでも、何か他作との区別化を図らなければならない。
 目立つことをしなければ、生き残れない。
 製作側は、必死にアイデアを絞らなければならないのだ。

 たとえば、スクリーム・クイーン。
 殺人鬼たちに散々な目に遭わされて、逃げ惑う。
 やがて恐怖を怒りに変えて、殺人鬼に中指を立て、『サノバビィッ~チ!!』と叫んで撃退。
 コスチュームはタンクトップにホットパンツで、画面に映える。

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 このパターンを捨ててしまうのは、かなりの勇気が必要だ。
 美女がズタボロになりながらも、セクシーさと爽快感を醸成してくれる効能を捨ててしまうことになる。
 それに替わる何かを準備できるか。
 これは、なかなか難しい。

 ここに本作の冒険がある。
 主人公はイケ面ながらも、かなりのヘタレ。
 このヘタレさは最期まで続くのだが、これがどうにもヤキモキしてしまう。
 本来なら、おバカでお色気担当の被害者要員も、アクティブ・シニアに変更だ。
 元気な老人たちの日帰りツアー参加客なのだ。

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 彼らが立ち寄ったロデオ・パーク。
 テーマパーク風にした観光牧場で、最大の見せ場はロデオ・ショー。
 それなりに楽しんだシニア一行だが、帰り際彼らの前に一人の女性が助けを求める。
 そこへ登場した黒ずくめのカウボーイ。
 彼は特殊な武器で女性を殺害した。
 目前で繰り広げられた惨劇に、パニクるシニア一行。
 なんとか逃げ出すものの、添乗員のサイモン君は置き去りに。
 サイモン君は、他にも捕らわれの身となった被害者たちと共謀して逃亡を図るのだが……。

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 いわゆるアメリカの田舎は、理不尽が一杯系のストーリー。
 動機なんて糞喰らえ。
 倫理の欠片も存在しない。
 そんなカントリー・ヘルが繰り広げられる。
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 被害者たちは家畜のように扱われ、様々なパターンで被害に。
 グロ度は比較的高めで、派手さが感じられる。
 テンポ速く、殺人鬼と被害者の追いかけっこ形態も飽きがこない工夫が見られる。
 殺人鬼は特殊な方法で筋力をアップし、被害者の首にロープを巻き付けてスィングなんて場面も。

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 当然シニアも被害に遭い、凄惨な末路を辿る者もある。
 一般人が鑑賞したら、当然けしからんなんてご意見も噴出しそう。
 これをシャレと捉えることができるか、できないか。
 できない人は、そもそもホラー観る必要ないんじゃないのと思うのだが、何故か鑑賞してしまうんだな。
 それで正義感振りかざしてしまう。
 虚構を楽しむものなのに、無理に現実に持ち込もうとする。
 でもね、シニア俳優さんの演技は生き生きとしているんだなぁ、これが。
 定年もどんどん延長されているのだから、シニア活躍の場が広がってもいいんじゃない。
 ホラーでもね。

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 エンドロールに流れる曲が素晴らしく、余韻に浸れます。
 意外にも爽快感が味わえて、Good Job! 

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2021年6月16日 (水)

本日の映画『ZOOMBIE2 ズ―ンビ2 ネクスト・レベル』

『ZOOMBIE2 ズ―ンビ2 ネクスト・レベル』

2019年 アメリカ 監督:グレン・ミラー

※本記事は、グロテスクな表現を含みます

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 まさかの続編が製作されていた。
 いや、アイデアは悪くないので、調理方法によっていくらでも続編製作可能なはずだ。
 ただ、前作同様に製作アサイラム、監督グレン・ミラー。
 大幅なチェンジは期待できないのである。
 ネクスト・レベルという副題に期待したが、ネクストではなく正反対ではないか。
 これは否定を表現したのではなく、本作と前作の関連に大きな誤解を生む可能性がある故だ。
 2作を続けて観れば、その理由が理解してもらえると思う。

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 今回は、密猟者グループが野生動物保護施設に侵入するところから。
 ミーアキャットに独自製法の麻酔薬を打つ悪い奴ら。
 その所業が、とんでもない事態を招いていく。

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 事態の収拾を図るため、密猟者も保護局員も協力。
 解決方法を見出すが、それはいくばくかのドラマを生む。
 前回、ストーリーの捻りがないと評したが、本作は少し練られていた。
 特にラストの繋げ方は、正当なる続編の存在感を示す。

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 CGもわずかにアップか。
 サイに踏みつけられる。
 ワニに呑み込まれる。
 カバに喰われる。
 貼りついたヤマアラシを剥がしたら、顔面ズルむけ。
 など。

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2021年6月13日 (日)

本日の映画『ZOOMBIE ズ―ンビ』

 『ZOOMBIE ズ―ンビ』
 2016年 アメリカ 監督:グレン・ミラー

 ※本記事は、グロテスクな表現を含みます

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 蒸し暑さが日増しにアップし、ついに半袖シャツ着用に踏み切る。
 ランニング・コースにアジサイの花をみつけ、我かたつむりの唄を口ずさむ。
 世間は梅雨を迎えようとしているが、すでにコロナ・ウイルスを迎え入れてしまった。
 五輪まで迎え入れて、気がつけば夏。
 未来に何が待っているのか、それは誰にも分からない。

 とりあえず、コロナ影響で仕事が倍増し、何故か賃金は減るという我が境遇に恨み節を。
 あ~ら、えッさッさ~ッ。
 『必殺 からくり人』山田五十鈴氏の掛け声をもって、日々を乗り切っている。
 優しさ頼りに生きてはきたが、優しさだけでは生きられぬ。
 早く来てくれ、からくり人。
 ウン、名文句だなぁ。

 

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 さて、本作。
 オープニングでアサイラム・プレゼンツが明らかにされると、即座に方向性が判明。
 スピルバーグの超有名作品を想起させるオープニングだ。
 でも、安い。
 チープさ滲み出ていて、さすがアサイラムと納得。

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 まずは舞台となる動物園の説明を。
 おそらく主人公と思われるエレン博士の祖父が企画。
 おそらくというのは、主人公にしては活躍薄く、キャラ描写が浅薄だから。
 祖父の夢を孫がようやく実現にこぎつけたのが、”エデン・ワイルドライフ・ズー”である。

 この動物園、並大抵のズ―ではない。
 なんと世界中の絶滅危惧種を集め、保護しようとしている。
 まもなく一般公開が予定され、実習生のトレーニングが開始された。

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 一方で、お猿さんに異変が生じていた。
 何かのウイルスか、お猿さん凶暴に変貌し、職員を襲う。
 お猿さん達、研究室を飛び出し、脅威は動物園全体に拡大。
 異変に気付いたエレンは、動物園を封鎖し対処に乗り出すのだが……。

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 ストーリーに捻りなく、ド直球な展開。
 アサイラムはテレビ用映画らしく、お色気シーンもなし。
 動物のゾンビ化を期待させるも、ビジュアル的な魅力に欠けている。
 どうせなら動物の腐敗感を出せれば良いのだが、そこまで手間はかけられない。

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 動物はCGで、合成度も70%ほど。
 重要キャラのゴリラも、ハラニシゴリラに近い。
 スケール感に乏しく、大パニックでなく小パニックといったところ。

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 それでも、ホラーを名乗るいくつかのお楽しみシーンは忘れない。
 お猿さんに両目をくり抜かれる女性。
 ゴリラの怪力で頭部圧縮される男性。
 「私に中に巣を……」意味深な言葉で訴える女性のドイヒーな状態。
 安いながらも、それなりのアイデア用意しています。

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 子役の少女、印象に残りますが、他作でも見た覚えが。
 ホラー界のマナちゃん!?
 コアラに襲われて、まぁ大変。
 あ~ら、えッさッさ~!

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